京太郎「へっくし!…ぅぅ寒っ」ブルブル
宥「急に冷え込んじゃったね」プルプルプル
京太郎「暖房欲しいけど、運び込むのが寒そうだ」
宥「部室に毛布あったっけ?」
京太郎「無いんじゃないですかね。ソファーとかありませんし」
宥「そだった…………はぁ…ハァ……ッ」
宥「――クチュッ!……ふぅあ…」ガタガタ
京太郎「かなりキツそうですけど、良かったら俺の上着羽織ります?無いよりかはマシですよ?」
宥「良いの京太郎くん?」
京太郎「冷え症は辛いって聞いたことあるんで遠慮しないで、どーぞ」
宥「わぁー」ニパッ
宥「ちょっぴりあったかーい」ホクホク
京太郎「なんか、指先まで隠れてるから袖が手袋ですね」
宥「なんだかコート来てるみたいだね~」
京太郎「そりゃ良かったっス………ヘっくし!!」
京太郎「ぅへ……ぇ…」ブルブル
宥「わわ!どーしよー京太郎くん大丈夫?」
京太郎「ま、まあ…。帰ったら風呂入るなりしますんでお構いなく」
宥「う~………」
宥「―あ!しばらく動かないでね?」モゾモゾモゾ
京太郎「はい?ってちょ宥先輩っ?!」
宥「こーしてこーして……っと」クルクル
宥「はい完成したよ」キュッ
京太郎「あ、ありがとうございます…」
宥「私のマフラーってちょっと大きめのだから並ぶと二人なら巻けるんだ」
京太郎「そーッスね。身長差あるからどうしてもギリギリになっちゃってますけど」
宥「じゃあもーっとくっついちゃうね?」ピトッ
京太郎「宥先輩っ!?近過ぎじゃないですか?」アセアセ
宥「えへへっ。だって京太郎あったかいんだもん」
宥「それにこれなら京太郎くんもあったかいでしょ?」ニコッ
京太郎「そうです……けど!」
カンッ!
最終更新:2013年11月01日 23:17