―― 俺の家族はどうやら本当の家族ではなかったらしい。

それを教えられた時はショックだった
そんな事まったく考えていなかった俺にとってそれは今までの人生全てを否定されたにも近しいものだったのだから
しかも親父が普通のサラリーマンだったのに豊かだったのは、俺を育てる為の養育費が振り込まれていたからだと聞いたのだから尚更だ
今まで仲良くしてきた家族の像が一気に崩れていく感覚に、俺は制止する両親を振りきって部屋へと閉じこもったのである

―― そんな俺を連れだしたのは両親でも咲でもなく…姉たちだった

俺と同じように『実験』と称して、様々な家庭へと預けられた彼女たち
まったく同じ境遇で…血の繋がった彼女たちの必死の言葉に俺はようやく部屋から出る気力を得る事が出来た
それはまぁ…朧気ながら彼女たちと遊んだ記憶が俺の中にあったという事も無関係ではないのだろう
混濁した記憶の底にある彼女たちはとても優しく、そして暖かい人たちだったのだから
俺を騙していた両親ではなく彼女たちの手を取ろうと思ったのもそれほどおかしな事ではないのかもしれない

京太郎「(…ま、今から考えればどうでも良い事なんだろう)」

大事なのは今、俺が両親の元で暮らしてはおらず、姉たちと一緒に暮らしているという事
そしてその姉たちが…案外、手の掛かる人たちという事で… ――

健夜「京ちゃぁぁんっ」

京太郎「うわ…っ!」

京太郎「…ちょ…すこねぇ…今、料理してる最中だから抱きついたら危ないって」

健夜「だって、またこーこちゃんが…こーこちゃんがぁ…」スリスリ

京太郎「あー…はいはい。後でちゃんと話聞いてあげるから」

この人はすこねぇ
今をときめくグランドマスター・小鍛治健夜と言えば知る人も多いだろう
今こそ活動的にランク戦をやってはいないが一時期は世界ランク二位にまで上り詰めたマジモンの有名人である
だが、そんな立派な異名とは違い、家庭でのすこねぇは意外なほど甘えん坊だ
特に仲の良い友人兼イジリ役兼同僚に虐められる度にこうして抱きついてくる
…まぁ、そうじゃなかった日は今まで一日もなかった訳だけどさ

健夜「…本当?」

京太郎「本当本当。だから、ほら、離れてくれないと…」

靖子「…何をやっているんですか?小鍛治プロ」

京太郎「あ…靖子ねぇ…」

今、ダイニングに入ってきてすこねぇを睨んでいるのは靖子ねぇだ
プロの中でもまくりの女王と言われ、現役で活躍している
性格はうちの中では比較的常識人で、姉としては頼れる人だ
ただ…少しばかり難点があって…

靖子「京太郎は今、私のかつ丼を作ってくれている真っ最中なのだけれど?」ゴゴゴッ

健夜「ぅ…いや…その…」サッ

このカツ丼好きだ
一日三食かつ丼だけで良いと豪語するその嗜好には食卓を預かる身としては色々と考えざるを得ない
お陰で何とか野菜を多く取れるようにどうかつ丼を作るかを一時本気で悩んでいたくらいだ
まぁ、それを除けばストッパー役としてとても重要な役割を果たしてくれるので俺としては大層、有難い姉である


靖子「…はぁ…またそんな風に京太郎を盾にして…恥ずかしいと思わないの?」ジトー

健夜「だ…だって…靖子ちゃんがイジメる…」

靖子「イジメません。良いからほら、こっち来て…そこにいると邪魔でしょ」ズルズル

健夜「いやぁぁっ京ちゃぁぁん!」ズルズル

京太郎「はいはい。後で美味しいご飯持っていきますから」

健夜「…晩酌もしてくれる?」

京太郎「まぁワイン一本分くらいなら付き合うよ」

健夜「…えへへ。じゃあ、おつまみもね、此の前の生ハムの奴…」

靖子「調子に乗らないの」ペシッ

健夜「あいたぁっ!」

靖子ねぇにこんな感じにされているけど、すこねぇは芯の強いしっかりした人だ
こうして俺達全員を集めたのもすこねぇだし、最初に俺のところへと来てくれたのもすこねぇなんだから
今の俺の生活があるのもすこねぇのお陰だ
まぁ…もっとも…普段はこうやって家の中で立場も弱いからしっかりしたところを見せてもらえないんだけどさ
でも、ここぞとした時には一番強いのはやっぱりすこねぇだと思う

