~数年前~
春「トリックオアトリート」
「え?あぁ、そう言えば今日はハロウィンだっけ。はい、お菓子」
春「…」もくもく
ーーーーー
春「トリックオアトリート」
「はいはい、ちょっと待ってね…はい、貰い物だけどおいしいクッキーよ?」
春「…」さくさく
ーーーーー
春「トリックオアトリ」「こらぁ!霧島の巫女たるお前が西洋にかぶれるとは一体何事だ!こっちゃこい!」
春「え、でもあれ」
小蒔「とりっくおあとりーと、です!」
「あらあら、ちょっと待ってくださいね姫様」
小蒔「はい!」
「…ひ、姫様は別だ!良いから説教だ!」
春「解せぬ」ズルズル
~~
春「このような悲しい事件を経て、私は妖怪黒糖置いてけになってしまった…」ポリポリ
京太郎「ごめん。心底くだらない」
春「どうして解ってくれないの?」ポリポリ
京太郎「いや普通解らねえよ!?そんなことが原因で『黒糖置いてけ。
さもなくば首置いてけ』なんていわれるとか思わないもの!」
春「でも京はちゃんと黒糖買ってくれた。これはいわば運命」ポリポリ
京太郎「お前、それがさんざん服の裾引っ張りながら黒糖黒糖
さもなければ首って耳のそばで脅してきたやつの言うセリフか?」
春「私は過去を省みない派だから」ポリポリ
京太郎「少しは省みようね?俺捨て身で黒糖ねだる巫女なんて聞いたことないよ?」
春「時代を先取り」ポリポリ
京太郎「してねえよ!そんな時代来てたまるか!」
春「そんなつれないことを言いつつも相手をしてくれる京が好き」ポリポリ
京太郎「なっ…!?」
春「まぁ黒糖の方が好きだけど」ポリポリ
京太郎「おまえなぁーーーー!!!」
…
小蒔「あのお二人、仲良いですねぇ」ホワホワ
霞「あらあら」
カンッ
最終更新:2013年11月02日 19:20