目と目で通じ合うかどうか試す京ちゃん VS 清澄レギュラー



京太郎「アイコンタクト…仲の良い者同士なら目で合図すれば分かる

    それが本当かどうかこの須賀京太郎が検証しようというのだよ!」

京太郎「手始めに咲から検証していこう、付き合いも長いから通じてくれなきゃ逆に…泣く」


検証その1  咲

昼休み

食堂内


京太郎(レディースランチを頼むように目で知らせてみるか…)

咲「京ちゃん、注文とってくるけれど何がいいの?」

京太郎(検証開始!)


京太郎、頬杖をついて咲を見つめる

咲(…? これは…目を見て察しろってことかな? もう、口で言えばいいのに
  それにそんなに見つめられたら……

  ……えへ)

京太郎(レディースランチレディースランチレディースランチレディースランチランチランチランチ…!)


咲(もうっ、あんなに真剣に見つめちゃって……///

  はぁ、京ちゃんって睫毛長いなぁ
  綺麗な顔してるなぁ………)


京太郎(ランチランチランチランチランチランチレディースランチランチレディースランチ…あれ、これなんか歌作れそう)

咲(クラスの子達も『須賀君に見つめられたい』とか『朝のあいさつのときに笑顔で手を振られたらドキドキする』とか
  色々話してるの聞こえるんだよね……

  その気持ち分かるもん、私はここ数年ずっとそれでドキドキしっぱなしなんだから…)

京太郎(ランチランチレディースランチ ランチランチレディースランチ……俺に作曲の才能はないのがわかった
    そろそろ変化つけるか…

    今ッッッ )


<京太郎、ウィンクする>


咲(  ! ! ! ?  )

京太郎( レディースランチッッッ )


咲(!!! ぶほぁっ! ごぽぉっ!
  い、今のは…おぅふ

  きッ………効いたぁぁ~~~!

  え?てかウィ、ウィンク!? 漢字で書くと秋波!? 人の名前みたい!
  も、も、もしかしてお昼の注文をとってほしいんじゃなくって…これ……

      誘ってる!!

  あわ、あわわわわ…もとい、さき、さききききき…
  間違いない!これ咲ちゃんワンチャンあるよ!うん!
  と、いうかこんな事で注文がどうのって考えるほうがおかしかったんだよ!

  そうだよ、これきっと『お昼なんかよりもお前をいただきたいなぁ』ってサインでしょ!

  よ、よ、よーしよしよしよしよしよしよしよしよしよし…

  へ、返事をしないと…『オッケー☆うふふ』って!)



京太郎(なんか咲の表情が色々変化して面白いことになってるけど…こりゃあきっと伝わってないな
    はあ、京ちゃんがっかり)

京太郎「なあ咲…」


咲「ヴぉっ、ヴォルケイノ!ウポポ!」

京太郎「何語!?」


京太郎「結局駄目だったか…咲はあれからなんかウポポとしかしゃべらなくなったし

    でもこれであきらめてたら男が廃らぁ!

    次いってみよう!」


検証その2 久


廊下


京太郎(咲のときは時間をかけすぎたのがいけなかったのかもしれん、逆にな

    最初からウィンクで合図してれば気づいていたはずが、俺が妙に考えさせる時間を作ったのが失敗なんだと思う

    じゃあ、ちょっと勘のいい人で試すか

    おっと、廊下の向こうから来られるのは我らが学生議会長兼麻雀部部長兼、
    百合SSでのクズ度がパないと噂の竹井部長じゃあないか 

    これは丁度いいすれ違い様ににパチクリやって『今日は部活いけません』って合図しよう)


久「あら、須賀君じゃない、やっはろ~」」

京太郎「……」

久「これやっぱり流行ってないのかしらね~、というか先輩が挨拶してるんだから返事を…」

京太郎( 今ッッッ )


<京太郎ウィンク>


久(へっ?…!! 

  い、今のって…!あわ、あわわわ…もとい、ひさ、ひさささささ…!

  ……ハッ、そ、そうかこういうことね!

  『大丈夫、俺は部長のことわかっていますよ…
   フランクな挨拶したのは少しでも気を引きたかったでんしょう?

