~漫~

うちにだってそれがあかん事やってくらい分かっとった。
今まで京太郎君が護ってくれていた一線を遥かに踏み越えるリスク溢れる行為なんやから。
それに理性は警鐘を鳴らし、今すぐやめろと告げとった。
けれど、それを理解していても、うちの手は止まらへん。
一ヶ月焦らされた身体はもううちの制御を緩やかに離れ、まるで痴女そのものの手つきで京太郎君へと迫っていた。

漫「ねぇ…♪京太郎君は…うちの事弄りとぉない…?」
京太郎「そ、それは…」

そう答える京太郎君の目には逡巡の色が浮かんでいた。
何だかんだ言って、京太郎君もうちとセックスするのを期待してくれとったんやろう。
その瞳に浮かぶ欲情はうちほどではなくとも強く、メラメラと燃え上がりつつあるのを感じた。
実際、その興奮の証である肉棒はさっきからうちの手にコツコツと当たるくらい大きくなってきとる。
まだ最高潮のモノには及ばへんけど、それでも京太郎君が興奮してくれるのをうちに教えてくれるくらいに。

漫「(ふふ…♪素直で可愛い子…♥)」

何時もならうちの事をアヘアヘにさせて、もう訳が分からんくらいに気持ち良くしてくれる逞しい逸物。
その素直で可愛らしい反応に、うちは思わず胸中でそう言葉を漏らし、笑みを浮かべる。
勿論、そんな事言うたら京太郎君が傷つくのは分かっとるし、口になんて出さへん。
けれど、心の中で思うのはどうやっても打ち消す事なんて出来ず、うちはそんな可愛い子にもっとご褒美をあげたくなってしまうんや。

漫「感じる…?うち…もうこんなにドキドキしとるんよ…♥」

瞬間、うちはそっと京太郎君のもう一つの手を取り、自分の胸へと導く。
ぶ厚めのパッドのお陰で分からへんけれど、そこはもう乳首が立って肌も敏感になり始めとった。
勿論、心臓の鼓動はもうドッキドキで、身体中に興奮の熱を送りつけとる。
さっき触れてたら収まるなんて言ったけど…正直、逆効果やったんやろう。
何せ、うちの興奮は収まるどころかドンドン強くなっているんやから。

漫「京太郎君に触って欲しくて…もう発情しとるん…♥」
京太郎「す、漫さん…まずいですって…!」

しかし、それを京太郎君に伝えても彼は理性的な立場を崩す事はあらへんかった。
その瞳は興奮に揺れとるけれど、未だ欲望には負けとらへんのやろう。
セックスの時も自分の興奮をコントロールし、ギリギリまでうちを追い立てる彼の自制心は多分、信じられへんほど強い。
けれど、それを持ってしても着実に興奮へと至りつつある京太郎君にうちはクスリと笑みを浮かべながら、さらに胸へと彼の手を押し付ける。

漫「それやったら…今すぐお風呂あがって…部屋に行く?」

勿論、そんなのは無理や。
何せ、京太郎君のチンポはただでさえ大きいのに、さらに勃起しはじめとるんやから。
もう緑色の水着をはちきれんばかりに押し上げているそれは支給された館内着で隠す事は出来ひんやろう。
部屋へと戻る間に膨れ上がった肉棒のシルエットを見て取られ、恥を掻いてしまうのは明白やった。

京太郎「それは…」
漫「即答出来ひんって事は…今の状況がええ言う事やね…」
京太郎「そ、そんな訳ないじゃないですか…!」

だからこそ、言葉を濁らせる京太郎君の意図をうちはわざと曲解する。
それに焦り混じりの声を向けながらも、京太郎君の腰は動かへん。
お湯の中でサワサワと動くうちの手を受け入れ、はぁはぁと吐息を漏らしている。
身体がお湯で温まったのとは違うその淫らなため息に、うちもまた興奮を掻き立てられ、お腹の奥がジュンと潤んだ。

漫「(実際…うちはどうしたいんやろうなぁ…)」

うちだってこのままセックスまで出来るなんて到底、思うとらへん。
流石に人前でそんなんするのは恥ずかしいし、何よりすぐさま係員に止められるやろう。
結果、二人で仲良くお縄…なんて笑い話にもならへん。
だからこそ、このまま進んでもうちが望むような展開にはならず、欲求不満が強くなるだけなのは目に見えとった。

