続・我慢対決


    久「それで、どうしようか…?実は龍門淵からもらった服がまだあるのよねぇ」

    憧「しず達にこれ以上恥をかかせたくないので……」

    菫「まあ、もったいない気もするが…せっかくこうして来てるわけだから麻雀の練習でもして
      それで終わりでいいんじゃないか?」


    三馬鹿「ちょっと待ったぁぁぁーーー!!」


    三保護者「 !? 」


    優希「ぶ~~~ちょ~~お~~~~…それはないじぇ」

    淡「私たちにあんな醜態をさらさせておいて自分らは麻雀?そんなんじゃ甘いよ!」

    穏乃「まだ服ってあるんでしょ?きっと憧が好きそうなのもあるって!
       暴走して恥ずかしい事しちゃったけど、お医者さんの服着た京太郎なんて良いものがみれたし
       私そこまで悪い気はしてないよ!
       だから憧も京太郎にかっこいい服着てもらおうよ!

       さっき話したら『まあ…部長達ならそこまで暴走しないだろうしいいよ』って言ってくれたから!」



    久「この子らのくせにあらかじめ退路を断ってから話を持ちかけてくるなんて…!」

    淡「ふんっ!あれよあれ!先んじて人を制すればすなわち先んじる!」

    穏乃「え、違うよ先んじてすなわちすれば人を制するだよ」

    優希「お前ら『部屋には行って』のときみたいな馬鹿をさらすんじゃないじぇ!
       先んじて人はすなわち先んずればずっと先んじる!」

    二馬鹿「あー、そっかー」

    憧「……」

    菫「……」



    てなわけでエクストラステージが始まる

    挑戦者 4番  弘世菫


    菫「今更退くわけにもいかない、私が最初に行こう」

    淡「恥かけスミレww」

    菫「おや、こんなところに打根が…」

    淡「申し訳ありませんでした弘世部長」



    別室


    久「あぁ~こんなことなら早めに麻雀練習の準備しておくんだった~…」

    優希「その準備をするはずの男がいまコスプレしてるからどっちみち詰んでたんだじぇ」

    憧「そろそろ入ってくるね」

    穏乃「どんな格好してくるのかなー」

    淡「くひひひwwwニヤニヤが止まんねーwwwww」


    ドスッ


    淡「ひぃっ!天井の排気口から打根が私のすぐ横に落ちてきた!?」

    憧「すごい…はじめてみました……弘世菫のシャープシュート…」

    久「…の、ニューバージョンってやつ……わけじゃないわね」

    憧「!……これはまたハイカラな言葉を」 

    穏乃「(な、なんだろう…この二人が言ってる事……漫画か何かのネタなのかな?)」

    優希「(刃牙ネタだって知ってるけどあえて乗らないじぇ…)」

    淡「あんたたちツッコむところがおかしくない!?」

    菫「(ど、どんな格好だろうか…私の趣味嗜好についての情報源は恐らく淡がだろうが、
       アイツがそこまで私の好みについて熟知しているとは思えないから、そこまで心配は…)」


    ガチャっ


    京太郎「あっ、弘世さん?」

    菫「…!!! す、須賀君!?///」


    淡「スミレwwwwww顔真っ赤wwwwwww」

    久「和服とはまた分かりやすいわね」

    穏乃「あっ、腰に刀差してる!かっこいいな!」

    憧「げっ、本当だ…何考えてるの」

    優希「髪の色以外は幕末の侍って感じだじぇ…」



    京太郎「へへっ、こういう服にもあこがれてたんですよねぇ!
        和装って背が高いと逆に似合わないらしいですけど…どうですか?」

    菫「!…//////////」


    京太郎「あっ、ちょっと顔背けないでくださいよ…ひどいな
        なんか侍っぽいのをひとつ言ってみたくなるな

          お前にも迷惑をかけたな…
          この仕事が終われば楽な暮らしもさせてやれるだろう…」

    菫「!!?」



    淡「出た小芝居、落とせ落とせー♪」

    久「須賀君って役者の才能あるのかしらね」



    京太郎「息災を祈っていてくれ…すみれ」

    菫「!!!   
      
      はい、お前様…///」


    淡「ノったwwww草不可避wwwwwwww」

    憧「夫婦設定かー」

    穏乃「いいなー」

    優希「いいなー」



    京太郎「(案外ノリがいいのかなこの人…もうちょいキャラを掘り下げてみるか)
        