靖子「ほら、行きますよ。…でも、京太郎、カツ丼を出来るだけ早く…」カァ

京太郎「あぁ。分かった」

靖子ねぇは常識人だ
だから、こうして高校生の俺に料理を押し付けている事を申し訳なく思っているし、催促するなんて恥ずかしいと思ってる
でも、カツ丼の魅力には抗えないらしく、たまにこうして催促する時には顔を赤く染めるのだ
そんな靖子ねぇが可愛いと思うんだけれど、靖子ねぇは可愛いと言われるのが苦手ならしい
そうはっきりと言葉にするとさらに顔を真っ赤にして子どものように首を左右に振るうだけになるんだから

京太郎「(ま、そんな靖子ねぇもとても可愛いと思うんだけどさ)」

そんな状態でさらに可愛いと言い続けると顔を真っ赤にして部屋に逃げ帰ってしまう
そうなったらもう手がつけられない
根が頑固な靖子ねぇは一日でも2日でも拗ね続ける
これを解消する為には誠心誠意を込めたカツ丼がなければどうにもならない
まぁ、その後にお仕置きと称して靖子ねぇの部屋で三日間はだき枕にされるのは内心、ご褒美だと思ってる
モデルみたいな細身に見えて意外と抱き心地良いからなぁ…靖子ねぇ

京太郎「(んじゃ…これを盛りつけて…っと)」

全員分の料理が出来上がったのを確認しながら、俺はそっとエプロンを外した
靖子ねぇのかつ丼も上手く出来上がったし、今日の出来は俺としては満足である
俺の料理をとても美味しそうに食べてくれる姉たちがいるんだから尚更だ

はやり「…あれ?もう外しちゃうの?」

京太郎「って…はやり姉ちゃん」

そんな事を考える俺に声をかけてきた若々しい女性ははやり姉ちゃんだ
姉たちの中で ―― 一人の例外を除いて ―― 若々しいその顔は俺と同年代に見えるくらいである
でも、実際は俺どころか全員と比べても一番の年長で… ――


はやり「京たん?」ニコー

京太郎「は、はい!ごめんなさい!!」

…うん、まぁ、とても若々しい人だ
顔立ちもそうだし、格好もそう
俺が子どもの頃から牌のお姉さんとして現役で活躍してるんだから当然と言えば当然なんだろうけどさ
ただ…そうやって子どもと接する事が多い所為か、こう色々と困る事もあって… ――

はやり「じゃあ、お詫びにこれを着てくれる?」スッ

京太郎「うっ…」

そう言って俺に差し出されたのはフリフリの一杯ついたメイド服だった
女の子だってそんな可愛らしい服が着れる人数は限られているだろう
…少なくともそんなもの男が着るようなもんじゃない
だが、それを差し出すはやり姉ちゃんはそうは思っていないらしく…

はやり「これで一緒に写真とってサイトにアップするね!」

京太郎「お願いですからマジで止めて下さい…」

そう
こうして事ある毎に俺の写真を撮ってネットにアップしようとする
それだけならまだしもこうして隙を見ては女装させようとするのだから質が悪い
しかも、文句言おうとしても「弟との愛の記録だよー♥」の一点張りだし…