漫「(でも…京太郎君が可愛くて仕方ないんやもん…♥)」

そう。
それでも先のない行為にうちが溺れるのは必死で自制しようとする京太郎君の姿が新鮮やからや。
普段、うちを冷徹に追い詰め、淫らなオネダリを山ほどさせる絶対的な支配者。
そんな彼の弱みにも似た今の姿にゾクゾクが止まらへん。
どうやらうちは責められるだけやなく責める方も案外、嫌いやないらしい。
そんな新しい発見に、胸中でクスリと笑みを浮かべながら、うちはゆっくりと撫でていた手を京太郎君の股間へと持っていく。

漫「でも…ここももう…キュンってしとるよ…♪」
京太郎「うあ…」

そう言ってうちが触れるのは京太郎君の金玉や。
何時もうちのお腹を一杯にするくらいに精液貯めこんでくれるそこを転がせば、京太郎君から喘ぎ声が漏れる。
普段は滅多に聞けへん艶っぽいその声にうちの胸はキュンと反応し、その場で彼を押し倒したくなった。
その衝動を何とか堪えながら、うちは出来るだけ優しく京太郎君の急所を弄ぶ。

漫「(格好良い上に可愛いとか…もう反則やって…ぇ♥)」

その度に喘ぎ声を漏らす京太郎君からはもう抵抗の声は出てこない。
急所をうちに握られている所為か、或いはもう諦めたのか。
京太郎君本人やないうちには分からへんけれど、そのどちらでもない気がする。
彼は今も虎視眈々と何かを狙い、機会を待っとるんやろう。
そして、そんな諦めない姿勢はうちの目に格好良く映り、そして時折、肩を震わす姿が可愛くて仕方がないんや。

漫「(だから…もっと…うちに可愛い顔見せて…♥)」

それにさらなる興奮を掻き立てられたうちは胸へと導いた京太郎君の手を動かす。
うちの胸に押し付けたまま円を描くようなそれは、京太郎君の手を使ってオナニーするのも同然なんやろう。
実際、水着の中で硬くしこった乳首が転がされ、ビリビリとした快感がうちの胸へと突き刺さとった。
けれど、それは決して強いものやなく、うちの肌を震わせる事もあらへん。
少なくとも、京太郎君に愛撫して貰えるそれとは比べ物にならず、うちの中に焦れったさが沸き上がってくる。

漫「ねぇ…♪京太郎君も…して…♥うちの事…気持ち良く…して…♥」

その焦れったさがうちにそんな自分勝手な言葉を紡がせた。
一人で勝手に興奮して、その上、愛撫まで強請るやなんて、もう痴女以外の何者でもあらへんやろう。
そうと理解しながらも…うちの衝動はもう止まらへん。
一ヶ月もの間、京太郎君に触れられる事もなかった身体は、彼から与えられる刺激に飢えとったんや。

漫「おっぱいでもオマンコでも…何処でもええから弄って…♥うちの身体…もう何処でも気持ち良くなるからぁ…♪」

その言葉は決して嘘やなかった。
身体を重ねた日数こそ少ないものの、濃厚な時間を過ごしたうちの身体はもう京太郎君に開発されまくっとるんやから。
京太郎君がうちの中で射精してくれた頃にはもう耳をペロペロされるだけでもイッてしまうくらい敏感になってしまっとる。
四肢や首筋など言わずもがなで、撫でられるだけでも安心感と快感で蕩けてしまいそうになるくらいや。
流石にそれほど敏感になっとる訳やないけれど、きっと京太郎君に飢えとる今のうちはすぐさまそうなってしまうやろう。

京太郎「…あぁ…もう…っ」
漫「ふぅんっ♪」

そんなうちに京太郎君は一つ諦めたんやろう。
呆れたように、けれど、興奮を滲ませてそう言いながら、彼の手はうちのおっぱいを鷲掴みにする。
ワイヤーレスの水着ごとぎゅっと包むようなそれに、うちの柔肉はビクンと反応して奥から甘い波を湧きあがらせた。
さっき自分で動かしていた時とは比べ物にならへんそれに、うちは思わず声をあげてその背筋を震わせてしまう。

京太郎「一度イッたら…もう触るのも触られるのもなしですよ…!」
漫「ぅん…分かっとる…ぅ♥」

言い聞かせるようなそれにうちは素直に頷いた。
うちだって今の状況が決して良いものじゃなく、また長続きせえへん事やというのも分かっとるんやから。
ここで下手に拒否して京太郎君を困らせるよりも後のセックスに期待した方が遥かにええはずや。
流石に一度イけば少しは痴女めいた仕草もなくなるやろうし、京太郎君のチンポが収まるのを待って動けば大丈夫。