          直に生まれてくるそのお腹の子のためにも、な…」

    菫「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



    淡「なんだか急に笑えなくなったわー凄い笑えないわー」

    穏乃「うんそうだねー」

    優希「笑えないなー」

    憧「ちょーっとやりすぎじゃないかなー」

    久「なーんか違うんじゃないかしらねー」



    京太郎「では…行ってくる」

    菫「お前様!お待ちくださいまし!(ガシッ)」

    京太郎「おわっ…!」

    菫「今からでも遅くはありません!やはり恩田様に申し上げて断ってくださいまし!」

    京太郎「(お…恩田って誰?)」


    憧「松代藩の家老の名前ね…ていうか長野に合わせて家老の名前が出てくるって相当ね…」

    淡「スミレは時代劇とか大好きだしねー
      ていうかーナチュラルに抱きついているんですけどーもういいんじゃないかなー」

    優希「右におなーじ」

    穏乃「おなーじ」

    久「ちょっとこの小芝居面白くなってるけど…まあ彼女がヒートアップしないうちに…ん?」


    京太郎「ちょっ、ちょっと…菫さん!まずいですよ!」

    菫「はぁはぁ…暴れないでくださいまし暴れないでくださいまし…

      すでに身重の体といえど今生の別れになるやもしれぬ夫婦なれば
      今一度、枕を共にしましょう…!!」

    京太郎「アドリブなのに役に入りこみすぎィ!?
        マジでやばいですって!脱がせないで!ちょっと!ねえ聞いてる!?
        だ、誰かー!!」



    敗者インタビュー


    菫「言い訳はしない、私は暴走して須賀君に迷惑をかけた」

    菫「だがひとつだけ聞かせてほしい」

    菫「夫婦が性交をすることは間違ったことか?」

    菫「ごく自然なことではないか」

    菫「しかし向こうが乗り気ではないのに強引に体を求めたのは謝る」


    淡「いや謝るのはそこじゃねーだろがよ」
      


    挑戦者  第五番  新子憧


    憧「次鋒、新子憧いきます」

    久「グオゴゴゴ!」

    憧「ギャアー」

    三馬鹿「…?」

    菫「…行かないのか?」

    憧「///……行ってきます」

    久「…///」

    穏乃「ねえねえ、何の話だったの?うちの次鋒って宥さんなのに何で憧なの?」

    二馬鹿「うーん…」

    久「…さあ、監視監視!」


    憧「(だ、大丈夫よ憧…いくら須賀君でも私は男に抱きついたりとかそんなこと頼まれたって出来ないし…!
       ましてやキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキス
     すすすすすすすすすす須賀君とキスなんてキスキスキスキスキス…!)」


    優希「始まる前から顔真っ赤なんですけど、それは」

    穏乃「うー頑張れ憧ー…」


    憧「(キスキスキスキスキスキスキスキスキスキス…須賀君とキスキスキスキスキスキスキスキスキス
       キスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキス…)」

    がちゃっ

    京太郎「憧、待たせたな」

    憧「キスッ!?」

    京太郎「キス?」

    憧「あ…いや、その……あ…それ…」


    菫「ロングコートか、これも大人の男っぽくて似合うな
      マフラーをネクタイ代わりに巻いているのもお洒落でいいじゃないか」

    淡「スミレ…普通に座ってるけどさっきの事恥ずかしいとか思ってないの?」

    菫「? 夫婦の営みがそんなにおかしいことかな?
      それに淡、お前は人のこと言えないだろ」

    淡「ぐぬぬ…ツッコミどころがたくさんあるのにツッコめない…!」

    久「SHER○OCKのベネディクト・カンバー○ッチの服ね、須賀君身長高いからよく映えるなー」

    穏乃「憧、最近このドラマ観てたから…服装のなかにちょうど同じものがあったし、
       京太郎が着たら喜ぶかなと思ったんだけど」

    優希「結構効いてるみたいだじぇ」


    憧「あ、あ、あうあうあう…//////」

    京太郎「これ外国のミステリードラマの主人公の服だって?
        推理物って観た事ないなー
        スーパー○チュラルとかは観た事あるけどさ」

    憧「あうあうあうあうぅぅ…/////////」

    京太郎「で…どう?似合う?」

    憧「(似合いすぎ!似合いすぎだって!すごっ…!ちょっやばっ…超かっこいいんだけど!
       スーツ着てた時もそうだったけど須賀君に大人の格好させたら駄目だってばぁぁ!
       歩く破壊兵器になっちゃうぅぅ!私の心も破壊されちゃうぅぅぅぅ!!

       ああんもうっ、そうやって自然にモデル歩きとかしないでぇぇぇぇ!!
       
