http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1341225918/

    照「……」クカー


    菫「……照」


    照「……」スピー


    菫「おい!」


    照「……」zzz


    菫「」ハァ


    淡「てる爆睡だねー」


    誠子「よだれで机がベチャベチャです……」


    尭深「」ズズズ


    淡「たかみー先輩、照のよだれ美味しい?」


    尭深「ご、誤解されるようなこと言わないで!」


    誠子「尭深がズズズとやったのはもちろんお茶です」


    菫「くだらないこと言ってないで、早くうちの魔王を起こすのを手伝え!」


    淡「別に、こんなミーティングしなくても私達の最強は揺るがないってばー。寝かせといてあげようよー」


    菫「淡、驕るはよくないぞ」


    淡「えー、私達は王者なんだよ! わざわざ余計なことしなくてもどっしり構えてればいいじゃん!」


    菫「調子にのるな!」めっ


    淡「でーもー」


    菫「」ハァ


    菫「それじゃあ、淡が照に勝てたら考えてやる」


    淡「え、本当?」


    菫「あぁ、だからさっさと照を起こしてこい」


    淡「はーい!」


    誠子「あいつは馬鹿だなー」


    尭深「うん」コク




    淡「照ー」ガシ


    照「……」zzz


    淡「起きろー!」ブンブン


    照「……」ユラユラ


    淡「勝負するぞー!」ブンブン


    照「zzz」グラグラ


    淡「起きてったらー」ブンブン


    照「zzz」ポロッ




    淡「んー、起きろーってあれ? なんか落ちた」


    菫「照の生徒手帳だな」ヒョイ


    誠子「胸ポケットに入ってたのが落っこちてしまったんですね」


    菫「そのようだな、よし淡! 照を起こしてくれー」


    淡「」ジー


    尭深「」ジー


    菫「……どうした?」


    淡「気になるの」


    尭深「……おなじく」


    菫「……一応聞くが何がだ?」


    淡い「てるの生徒手帳の中身に決まってるじゃん!」


    尭深「うん」


    菫「そうか、なら照を起こして中身を見せてくれと頼み込めばいい」


    淡「それじゃ意味ないって! てるが気付いていない時に見るのが楽しいんじゃん!」


    菫「淡、お前ナチュラルにクズだよな」


    淡「えー、こんなに可愛いのにー?」


    菫「お前が可愛いかどうかなんて今は関係ないだろ」ハァ


    淡「可愛いは正義だよ」ドヤッ


    菫「淡、お前可愛くないから」


    尭深「うん」


    誠子「そうですね」


    淡「え、酷くない……(真顔)」


    菫「冗談だ」


    尭深・誠子「うん」


    淡「だよねー、私ってすっごく可愛いし! 声も斎藤千和さんだし! もう、向かうところ敵なし状態じゃん。いやー先輩たちの目が腐ってんのかと思って心配したよ! あーびっくりしたー」


    菫・尭深・誠子(……この後輩可愛くない)ピキピキ


    菫「あーもう可愛いのは分かったから、さっさと照を起こそう」


    尭深「……それはダメ」


    菫「おいおい頭が残念な畜生後輩である淡はともかく、尭深お前までそんなことを言うなよ」


    淡「ん?」


    尭深「悪いことだということは理解している」


    淡「ねぇねぇ、今菫先輩が酷いこと言ったようなー」


    菫「そんなことはないぞ、こんなことを聞き間違えるなんてお前は可愛いなー(棒)」


    淡「えへへそうかなー?」


    菫「そうだぞー(棒)」


    淡「そうですよねー、菫先輩が可愛い私に酷いこと言うはずないよねー。ごめんね勘違いだったよ! 可愛い私に免じて許してにゃん」ニコニコ


    菫「まったく、淡はあわてんぼさんだなー(棒)」


    淡「違います! 菫先輩。淡天使さんですよー!」ニコニコ


    菫「これは一本取られてしまったなー(棒)」


    菫・淡「アハハハ」


    誠子「菫先輩の笑顔が引きつってる……」


    尭深「目も死んでる……」


    菫「本題に戻るぞ」


    淡「はーい!」ニコニコ


    尭深・誠子(部長ってたいへんだなー)