漫「はぁ…ぅ…♪」

しかし、そう思ううちとは裏腹に、京太郎君の動きは焦れったいものやった。
勿論、それは彼が下手やからとか、この期に及んでうちの事を焦らしているとかそんな事はあらへん。
ただ、京太郎君の今の立ち位置がうちと肩を並べるようになっとるのが原因や。
右手をうちのおっぱいに包まれ、左手をおっぱいへと伸ばす今の彼の姿勢はかなり無茶のあるものやねんから。
そんな状態でいつも通りの愛撫を乞う方が間違いやろう。

漫「(そう分かっとるのに…もどかしい…よぉ♥)」

これが周囲に人がおらへんか、視界が遮らえる場所やったら向き合って思いっきりペッティング出来るんやろう。
しかし、何時、こっちに人の目が向くか分からへん以上、あんまり無茶な動きは出来ひん。
そもそもこうしておっぱいで腕を挟んどる姿は、後ろからだって丸わかりなんや。
かなりのバカップル全開のうちらの姿は周囲から注目を集めとるやろうし、これ以上、危ない橋は渡れへん。

漫「(でも…これだけやったら…ええやんな…♪)」
京太郎「あ…」

そう思ってうちが動かし始めたのは腕やなくて腰やった。
京太郎君の腕に股間を押し付けるようにユサユサを揺する。
それにお湯も反応してチャプチャプとゆるやかな音が鳴った。
プールの音がここまで入り込んでへんかったら、周りの誰かに気づかれてもおかしくないであろうその動き。
それにさらなるスリルを感じたうちの奥から熱い波が湧き出る。

漫「は…ぁ…♥これ…思ったより…ええ…かも…♥」

京太郎君の腕はそれなりに鍛えとる所為かゴツゴツしとって硬い。
そんな腕にオマンコを擦りつければ、水着の奥の粘膜が擦れて快感が湧き上がる。
敏感さの違いか、おっぱいのそれよりも数段強いその気持ち良さにうちの口は思わずそんな声を漏らしてしもうた。
瞬間、そんな自分に興奮したうちは興奮を強め、さらに敏感になってしまう。

漫「あかん…っ♪京太郎君でオナニーするの気持ちええ…っ♥癖に…なりそぉ…♪」

そうやって京太郎君の腕に擦りつける動きは紛れもなくオナニーや。
大事で愛しい恋人の身体を性具に使い、まったく顧みいひん独り善がりなんやろう。
けれど、その背徳感が今のうちの意識を追い詰め、そして気持ち良くしてくれる。
こんなのあかんって分かってるのに…止められへんくらいに。


漫「ゴツゴツがええ…の…ぉ…♪オマンコにグジュってクるぅ…♪」
京太郎「…う…」

そんな気持ち良さをストレートに京太郎君に囁けば、彼がブルリとその肩を震わせる。
抑えきれない興奮を表すようなその仕草にうちの胸の奥がキュンと反応した瞬間、京太郎君の腕にぐっと力が篭った。
まるでうちのおっぱいに指を埋めるようなその力強さに、肌がひりつくような痛みを訴える。
けれど、それ以上にうちのおっぱいが興奮で燃え上がり、奥の乳腺から快楽を走らせた。

漫「は…ぁ…♥京太郎君も…その気になったん…ぅ♪」
京太郎「このままじゃ見つかるリスクがあがるだけだって判断しただけですよ…」

うちの言葉につれない言葉を返しながらも、須賀君の吐息はさらに荒くなっとった。
何だかんだ言いつつもうちのオナニーに、うちの囁きに興奮してくれとるんやろう。
実際、その指先はどんどん嗜虐的になって、うちの柔肉を意地悪く弄んでくれとる。
ただ、うちを感じさせるだけが目的やったら、もっと上手いやり方が幾らでもあるはずや。
無理に腕を伸ばすような姿勢でさえなければ、京太郎君の技巧ならうちをイかせるのも難しくないんやから。

漫「(でも…そうじゃなくて…京太郎君はうちの胸を乱暴に揉みしだいてくれとる…♥)」

勿論、そうやって向き合うようになったら、幾らか不自然さも増すやろう。
けど、周囲の視線がうちらに向いていない今、それはただの不自然なカップル程度でしかあらへん。
うちが円形のジャグジー風呂の中心に背を向けたら、きっとうちがイくまでバレる事はないはずや。
それをセックスの度に冷徹にうちを責め立て、追い詰める京太郎君が分かっとらへんはずがない。
それでもそれをせえへんのは京太郎君に覚悟がないと言うよりは、それじゃ物足りひんからやろう。