はやり「はやりはね、やっぱり京たんの可愛さをもっと全世界にアピールするべきだと思うの!」キリッ

京太郎「止めて下さい(社会的に)死んでしまいます」

はやり「えー…じゃあ、私がこっそり使うだけ使うだけだから…!」

京太郎「一体、何に使うって言うんですか…」

はやり「き、京たんのエッチ…っ」カァァ

京太郎「なんで!?」

何に使うのかと聞けばこうやってはぐらかされる
まぁ、別に写真くらいは良いけれどさ
…既にはやり姉ちゃんの部屋は俺の写真で一杯だし
今更一枚や二枚増えたところでどうって事ないだろう
…でも、仮にもアイドル路線で売ってるのに自分の部屋に男の写真が一杯っていうのはどうなんだろうか…

靖子「京太郎ー?」

京太郎「あ、ごめん!今、行くから!」

…ま、そんな事一々考えているよりもまずは俺の料理を待ってくれている人たちの事だな
はやり姉ちゃんはなんか頬を膨らませてるけど…

京太郎「…じゃ、はやり姉ちゃん、料理運ぶの手伝ってくれる?」

はやり「っ!うんっ♪」


こうして何か一つお願いすればそれだけで機嫌が治るし
ある意味、困ったところも多いけれど、根は素直で優しいし、それ以上に良い人だ
惜しむらくは…この年齢で彼氏の一人もいないって事なんだけどさ
そろそろいい年なんだし結婚も視野に入れた方がいいと思うんだけど…
「京たんと結婚する!」って冗談ばかり言って聞かないし…
弟と結婚出来る訳ないだろうに
…まぁ、父親が同じとは言え、戸籍が違うから結婚そのものは問題なく出来るらしいけどさ
でも、だからってそれを自信満々に言うのはちょっとどうかと思う

京太郎「さて…お待たせしました…っと」

良子「っと…ナイスタイミング。いい時に帰ってこれたみたいですね」

全員分のお皿をテーブルに並べた瞬間、良子お姉ちゃんが帰ってきた
ニッコリと嬉しそうなその顔は普段クールビューティで通っているとは思えないほど綻んでいる
俺を除けば最年少である良子お姉ちゃんはこうして家族の団欒が大好きだ
あまり口数が多い方ではないが、ニコニコと嬉しそうにして騒ぐはやり姉ちゃんやすこねぇを見ていたりする

良子「京太郎、申し訳ないですが、私の分も用意出来ますか?」

京太郎「あぁ。そもそも良子お姉ちゃんの分もちゃんと作ってあるし大丈夫だよ」

ただ、ちょっと遠慮しがちと言うか、靖子ねぇとは別の意味で真面目というか
こうして俺にお願い一つするのにもちょっと堅苦しいんだよな
決して打ち解けてない訳じゃないんだけど…仲も良い方なんだけど…もっと遠慮なく色々と言ってくれた方が俺は嬉しい

良子「後、お酒を…」

京太郎「ダメです」

良子「…はい…」

まぁ…お酒が入るとそれも大きく変わるんだけどさ
まるで別人みたいに俺にベタベタするし、抱きついて離さないし
この前なんてキスされて舌まで入れられたくらいだ
いや…まぁ気持ち良かったし…すげぇドキドキしたけど
あの後、皆不機嫌になって大変だったんだよな…
靖子ねぇまで顔を顰めながらかつ丼にがっついていたし…

京太郎「(まぁ、せめてもの救いは本人に酒乱の自覚があるって所かな)」

だからこそ、良子お姉ちゃんは家の中以外でお酒を呑んだりしない
飲む時もちゃんと俺に断ってから飲もうとする
さらに俺がちゃんと断ったら諦めてくれるんだ
お陰で何とか俺は良子お姉ちゃんを襲わずに済んでいる
だって、姉って事を除けば超好みなんだから…仕方ないだろ
そんな相手に毎日迫られたら酒に酔ってるって分かっていても我慢出来ないって