    菫「尭深はなんで照の生徒手帳が気になるんだ?」


    淡「だーかーらー」


    菫「あ、ごめん淡。お前には聞いてないんだ」


    淡「(´・ω・`)」


    誠子「よしよし」ナデナデ


    尭深「……最近、照先輩が生徒手帳をよく眺めてるから、気になって……」


    菫「言われてみれば……、そうかもしれない……」


    誠子「今までもちょくちょく眺めてることは目にしましたけど、最近になって急に目にする機会が増えましたね」


    尭深「……そう、付け加えて言うなら照先輩は生徒手帳を眺めた後、いつも物憂げな表情を顔に浮かべて溜息を吐く」


    菫「なんだよその反応は……、それではまるで」


    淡「恋だね! てるは恋しちゃってるんだね!」


    誠子「うわ! 急に大声出すなよ、びっくりするだろー」


    淡「大声もだすよ! だって照に好きな人ができたんだよ!」


    菫「まだ確定したわけじゃないだろ」


    淡「いーや、確定だね! 生徒手帳を見た後のてるは完全にメスの顔をしてたし!」


    菫「メスの顔って……、他に言いようがあるだろ」


    淡「えー、例えばー?」


    菫「……こ、恋する乙女とか」


    淡「そうですねー」


    菫「雑!?」



    尭深「……照先輩が恋をしてるかどうかを確認するためにも中身を確認するべき」


    誠子「普通にアイドルグループとかの写真とかかもよ?」


    菫「いや、それはない」


    誠子「え、なんでですか?」


    菫「……照は普通じゃないから」


    誠子「……そうでしたね」


    淡「テレビとか見れるのかな? てるの技術的にー」


    尭深「……微妙なライン」


    淡「よーし、じゃあ拝見しましょうかねー」ヒョイ


    菫「い、いや待て! 仮に照に好きな人がいたとして勝手に中身を見てしまうのはやっぱりいけないだろ!」


    淡「菫先輩も気になるでしょ? てるの好きな人」


    菫「そ、それはそうだが、しかし……」


    淡「はぁ、菫先輩は頭が固いなー」


    菫「う、うぐ……。頭がゆるゆるよりはいい……はずだ」


    淡「菫先輩考えても見てくださいよー。好きな人ならまだしも、てるに彼氏ができたって可能性もあるんですよー!」


    菫「女子力を戦闘力と勘違いしているあいつに彼氏なんて出来るわけないだろう!」


    誠子「森ガールをご飯を大盛りで食べる女の子と勘違いした挙句、ついに私の時代が来た……、とドヤ顔で言ってる女性ですしね」


    尭深「……照先輩は世間知らずなところがあるから」


    淡「そうだよたかみー先輩! てるが世間知らずなことをいい事に、質の悪い男が巧みな口車で手篭めにしちゃったのかもしれないじゃん! これは早急に対処が必要だよ菫先輩」


    菫「確かにあいつは中身が残念だが顔はいいからな……」


    淡「私ほどじゃないけどねー」


    菫「な、なんか急に心配になってきたぞ……」


    誠子「確かに、てる先輩お菓子を出されたらホイホイついて行きそうですし……」


    尭深「」ウンウン


    菫「だが人様のものを勝手に見るのはやはり……」


    淡「大丈夫だって! 安心してください!」


    淡「可愛い私の可愛い好奇心がやったことです!って言えば、照もきっと私のかわいさに免じて許してくれますよー」


    菫「そうか……わかった。照への謝罪は頼んだぞ淡」


    淡「まかせなさーい」フンス


    尭深・誠子(馬鹿だなー)