漫「京太郎君も…根がスケベやからね…♥」
京太郎「そのスケベさをからかうようにして目覚めさせたのは誰だと思ってるんですか…」
漫「きゅん…っ♪」

そう言いながら、京太郎君の指先がキュッとうちの乳首を挟み込んだ。
指の関節部分で乳首が浮き上がらせる部分を正確に狙ったそれにうちの口から思わず嬌声が飛び出す。
パッドの奥で欲求不満に震えていた乳首にとって、パッドごと挟み込むそれはとても気持ち良く、ジリジリとした熱が湧き上がった。
胸の奥に染みこむようなその独特の熱にうちのおっぱいは微かに震える。

京太郎「言っときますけど…俺、結構、怒ってるんですからね」
漫「くぅぅ…♪」

そんなうちの胸を根本から揺らすように手を動かしながら、京太郎君は冷たくそう言った。
興奮とはまた違った冷たい熱を込めるようなそれは当然のものやろう。
京太郎君はいきなり真横で発情されて、一方的にリスクだけ背負わされとる被害者なんやから。
もし、こうやってペッティングしあっとるのが見つかった時に受ける屈辱を考えれば、そりゃ怒りたくもなるはずや。

京太郎「だから…今日は本気でお仕置きしますから」
漫「ふぁ…ぅ…ぅん…♪」

瞬間、うちの耳元でポソリと呟きながら、京太郎君は右腕を動かし始める。
今までうちに擦りつけられるだけであったそれはスルスルと上へとあがり、うちの股間をぐっと包み込んだ。
オマンコ周辺の盛り上がりごと押さえ込むようなそれはオナニーとはまったく違った快感をうちへと与え、吐息混じりの嬌声をあげる。
京太郎君でするオナニーも気持ち良いものやったけれど、今のコレは彼もまたその気になってくれていたが故のもの。
その陶酔とも幸福感とも言えへん感情に彩られた快楽にうちが声を漏らしてしまうんも当然の事やろう。


―― けれど、本当に凄いんはそれからやった。

漫「んくぅぅぅっ♪」

それにうちが声をあげたのもつかの間、彼の指はうちの股布を強引にずらして中へと入り込んでくる。
勿論、それが目指すのはもう愛液を漏らしていてもおかしくはないくらいに発情したうちのオマンコや。
興奮を抑えきれず、京太郎君にまで迷惑掛けとるうちのダメなメスマンコに彼の指が突き刺さった。
うちの指とは違う硬くて太いそれにうちは堪らず声をあげ、背筋をブルリと震わせてしまう。

漫「きょ…京太郎…く…んんっ♪」
京太郎「言ったでしょう?俺は…怒ってるんですよ」

震えながら彼の名前を呼ぶうちの言葉に京太郎君は取り合う様子を見せへんかった。
その目に冷たい興奮と怒りを混じらわせながら、突き放すようにそう言うだけ。
どうやらうちは調子に乗りすぎて、眠った獅子の尾を踏んづけてしまったらしい。
それに今更気づいて後悔を抱いたところで、どうにもならへん。
獅子はもう普段の穏やかな顔を脱ぎ捨て、うちに牙を剥いとるんやから。

京太郎「正直、失望しましたよ。発情するだけならまだしも襲うだなんてやりすぎです」

冷たく言い放つような彼の言葉には容赦なんてあらへんかった。
いや…そんなものあるはずなんてないんやろう。
だって、京太郎君は今、本気でうちに失望し、怒っとるんやから。
普段、うちを責めとる時よりもさらに冷たく、そして鋭いその視線からもそれははっきりと伝わってくる。

漫「あ…あぁ…っ♪ご、ごめ…ごめん…♪」
京太郎「謝罪なんて要りませんよ。俺の中で漫さんの評価はもう覆りませんから」

それに謝罪の言葉を返すうちの言葉すら京太郎君は取り合ってくれへん。
それどころか失望の色を強く浮かばせた冷たい言葉で、うちの事を切り捨てる。
その鋭さに嫌われる恐怖がうちの背筋を這い上がり、興奮で火照った身体を冷たくさせた。
今まで何だかんだ言って京太郎君が受け入れてくれていたが故に…まったく考慮しとらへんかったその恐怖。
命の危機にも近いそれに思わず泣きそうになるうちの前で京太郎君はゆっくりと唇を動かした。