       らめぇぇぇ!!治っちゃう!!男性恐怖症が治っちゃうのおおおおおおおおおお!!!)」

    京太郎「おいおい、感想ぐらい言ってくれよ……な?(ウィンク)」


    五人「あっ」


    憧「   」



    インタビュー

    憧「天国を見た」

    憧「信じていなかったけど本当にあったんだって分かった」

    憧「須賀君……京太郎の片目がパチリと閉じたのが合図」

    憧「私の魂は極楽へ上っていったの」

    憧「つまり京太郎は天使」

    憧「これ真理だから、テストに出るから」


    穏乃「あ、憧ぉぉ…すごい鼻血出してたけど、本当に大丈夫…?」

    菫「今回は我慢をする前に意識が飛んだということで勝ちでも負けでもないな」

    久「気絶…!その手があったのか!」

    優希「いや認めないじぇ」



    挑戦者 ラスト  竹井久


    久「呼ォォォォォォッッ……」

    菫「お、丹田呼吸法か、集中にはもってこいだ」

    優希「部長、刃牙的なツッコミ待ちならそろそろ行ったほうがいいじぇ」

    久「ぶー、ノリが悪いわねぇ…まあいいわ
      キョウタロニスト検定 二級の実力を見せてあげるから」

    憧「検定まであるんだ…」

    穏乃「それどこで受けられるの!」

    優希「これ受付用紙、住所と名前を書いたら後日問題を送るじぇ、解答用紙はうちの部宛てに」←準一級

    淡「受けないほうがいいよあんなの!」←最初から一級問題に挑戦するも不合格、級なし

    久「さてさて何がくるのかしらねー♪
      龍門淵からコスプレ衣装を受け取ったのは私なんだから、全部に目を通してるに決まってるじゃない
      既に脳内では須賀君に着せて、シャドーコスプレさせた上にシャドーデートまでしてるわよ
      
      つまり死角なし、絶対に負けない!」


    淡「なにそれずっこい!」

    菫「だが、今回のこの企画立案は彼女だ
      それぐらいはしていて当たり前だろう」

    憧「(シャドーデートが当たり前なの…?)」

    穏乃「うぅ~…なんだかくやしいよそれ」

    優希「ふふん、それぐらい想定内だじぇ…」


    がちゃっ

    京太郎「失礼しまーす」

    久「はーい須賀君かもーん……………」

    京太郎「……あぁ、これですか?
        優希のやつが『コス衣装はもうないから私服で行け』って言うもんですから、まあ仕方なくですね…」


    憧「五分袖ジャケットにシャツとジーンズ…ザ・男の子って服装ね…///」

    菫「都会ではよく見る服装でも須賀君が着ると
      仕事を抜け出してやってきたファッションモデルにしか見えないな…///」

    穏乃「てててていうか、その…胸板…///」

    淡「あわー…///」

    優希「ふふふ、やっぱり京太郎は私服も最高だじぇっ♪ ///」

    久「(シャシャシャシャシャシャシャシャツがぴったりで…すがすがすがすが須賀くんの…
       むむむむむむむむむむ胸胸胸胸板がぁ……!!!
       あああああ腕!腕の血管も強調されちゃって…!!
       五分袖の前腕ってこんなにセクシーだったの!?

       これはすんんんんごい破壊力よぉぉぉ…こんなん考慮しとらんよ…!!
       まさか普通の服でここまで色気が出るなんて私はまだまだ須賀京太郎をナメていた…!?)」

    京太郎「これならもっとかっこいいの着てくればよかったなぁ…」

    久「(もっと!?もっとかっこいいの!?あるの!!?そんなものが!!!
       
       んんっ…やばい……そんな想像を超えたものなんてシャドーコスプレでどうにかなるものじゃ…!!!)

    京太郎「せっかく部長に見せるんだから…ちゃんと気合のはいった服を」

    久「(……………

       待って、待ってよ……?

       そもそも、何を我慢することあるのかしら

       こんな服着て誘ってるのは須賀くんのほうよ 
      
       じゃあそれに応えてあげるのがいい女ってものじゃない
     
       そうよ、もちろんそうよ
      
       私はいい女かそうでないかと聞かれたらもちろん…)」


    久「す~が~くんっ♪」

    京太郎「ぶっ、部長…?なにを…!」

    久「んん~~~♪すりすり~♪

      ずっと、ずーっと前からこうしたかったの~~~♪

      須賀君の胸に飛び込んで思いっきりスリスリしたかったの~~~♪

      もう負けでいいわ私の負けよ、須賀くんには適わない

      こんなの我慢しているほうが馬鹿だったのよ♪

      もうすぐ邪魔が入るからそれまでスリスリさせて~♪

      んふふ~~♪すがくぅ~ん♪ふふ~♪」


    バンッッッ

    五人「 <○> <○> 」



    敗者インタビュー

    久「ついやっちゃったぜ、てへっ」

    久「いいじゃない別に・私の部員よ? 抱きつくぐらい当然の権利よ」

    久「本人の体使ってシちゃう誰かさんよりずっと健全じゃないの」

    久「え? 自分で企画しておいて最後のあの開き直り具合が腹立つって?」

    久「へーんだ、うるさーいばーかばーか!」

    久「みんないい須賀君に着て欲しいもの着てもらってそれなりにいい思いもしたんだからいいじゃないの!」

    久「ていうか、私の時だけ私服なんてコスプレですらないじゃない!だから最初から無効!」

    久「あんな胸板見せられて黙ってたら女じゃないわよ!」

    久「咲(検定一級)なら見ただけで出産ものよ!」

    久「久さんは悪くない悪くないわーるーくーなーいー!」

    久「じゃあ、こうしましょ」

    久「これからも定期的に須賀君にコスプレしてもらうってことで」

    久「あと、今回のコスの写真もみんな配るってことで……納得?」

    久「…うん、みんな話が分かる子で助かるわ」

    久「ふふ、これからが楽しみね・♪」


    カンッ