    淡「それじゃあ早速中身を確認しよー!」


    誠子「おー」


    尭深「……おー」


    菫「……」


    淡「」ジー


    誠子「」ジー


    尭深「」ジー


    菫「……お、おー」


    淡「よし!」


    菫「……い、今の必要か?」


    誠子「ハ、ハハハ」


    尭深「……うん」


    淡「こういうのって大体一番後ろに……」


    菫「どうだー?」


    淡「あった! って……なんじゃこりゃあ!?」


    菫「どれ、私たちにも見せてみろ」ヒョイ


    菫「これは……」


    誠子「子供ですね……」


    尭深「……かわいい」


    菫「小学生くらいか、かわいらしいじゃないか」


    誠子「照先輩はこの写真を眺めていたんですね」


    菫「そういうことになるな、子供好きとは照のやつ可愛いところもあるじゃないか」フフフ


    誠子「そうですね」フフフ


    淡「」ヒソヒソ


    尭深「」ヒソヒソ


    淡・尭深「」コクリ


    菫「お前らはコソコソ何を話している」


    淡「い、いやー、ちょっと」


    菫「なんだ言えない内容なのか」


    淡「そのー、何て言うか、私としては予想外の事態で……」


    尭深「……菫先輩達にも事情を話すべき」


    淡「で、でもそしたら、てるが!」


    尭深「……どの道、私達だけでは解決できない」


    淡「そうだけど……」


    菫「なんのことか知らんがさっさと話せ、目の前でそんな風に話されると気分も悪い」


    尭深「……写真の子は照先輩の想い人なんです」


    菫「何を言っているんだ……、写っていたのは小学生だぞ?」


    尭深「……はい、……でも確かな事なんです」


    淡「……うん」


    菫「……つまりお前たちは照がこの小学生に恋していると言いたいのか?」


    尭深「……そういうことに……なります」


    菫「なぜそう言い切れるんだ?」


    淡「……私達、生徒手帳のこと照に聞いたことがあるんだ」


    誠子「どういうこと?」


    淡「照が最近生徒手帳を眺めてるのが気になって、理由を聞いてみたんだよ」


    尭深「そしたら照先輩が満面の笑みで……、好きな人の写真を見てるのって……」


    菫「……冗談だろ」


    尭深「……事実です」


    誠子「それって……」


    淡「……うん」


    菫「て、てるが……ショタコンだというのか!?」


    淡・尭深・誠子「」ズーン


    菫「……なんとか言ってくれ」


    誠子「そ、そうだ! 好きな人は好きな人でも、恋愛的な好きじゃなくて、犬や猫などの小動物を可愛いと思う意味での好きだったんじゃないすか!」


    菫「そ、そうだ! そうに違いない! 普通に考えればそうだろ。私としたことが冷静さを失ってしまっていた……」


    淡「そうだったらよかったのにねー(遠い目)」


    尭深「……ねー(遠い目)」


    菫「なんだよ! もうこれが結論でいいだろ!?」


    淡「てるはねー、その子とどうなりたいの? って聞いたんだよ」


    菫「なんでそんなこと聞いたんだよお前はー!!」


    淡「しょうがないでしょ! ショタっ子とか普通思わないしさ! 女子だもん! 聞くよそりゃあ!」


    誠子「菫先輩、落ち着いてください! まだ答えは出てないです! 二人の反応見てればなんとなく分かりますけど! まだ試合は終了してません!」


    菫「いーや、もう終わってるね! 残り10秒で20点差だね! こいつらの反応を見る限り、結婚したいとか言ったとしか思えないだろ!」


    淡「すごーい菫先輩ニアピンですよ! ニアピン! 実際の正解は『性的な関係を経て、ゆくゆくは結婚したい』でしたー」


    尭深「……おしい」


    菫「おしいじゃないよ! 全然嬉しくないよ! しかも照のやつなんで『性的な関係を経て』って前置きしてんだよ! いらないだろ!?」


    尭深「……私たちに言われても困ります」


    淡「でも大事なことですよ?」


    菫「そうだけどさあ!!」


    誠子「す、菫先輩捉え用によってはまだ性的な関係は持ってないと、とれますし一旦落ち着きましょう!」


    菫「あ、あぁ……、そうだなすまん亦野……、言われてみては照がまだ超えちゃいけないラインを超えていない確かな証拠になり得る情報なのかもしれない」


    淡「性的な関係より前のステップは済ましている可能性があr 菫「ない!」」


    尭深「でも 菫「ない!」」


    淡「だけど 菫「ないから!!」」


    尭深「普通先に 菫「ないんだ!!!」」


    菫「……ないんだよ(震え声)」


    淡・尭深「……はい」


    誠子(……心なしか菫先輩が一気に老けたような気がする)