京太郎「それに…ごめんって言いながら、漫さんの身体はさっきから動きっぱなしじゃないですか」
漫「それはぁ…♥」

情けないけど、京太郎君の言う通りやった
呆れるどころか失望までされてるって言うのに、うちの身体は京太郎君を求めるみたいに動いとる。
腕は京太郎君の手を強く押し付け、また腰も自分から指を飲み込もうとカクカクってしてしまうんや。
そんな自分を何とか言葉だけでも取り繕うとするけれど、それらしい言葉なんて出てこうへん。

京太郎「結局、漫さんは俺の事、肉バイブ程度にしか思ってないんですね」
漫「ち、違…違う……ぅ♪」

そっと肩を落としながら、自嘲混じりに呟く京太郎君の言葉。
それを否定する言葉はうちの本心やった。
確かに今のうちはまったく収まりつかへんケダモノみたいな状態やけど、それでも京太郎君が好きな事には変わらへん。
こうして彼を必要以上に求めてしまうんも、能力の影響というよりは京太郎君の事が好きって事の方が大きいやろう。

京太郎「違う?何が違うんですか?」
漫「ふきゅ…ぅ♪」

けれど、それを証明するものは今のうちにはない。
それを教えこむような鋭い言葉と共に京太郎君の指がうちの中を深く突き刺した。
その指の根元まで埋め込むような愛撫に、うちの身体はビクンと跳ねる。
それに合わせるようにして身体の内側に走る快感の波に、うちは胸の奥が疼くのを感じた。

京太郎「失望したって言ってるのに、漫さんの中は随分と情熱的に締め付けてくるんですね」
漫「あぁ…あぁ…ぁ…♪」

呆れを滲ませる冷たい言葉に、けれど、うちの身体は嫌というほど反応してしまう。
その硬い指先をキュンキュンと締め付けて、奥へ奥へと引きずりこもうとしとるんや。
それは勿論、うちの中に入ってきとるんが京太郎君の指やからって分かっとるからやろう。
でも、それが自分への言い訳に聞こえるくらい、今のうちの反応は貪欲で奥から熱い汁がこぼれだしてしまうんや。

京太郎「これ…奥から出てるのお湯じゃないですよね?どれだけ淫乱なんですか」
漫「や…や…ぁあ…♪」

勿論、普段からうちは京太郎君に淫乱だとかエッチだとか言われとる。
何時もはそれに頷いて、自分でも認める事が出来るんや。
でも、京太郎君がうちの事を嫌うかもしれへんって思ったら…そんな事は到底出来ひん。
今までうちがそれを気軽に受け入れられとったのは、そうやって淫乱な自分を京太郎君もまた悦んでくれとるっていう確証があったからなんやろう。

漫「(でも…今のうちにはそれがなくて…)」

いや、それどころか嫌われている一歩手前と言っても良いような状況。
さっきまで楽しいはずのデートだったものが一気に瓦解し、幸せが崩れていく感覚に心は怯え、どうすれば良いのか分からなくなる。
けれど、完全に発情した身体はそんなものおかまいなしに京太郎君を求め続けていた。
心と身体が乖離した自分の反応にうちの目が潤むけれど、京太郎君はまったく容赦してくれへん。

京太郎「こっちも随分と元気で…羨ましいくらいですよ」
漫「んあ…ぁっ♪♪」

嫌味のようにそう言いながら、京太郎君は手のひらでぐっとうちの恥丘を押し込む。
それに一番の抵抗を返すんは、勿論、うちのクリトリスや。
もうぷっくり膨れ上がった淫核は京太郎君の手でグリグリと押し込まれ、強い快感を脳へと伝える。
膣肉のそれと比べても劣らないその刺激にうちの腰はブルブルと震え、一気に身体が昂っていくのを感じた。

京太郎「まさか…もうイきそうなんですか?」
漫「やん…ぅ♪ちが…違う…ぅ…♥」

着実に昂ぶる身体は京太郎君にもその予兆を伝えたんやろう。
呆れるようなその言葉は、うちの変調を的確に言い当てるものやった。
それでもそうして否定したのは、イッてしまったら本当に京太郎君に嫌われるかもしれへんって思うたからや。
今更、遅いかもしれへんけれど…でも、これ以上、彼に失望されたくはない。
そう思って何とか身体を鎮めようとするけれど、うちを開発してくれたオスの手には敵わへんかった。