はやり「ついでだし、咏ちゃんも起こしてきたらどう?」

京太郎「あ…それもそうだな」

そしてこの場にいない最後の一人
それは今、二階の部屋で寝ている咏姉様である
現役で日本代表チームとしている咏姉様は色々と忙しく、今日も帰っててすぐにばったりだ
とても疲れているみたいだしもうちょっと寝かせてあげたいけれど…一応、聞いておいた方が良いかもしれない

京太郎「じゃあ、先に食べといてくれ」

靖子「そんなはしたない真似しないわよ」グゥゥ

…そう言いながら今にもカツ丼に飛びつきそうな靖子ねぇ
うん、靖子ねぇにとってはカツ丼はソウルフードも同然だもんな
そんなものを前に我慢するなんてとても辛いんだろう
実際、その口の端から涎が漏れそうになってるし…出来るだけ早く帰ってきてあげよう

京太郎「(さて…咏姉様は…っと)」コンコン

そのまま急いで二階にあがり、咏姉様の部屋をノックしたけど返事がない
どうやらまだ寝ているらしい
普通ならここで大人しく戻るけど…でも、夕飯は食べるって言ってたしな
今ができたてで一番美味しいのは確かだし念の為聞いてみるか

京太郎「…しっつれいしまーす…」

そう言いながら開けた部屋は俺達の家からは想像出来ないくらい和風の部屋だった
元々、和服問屋に預けられていた咏姉様はこうした和風の部屋でないと落ち着かないらしい
こうして皆で揃って生活する事になってすぐ自室を和風のものへと改造させた
まぁ、そうして部屋を使えない間、何故か俺の部屋でよく寝泊まりしてたんだけどさ
それを靖子ねぇに見つかって説教されるところまでが俺の日常だった

京太郎「…咏姉様…?」ユサユサ

咏「うー…ん…」

布団の中で可愛らしく丸くなる小柄な身体を揺らしたものの、咏姉様は中々起きない
何時もだったら少し声をかければすぐに起きるのに…やっぱり代表チームの合宿で色々と疲れているんだろう
そう思って立ち上がろうとした瞬間… ――

咏「ん…っ」チュッ

京太郎「~~~っ!!」

突然、跳ね起きた咏姉様に抱き寄せられ布団の中へと引きずり込まれる
それに俺が驚いて身を固くしている間にキスされてしまった
以前、良子お姉ちゃんがしたようなディープな奴じゃない…唇同士を触れ合わせるようなキス
しかし、それでも女の子と付き合った経験のない俺の顔は真っ赤になってしまう

咏「ふふ…おはよう」

京太郎「お…おはよう…」

そんな俺の前で咏姉様は何事もなかったかのように朝の挨拶をする
でも、その頬がかるかに紅潮している辺り、やっぱりさっきのは嘘でも幻でもないらしい
まぁ…それこそ今更ではあるんだけどさ…何かしらする度に咏姉様には唇を奪われてる訳だし
一番、小柄でともすれば俺より年下に見える咏姉様は俗にいうキス魔という奴なのだ


咏「やっぱり朝一番はきょーとのキスだねぃ」ニヤニヤ

京太郎「ぅ…」カァァ

とは言え、俺がキスに慣れるかと言えばそんな事はない
そもそも毎回が不意打ちでキスの感触なんて殆ど覚えていられないのだ
その唇に気づいた頃には咏姉様は一瞬で去っていく
まるで彼女そのもののように捉えどころのないその感覚に年齢=彼女居ない歴の俺が慣れられるはずがない

咏「ふふ…やっぱりきょーは可愛い…♪」ナデナデ

京太郎「や、やめてくれよ…っ」

咏姉様はその身長の所為かとても姉の威厳という物を大事にしている
それ故、隙あらばこうして年上ぶって俺の事を可愛がろうとする
そんな咏姉様は嫌いじゃないけど、俺だってもう年頃の男なのだ
こういう子ども扱いというのはどうにもこそばゆい