    菫「」フゥ


    菫「皆、今日見たことを忘れよう」


    淡・尭深・誠子「!?」


    菫「なかったことにしよう」


    淡「え、でも……」


    尭深「……本当にそれでいいんですか」


    菫「あぁ」


    誠子「でもそれじゃあ、何も解決しませんよ」


    菫「そうだな」


    淡「てるの目を覚ましてあげなくていいの?」


    菫「いいんだよ」


    淡「でも、それは友人として……」


    菫「無責任か?」


    淡「……うん、そう思う……」


    菫「淡、照は大丈夫だ」


    淡「……でもさぁ」


    菫「照が写真の子にひどいことをすると思うか?」


    淡「何言ってんの? そんな事する訳ないじゃん!」


    菫「そうだ、照は絶対にそんな事をしない」


    淡「……」


    菫「話すタイミングが見つからくて今まで黙っていたが、私も照に生徒手帳の中身を尋ねてみたことがあるんだ」


    誠子「そうなんですか?」


    菫「うん。そしたらあいつは顔を緩ませて言ったよ『私の宝物ー』ってな。もちろん中身は見せてもらえなかったがな」


    菫「あんな無邪気な笑みを浮かべるあいつは初めて見たよ」


    菫「まぁ、私が何を言いたいかというとだな……。私は照を応援するよ」


    淡「……本当に?」


    菫「陰ながらだけどな」


    誠子「す、菫先輩?」


    菫「なんだ?」


    誠子「い、いえなんていうか、そのー……」


    菫「意外か、私がこのような結論を出したことが?」


    誠子「う、はい……正直……」


    尭深「……絶対反対してやめさせると思いました」


    菫「あいつが間違えそうになったら止めるさ」


    誠子「間違えそうになったらって……、それってどうやって判断するんですか」


    菫「そんなものは知らん」


    淡「急に無責任!?」


    菫「まぁ、手が後ろに回るようなことをするとは思えんし、それに」


    淡「それに?」


    菫「それに、宮永照って女は決して間違えない、それが世間一般で間違った恋であってもだ!」


    菫「違うか?」ニコ


    尭深「……違わないです」ニコ


    誠子「……そういえばそうでしたね」ニコ


    淡「……最初から結論出てたじゃん、 私ったら何真面目に考えてたんだろー」ニコニコ


    菫「私は宮永照の恋を応援する」


    誠子「もちろん私も!」


    尭深「……同じく」


    淡「こんなに可愛い私が応援してあげるんだよ! もう縁結びなんか目じゃないくらい御利益ありまくりじゃない!」


    菫「ふふふ、そうだな!」


    菫「だから私たちは何も気にせずいつも通り過ごしてればいいんだよ」


    淡・尭深・誠子「」コクリ


    菫「よーし、分かったら返事だ!」ニヤリ


    淡・尭深・照・誠子「はーい」


    菫「うむ、よろしい!」


    淡「……」


    尭深「……」


    誠子「……」


    菫「……」


    菫・淡・誠子・尭深「……ん?」


    照「私のことをそんなに考えてくれていたなんて……」ジーン


    菫「……照」


    照「なに?」ニコニコ


    菫「……お前いつから起きてた」


    照「ついさっき」


    菫「そうか……」


    照「うん」


    菫「……」


    照「……」


    菫「照あの 照「嬉しかった」」


    菫「え?」


    照「みんなが私の恋を応援してくれて、私とっても嬉しい」


    淡「て、てるあのね」


    照「勝手に私の生徒手帳を見たのには腹が立ったけど、それ以上に私嬉しいの……」


    尭深「……て、照先輩、私達はそういうんじゃなくて」


    照「いいの……、恥ずかしくて皆に打ち明けられなかった私の殻をぶち破ってくれたみんなに感謝してる位だから」


    誠子「ち、違うんです。照先輩私達は」


    照「いいの。言わないでも分かるから、皆が私の恋を応援してくれるんだよね」ニコ


    照「ありがとう」ペコリ


    照「みんなが友達で本当に良かった」ニコ


    菫「……」


    淡「……」


    尭深「……」


    誠子「……」


    菫・淡・尭深・誠子(……どうしよう)ズーン


    菫(犯罪の片棒を担ぐなんて私は嫌だぞ!)ヒソヒソ


    誠子(私だって嫌ですよ!)ヒソヒソ


    尭深(……こういうのは後輩の仕事)ヒソヒソ


    淡(ちょっとちょっとちょっとー、何それ! それを言うなら言い出しっぺの法則で菫先輩がやるべきじゃないんですかー)ヒソヒソ


    照「早速、作戦会議……?」


    菫「え?」


    淡「あの、そのーこれは……」


    照「……違うの」ウルウル


    菫「そ、そうだ! 作戦会議だ! な! 淡?」


    淡「は、はい! その通りです! ですよねたかみー先輩!」


    尭深「……そ、そう……だね……誠子?」


    誠子「う、うん! やだなー! 作戦会議に決まってるじゃないですかー!」


    照「」グスッ


    菫「て、照どうした!?」


    照「こんな、グスッ、いい仲間を持って、ヒグッ、私は幸せだなって」エグエグ


    照「みんな、グスッ、私と京ちゃんのこと、グスッ、よろしくお願いします」ペコリ



    菫・淡・尭深・誠子(どうすんだよ……本当……)ズーン


    おわり