京太郎「でも、ここはそうは言ってないですよ」
漫「きゅぅ…ぅん…っ♥」

グチュリと言う音がお風呂の中から聞こえてきそうなくらいに潤んだ肉穴。
それをグリグリとかき回す動きにうちは背筋を跳ねさせてしまう。
ただでさえ、イキそうなうちの身体をさらに追い立てようとするその愛撫にうちの抵抗なんてまったくの無意味や。
完全に火が入った身体は快楽を貪欲に貪り、お腹の奥で本能がメラメラと燃え上がっとるんやから。

京太郎「さっきから俺の指に肉襞を抱きつかせるように締め付けてくるんですけど…これ漫さんがイく時の前兆ですよね?」
漫「ちゃうもん…っ♪うち…イかへん…っ♪まだ…イったりせえへん…から…ぁ♥」

それでも、そうやってうちは意地を張った言葉を京太郎君に返す。
勿論、うちはもう完全に我慢も砕かれ、イくのを先延ばしにするしか出来ひんような状態や。
そんな状態で何を言っても強がりにしかならへんのやろう。
しかし、そうと分かっていてもうちは意地を張るしかなかった。
それを止めてしまった時、京太郎君から嫌われるかもしれへんって思うたら、どれだけ辛くても意地を張るしかあらへん。

京太郎「へぇ…じゃあ…こことか弄られても…全然、大丈夫なんですよね?」
漫「ひゃあっぁぁあっ…っ♪♪」

瞬間、京太郎君はうちのお腹の側をグイッと押し込む。
丁度、京太郎君の指が届くそのザラザラとした部分は所謂、Gスポットって奴や。
女の性感帯の中でも飛び抜けて優秀なそれを京太郎君はグリグリと擦りあげる。
それだけでまるで凍えるようなゾクゾク感と、お腹の奥に突き刺さるような快楽がうちの身体を襲った。
その気持ち良さはさっきまでの比やなく…正直、叫び声をあげそうになる自分を律するのが精一杯や。

漫「あかん…っ♪そこあかん…よぉっ♪♪そこは…ぁ♥」

自然、その快楽はうちを急速に昂らせ、一気に絶頂へと近づけていく。
今にもオルガズムへのカウントダウンが始まりそうなその強烈な愛撫にうちの身体は逃れようとした。
けれど、うちをがっちりと掴んだ彼の手がそれを許さず、無慈悲に快楽だけが子宮へと注ぎ込まれていく。
乳首から、おっぱいから…そしてクリトリスとGスポットから。
無理矢理、イかされてしまうようなそれにうちの目尻から一粒の涙が零れた瞬間、お腹の奥がキュゥゥと収縮する。

漫「ダメ…ぇ♪もぉうちイく…っ♥京太郎君…ごめん…ごめん…ぅ…っ♪♪イく…っ♪イくイくイくイく…ぅぅぅぅぅ…っんっ♪♪」

もう自分すら誤魔化す事が出来ひん絶頂の予兆。
それに思わず押し殺した声をあげながら、うちのお腹は一気に弾けた。
瞬間、ドロリとした快楽が身体中へとへばりつき、そこに快楽を流しこんでいく。
思考もまた白く歪んでいくその気持ち良さにうちは悦ぶように全身を震わせて…イッてしもうた。

漫「(あかんのに…悦んだら…ダメやのに……ぃ♥)」

けれど、それは一ヶ月ぶりのマジイキなんや。
この一ヶ月もの間、ひたすら自分の指で慰め続けとったうちがようやく味わう本当の絶頂は…やっぱり凄かった。
京太郎君にべったりと汚して貰ったエロ下着を嗅ぎながら、オマンコ弄っとった時とは比べ物にならへん。
イッてもイッても寂しさだけが募るオナニーとは違って…今のうちには充足感すら感じられとるんやから。
まるで乾いた身体に水がしみ込むように、そのアクメはうちの身体を響かせ、満たしてくれた。

漫「ふあ…あぁ…ぁ…♪♪」

でも、それが気持ちよければ気持ち良いほど、うちは自分の情けなさに涙が溢れる。
だって、そんな風に悦んでしまったら、京太郎君に嫌われてしまうんやから。
衆人環視の元でも構わず、イッてしまう…馬鹿で淫乱なアホ女やって…軽蔑されてしまうやろう。
その恐ろしさにうちの心は確かに身震いしとるはずやのに…快感は収まらず、うちの目尻からまた涙を零させた。

漫「ごめん…京太郎君…うち…うちは…ぁ…♥」

未だ絶頂から帰ってこれへんうちの口が、それでも何とか嫌われたくないと口を開いた。
けれど、快感がジンジンと響く頭ではどう言い訳すれば良いのか分からず、うちの口から吐息だけが漏れる。
それに京太郎君が冷たい視線でうちを見下ろしながら、そっとオマンコからその指を抜いた。
その刺激だけで思わず嬌声を漏らしそうになったうちから、彼はそっと視線を背ける。

