京太郎「すいません遅れま……って誰もいない?」
明華「おやぁ? 京太郎くんじゃないですか、どうしましたか?」
京太郎「あっ、明華さん。あのもしかして今日って部活休みなんですか?」
明華「ええ、連絡が行っていたと思うのですが?」
京太郎「来てないですね……それより休みなら明華さんはなんで部室に?」
明華「少々静かなところで本を読みたかったので」
京太郎「そうですか、部活がないなら俺はこれで……」
明華「あっ、待って下さい。よければお話していきませんか?」
京太郎「でも本読んでたんじゃないんですか?」
明華「すこし目が疲れてきたので、お茶くらいは用意しますから、ね?」
京太郎「じゃあ少しだけお話しましょうかね」
明華「ふふっ、それじゃあすぐに用意しますね……」
明華「お待たせしました、コーヒーでよかったですか?」
京太郎「ええ、それじゃあいただきます……熱っ!」
明華「ふふっ、慌てずゆっくり飲んでください」ニコニコ
京太郎「へーっ、フランスではそんなことが」
明華「ええ、よければ今度の里帰りに一緒に来ますか?」
京太郎「いやぁお金が……ふぁあぁっ……」
明華「おや? 大きなあくびですね」
京太郎「すいません…なんかさっきからすごい眠くて……」
明華「ふふっ…ならひざまくらでもしてあげましょうか?」
京太郎「お願いしていいですか?」
明華「ええ、どうぞ?」ポンポン
京太郎「それじゃあ失礼します……」
京太郎(うおぉおっ! 明華さんのおもちが目の前に!)
明華「じゃあぐっすり眠れるように子守唄でも歌ってあげましょう…」
京太郎(いえいえ、このおもちを1秒でも長く…でも……眠い…なんでこんなに……)
明華「~~♪~~~♪♪」
京太郎(駄目だ…目を開けてられない……)
明華「~♪~~♪♪~♪~~♪」
京太郎(意識も……とお…く……)
京太郎「スヤー……」
明華「ようやく寝ましたか…薬が足りなかったかとひやひやしましたよ?」
京太郎「グ-グー」
明華「ふふっ…かわいい寝顔ですね……みんなはこの顔なんて知らないんでしょうね……」
京太郎「スヤァ…」
明華(そう、京太郎くんに休みの連絡をしなかったのは私です)
明華(京太郎くんを誰もいない部室に連れ込み睡眠薬で眠らせる……)
明華「あとは既成事実を作れば私の勝利です!」ヌギヌギ…
明華「強引な手段にでてごめんなさいね? みんなに勝つためですから…お詫びに気持ちよくしてあげます」
京太郎「スースー……」
明華「他人のベルト外すのって難しいですね……」ガチャガチャ…
京太郎「ンッ……」ボロッ
明華「あらら…かわいい顔してここは立派なんですね……」ツンツン
京太郎「ムニャムニャ…」
明華「それじゃあいただきます♪」
カン!
最終更新:2013年10月14日 16:07