   ふふ、可愛いところあるじゃないですか…
   どれ今夜はそういう可愛いところもっと見させてもらいますよ…部長
   いや…久

   お前の家まで迎えに行ってやるからな』)


京太郎(あ、あれ?部長とまちゃったぞ?)「あの~…」

久「待ってるからね須賀君…いえ、京太郎」

京太郎「はい?」


京太郎「多分…あれは通じたんだろうな
    『一年坊主がァ!部活サボタージュなんざ認めっかよぉ!来い!』って事か
    なじょして名前呼びになったのか分からないけどこれは成功ということで…
    やはり時間をかけないのがいいなっと、よし次は…」


検証その3 優希&まこ


部室


京太郎「二人の場合ならどうか、合図をして同じ反応が見られたら成功だな

    そんなわけでタコス女と染谷先輩で試そう

    ……決して和を避けたんじゃあないんだ
    ……ほぼ間違いなく冷たい反応が返ってくるのが想像できたからじゃあないんだ…

    たまたま!たまたまあの二人がいただけなんだ…」


まこ「おう京太郎!お前さんが持ち込んだこの刃牙ってのもなかなか面白いのう」
優希「なあなあ京太郎ー28巻はどこだじぇー?」
まこ「それ部長が昨日読んでおったんじゃがのう」

京太郎(あの人がそのまま持ち帰ったからここにはないんだが…伝わるかな?

       今ッッッ  )

<京ちゃんウィンク>


まこ( !? )
優希( !? )

ビリビリィッ


まこ&優希(きゃあッ!!)


まこ(い…いま服が破かれたような幻覚を…)
優希(こ、これってもしかして勇次郎が江珠を見初めたときのシーン!?)

まこ(ということは京太郎のやつ…わしらに)
優希(俺の子を生めッッ…と?)

まこ(あわ、あわわわわ…もとい、まこ、まこここここ…!)
優希(あわ、わわわわわ…もとい、タコ、タココココス…!)


京太郎「お、お~い?…染谷先輩?優希?」

まこ&優希「ウォ、ウォーケン!ウポポ!」

京太郎「餓狼伝のチョイ役かよ!そんでまたウポポかよ!」


検証その4 和


廊下


京太郎「モニターの前のみんな?↑の字はなんて読むのかな~?

    わ? うーん、違うんだな
    かず? 男の名前じゃないんだなー
    ホー? まあ、麻雀漫画だし多少はね
    やわら? 武道マニアだってはっきりわかんだね

    そう、のどかだ」

京太郎「あー…いや好きなんだよ? うん、仲間だしさ
    でもさ、あの子ちょっとさ、俺に冷たい感じするんだよねー

    これ検証するまでもないんじゃないかなー………

    いや、検証しなくちゃ(使命感)

    そんなわけで掃除で遅れるらしい和が来る前に
    ちょっとトイレで髪でも整えて検証に臨もうと思う」

和「あっ、須賀君」

京太郎「会っちゃったよ」

和「? まあちょうどよかったので少しお話をしたいのですが、よろしいですか?」

京太郎「応…」

和「この前ドビュッシーのCDを貸していただいたお礼にこちらもCDをお貸ししたいのですが、リクエストはありますか?」

京太郎(よーし…今日の和は友好的だ、これならイケる! だったらイケるぜッッ
    リクエストは……サティでもラヴェルでもフォーレでもセヴラックでも何でもいい!

    ……ようし、今ッッッ )


<京ウィンク> Jウィングみたいね


和「…」

京太郎「……(完全に無反応…)」


和(数学…それは日常の中にある

  天気予報、
  時間を決める、
  お金のやりとり…

  数学は単なる方程式ではない
  ロジックであり、理性的な思考

  数学を使えば、どんな謎も解決できる


  つまり数学的に考えればこれは須賀君が私を嫁に貰いたいという答えが出ますね

  そもそもドビュッシーを貸すということ、これは和でドビュってしたいというメッセージなのは明らか

  全く須賀君の考えることは浅はかですね、どうしようもない人です
  私と結婚したいなら婚姻届貰ってきてサインをすればいいだけじゃないですか   

  回りくどいくせに考えが浅くて、伝えたいこともはっきり伝えられない情けない人…

  こんなしょうがない男性、咲さんには任せられません
  きっと将来的にも私以外拾う人なんていないでしょうね)

和「はぁ、本当に世話の焼ける人です」

京太郎(あ、あっれれぇ~おっかしいぞー?CDの話だったのにあきれられたぞぉ~?なんだか変テコだねおじさん)

和「ドビュッシーよりもシャブリエのほうが伝わりやすかったですよ?」

京太郎(なんかダメ出しくらった!)

和「もう、まったく…先に部室行ってますね」

京太郎「アッ、ハイ」


検証を終えて


須賀宅


京太郎「あれは…シャブリエを貸してくれるってことなの…かな?
    結果からすると、五分五分な成績になったな

    やっぱり言いたい事は直接口で言わないとね!」


京太郎の携帯(ブウウ――――――ンンン――――――ンンンン……………)

着信 120件
メール 550件


京太郎「……携帯電話の場合はそこそこにね!」


カンッ