漫「お願い…ぃ♪何でも…何でもするから嫌わんといて…ぇ♥見捨てんといて…♪」

まるでもう用済みだと言うようなその仕草に…うちはもうなりふり構っていられへんかった。
声を荒上げる音はしなくても、身体全体で抱きつくようにしながら、そっと声を漏らす。
絶頂の所為か、それはとても弱々しく、また声も艶が強く残っとるものやった。
恐らく、そんなものではうちに失望した京太郎君の心には届かへんやろう。
しかし、それでも黙ってたら事態が好転する訳でもない。
そう感情が口にするままにうちは彼にしがみつき、懇願するように口を開いた。

漫「うち…京太郎君に見捨てられたら…生きてけへん…っ♥京太郎君に捨てられたらもう…あかんの…ぉ♥」

その言葉は決して大袈裟なものやない。
たった一ヶ月、触れ合いがなかっただけで、うちはもうこんなにエッチになっとるんやから。
それまで恋人らしいメールや電話のやり取りもしとるのに、ケダモノみたいに発情しとる自分。
そんなうちが京太郎君から完全に見放されてしまったら…きっともう生きていけへん。
こんな場所でも発情するくらいに開発された身体の疼きは京太郎君やないと収まらへんのやから。
生きていたとしてもきっと頭がおかしくなって、今の『上重漫』ではなくなくなっとるはずや。

漫「もう…もう絶対、こんな事せえへんから‥京太郎君に迷惑なんて掛けへんから…だから…ぁ…♥」
京太郎「…本当にそう誓えますね?」
漫「うん…っ♪うんっ♪絶対に…せえへん…っ♪約束するから…ぁ♪」

そこでようやく反応らしい反応を返してくれた京太郎君に、うちは何度も頷いた。
まるで幼い子どもがするようなそれも、致し方ないものやろう。
だって、うちにとってそれはようやく見えた希望の光も同然やねんから。
それを手放さへん為やったら必死にもなるし、幼児帰りだってする。
それで京太郎君が少しでもうちに情けを掛ける気になってくれるんやったら、寧ろ、うちは自分から子どもになる事やろう。

京太郎「じゃあ…ご褒美をあげないといけませんね」
漫「え…」

瞬間、京太郎君は抱きついたうちを抱き返してくれた。
ぎゅっと自分へと押し付けながら、立ち上がる彼に引っ張られるようにしてうちもまた風呂から立ち上がる。
瞬間、京太郎君はうちの身体を離し、代わりに腕をぎゅっと握りしめてくれた。
微かに痛みすら感じる力強いそれに、うちの胸がトクンと跳ねたのは、京太郎君もまたうちの事を求めてくれているんやとそう思えたからやろう。

漫「京太郎君…っ♥」

それにうっとりと彼の名前を呼ぶうちを京太郎君はグイグイと引っ張って進んでいく。
その先にあるのはパーデゾーンにある休憩エリアや。
そこの一番、端にある目立たない位置に置いてあったうちらの荷物を京太郎君はぐっと掴んだ。
何時もとは違う何処か焦ったようなそれは今も京太郎君のオチンポが腫れ上がったままやからやろう。
それに申し訳なく思った瞬間、京太郎君はうちにそっとタオルと桃色の館内着を差し出してくれた。

京太郎「それで身体拭いて…脱衣所の入り口で合流しましょう」

そう言う京太郎君の言葉にうちはそっと頷いた。
それを確認した彼はタオルで身体の水気を拭き取ってから館内着を乱暴に羽織る。
大型のそれを着こむのはエレベーターに降りた先で水着を脱げと係員に指示されるからやろう。
水色の男性用館内着は決して下まで覆い隠すほど大きなものやないけれど、それでも勃起してるのを誤魔化すくらいは出来るはずや。

京太郎「行きますよ」
漫「あっ…♥」

それが終わった途端、またうちの手を無造作に掴んでエレベーターまで引っ張る京太郎君。
けれど、うちは彼の目的が一体、何にあるんかなんてまったく分からへんかった。
さっきから言葉少なく、必要最低限の事しか言ってくれへんのやから。
今のうちに伝わっているのは後で合流してご褒美って事は多分、機嫌を治してくれたんやろうって事くらいや。
それ以外の事なんて殆ど分からず、うちは従順に京太郎君の後ろを着いていった。