咏「じゃあ…何時ものは?」

京太郎「…はい。咏姉様」

そんな咏姉様の仕草を止められるのはこうして俺が『姉様』と呼んだ時だけだ
どうやらその呼び名がいたく気に入っているらしい咏姉様は何度も俺にそう呼ばれたがる
俺が普段から咏姉様を『姉様』と呼んでしまうのもそれがもう癖になってしまったからだ
悲しいかな俺はそれくらい咏姉様にいじられているのである

咏「んふ…じゃあ、そろそろ降りよっか」

京太郎「うん。…ってあれ?もう着替え…」

咏「出来てるよ」

暗がりでよく見えなかったけれど、咏姉様はもう何時もの和装に着替えている
華やかで美しいそれは咏姉様の魅力を引き立てていた
勿論、和服問屋で育った咏姉様が着物のまま布団で寝ていたなんて事はない
つまりそれはもうとっくの昔に咏姉様が起きてた証で… ――

京太郎「あれ…?じゃあ何時から起きてたの?」

咏「わっかんねー」ケラケラ

だけど、それを咏姉様が答えるつもりはないらしい
何時もの調子ではぐらかされた俺は肩を落としながら一階へと降りていく


健夜「ねぇ…まだ…まだダメなの…?早く頂戴…」

靖子「ダメですってば。もうちょっと我慢してください」ダラー

良子「靖子姉さん涎涎…ってはやり姉さんは何を?」

はやり「ん?今の間に料理の写真撮っとこうって思って」パシャパシャ

健夜「写真?どうして?」

はやり「勿論、はやりのサイトにアップする為だよ!」

靖子「そんなの需要あるんですか?」

はやり「勿論!毎日、楽しみにしてくれてる子が多いんだよー」

健夜「そうなんだ…」ソー

良子「…健夜姉さん」

健夜「はっ!ち、違うよ!べ、別に今の間につまみ食いしようとしてた訳じゃ…」

靖子「…こーかーじーぷーろー…?」ゴゴゴ

健夜「ひぃ」

咏「いやー…騒がしいね」

京太郎「はは…ホント…まったく…」

でも…この光景が嬉しいと思うのはどうしてなんだろうな
勿論それだけ俺の料理を楽しみにしてくれているっていうのもあるんだろうけれど
でも…それ以上に俺は…もしかしたらもう見る事の出来ない家族の残滓を見ているのかもしれない

咏「…きょー…?」

はやり「京ちん大丈夫?」

健夜「はわ…!や、靖子ちゃん…!京ちゃんが…!」

靖子「…大丈夫?寂しいの?」

良子「…大丈夫ですよ、京太郎。皆…ここにいますから」

京太郎「あ…」

―― 昔、この国には麻雀の神様って呼ばれている人がいた

その人は仲間や友人やいたけど家族はなく…そのまま一人で死んでいったらしい
けれど、その人の信者は諦めきれず、何とかその子どもを作ろうとした
その結果…生まれた子どもが遺伝子を集め、クローンを造り、受精卵を作り上げ…結果出来上がったのが俺たち
そして当然のように皆、麻雀でその力を発揮し…有名になった


京太郎「ごめん。ただ…俺、幸せだなって」

良子「え?」

京太郎「こんなに素敵な姉が居て…俺は本当に幸せだって…そう思ったから」

靖子「…京太郎」

健夜「……ねぇ、京ちゃん」

京太郎「ん?」

健夜「い、今のもっかい言ってくれる?」

はやり「ちょ…ま、待って!今カメラ…いや、携帯で録音…い、いやビデオ持ってくるから!」

咏「あ、出来れば姉じゃなくて個別に名前を言って欲しいねぃ」

良子「皆さんはもう…」

靖子「…わ、私は呼び捨てで…」

良子「や、靖子姉さん…?」

まぁ…ちょっと騒がしいけれど
でも、その騒がしさが俺の陰鬱な気持ちを何時も吹き飛ばしてくれる
皆大好きだよ、姉さんたち

カンッ