京太郎「じゃ…また後で」
漫「…うん…♪」

そんな彼と別れるのは八階からはロッカールームにつながっとる直通エレベーター以外では降りられへんからや。
それを寂しく思いながらも、ここで我儘なんて言えへん。
何せ、館内着の上からでも微かに分かるくらいに京太郎君は勃起していて…そして、それに気づいた人も何人かいるみたいやねんから。
パーデゾーンからエレベーターまででの短い距離でもすれ違ったその人たちの軽蔑の視線や笑い声は明らかに京太郎君へと向けられとった。
それらは全部、うちが我慢出来ひんかった所為であり、本来なら被らんで良かった恥辱や。
幾らか冷静さを取り戻した心がそれに押しつぶされそうな申し訳なさを感じながら、うちはエレベーターを待ち続ける。

漫「(早く…早く…っ)」

そう思いながらも中々、エレベーターは来ない。
ここと脱衣所を前後するだけのはずやのに、中々、到着音が鳴らへんのや。
勿論、普段であれば、その程度の遅れくらいは気にならへんのやろう。
けれど、京太郎君に酷い恥辱を味あわせているうちにとって数秒の遅れは数分に思えるくらいやった。

―― ガラッ

漫「…っ!」

そんなうちの前でようやく開いたエレベーターの扉。
それに滑りこむように入りながら、うちは急いで扉を閉めるボタンを押した。
その操作に従ってゆっくり閉まっていく扉を見ながら、うちは大きく深呼吸する。
ここから先は係員の監視をすり抜けへんかったらあかんし、あまり焦ってはいられへん。
そう思いながらもジワジワと染みこむような焦燥感は消えず、うちの肌をチリチリと焦がす。

漫「(…良かった…)」

そんなうちにとって僥倖やったんはエレベーターが到着した瞬間、そこに係員がおらへんかった事やろう。
それに一つ安堵して足を踏み出したうちの前に、ロッカーの側にある箱を弄っている店員の姿が見えた。
どうやら丁度、入れ替えの時期に降りてこられたみたい。
それに胸中で安堵の溜息を漏らしながら、うちはロッカールームから駆け出し、階段を降りる。

漫「(確か男性用のロッカールームは…!)」

女性と男性で入浴するエリアが違うスパワールドはロッカールームも階で別れている。
お陰で合流するのが少し面倒な造りが今は少しだけ恨めしい。
けれど、それを言葉にする時間すらうちには惜しく、急いでその足を動かして… ――

漫「あっ…」

瞬間、うちの足がズルリと滑る。
プールからろくに拭いていなかった足は普段のものより滑りやすかったんや。
それをまったく考慮しておらんかったうちの身体は残り数段を頭から落ちる事になる。
妙に遅くなった世界でそれを認識したうちがぎゅっと目をつむった瞬間、身体が硬いものに抱きとめられるのを感じた。

京太郎「あんまり急ぐと危ないですよ」
漫「あ…っ♥♥」

それがついさっき別れた京太郎君やと認識した瞬間、うちの胸がドロリと蕩ける。
まるで漫画か何かのように絶妙なタイミングで助けに来てくれた彼は…うちの一番好きな人やねんから。
その胸板に抱きとめられた身体が一気に燃え上がり、うちはもう本当に我慢出来ひんようになってしまう。

京太郎「漫さん、こっちに」
漫「え…?」

その感覚にぎゅっと京太郎君の館内着を握りしめたうちに気づいてくれたんやろう。
うちがお礼を言うよりも先に、彼はそっとうちの手をとってエスコートしてくれる。
そのまま京太郎君が入ったのは施設内に2つある多目的トイレやった。
所謂、車椅子の人とかを対象に作られとるその中に、彼はスルリと滑りこむ。
そんな京太郎君の背中を追うのに少しだけ躊躇が浮かぶけど、迷惑ばっかり掛けとるうちに拒否権なんてない。
丁度、今は周りに人もおらへんし、迷ってないですぐに飛び込むべきやろう。

漫「(まぁ…しかし…結構広いもんやな…)」

車椅子と介助する人が一緒に入れるようになっとるからやろうか。
うちが足を踏み入れたそのトイレは二畳か三畳くらいのスペースがあった。
今までうちが利用してきたトイレとはまったく違ったそれは少しだけ新鮮に思える。
けれど、芳香剤の独特の匂いと白い洋式便所が否応なくここがトイレである事を感じさせた。
それに妙な興奮と背徳感を感じながら、うちは後ろ手でトイレの鍵を締め、京太郎君の元へと近寄った。