京太郎「穏乃ー、飯食いにいこうぜー」ガララ

穏乃「いいよー。今日は食堂だっけ?」

京太郎「おう」

憧「あれ、あんた達食堂で食べるの?私も行っていい?」

穏乃「え…憧も…?」

京太郎「憧もかぁ…」

憧「な、何よ…駄目なの…?」

穏乃「いや駄目ってわけじゃないけど…ねぇ?」

京太郎「…俺たちを恨まないってんならいいぞ」

憧「訳わかんないわよ…まあいいわ、分かったから行きましょ」

京太郎穏乃「「おー!」」

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京太郎side

憧という不確定要素が出来たが、まぁいい。俺は腹が減っているだけだからな。

京太郎「今日は何を食べたもんか…」

うどんやラーメン、そばという美味しくなる季節になってきたからな…俺の食券を買う指はいろいろと迷ってしまう。

京太郎「…いかんな。空腹に正直になれ…」

今俺が食べたいのは…コイツだな!

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穏乃side

どうやら京太郎はもう決めたみたい。私も早く決めなくちゃね。とはいえ…

穏乃「迷うなあ…やっぱりここに来ると迷っちゃうよ…」

昨日の晩御飯は麺類だったから、お昼はご飯物といきたいところ。

最近共学になったばかりだからメニューが急に充実したんだよね。豚カツ定食にしょうが焼き定食、唐揚げ定食…どれを選ぶか。

穏乃「どれも味噌汁漬け物は付くからメインの問題なんだよね…」

やっぱり今日は…これかな

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憧「あんたらメニューの選択にやたら時間掛かってたわねー…」

京太郎「まぁな。より旨い物が食いたいから迷っちまうんだ」カチャッ

穏乃「でもおかげで良い選択が出来たと確信できるね!」カチャッ

京太郎sセレクション:カツカレー&サラダ

穏乃sセレクション:唐揚げ定食

憧「まぁいいけど。それじゃ早く食べちゃいましょ」

京太郎「あぁ、それじゃあ手を合わせて…」

「「「いただきます」」」

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京太郎(カレーは下手に混ぜ合わせると温度が下がっちまうからな…中央の混ざり目をいただく)

京太郎「はむっ…あふっはふはふ…」

京太郎(うん、旨い…万人向けに甘めに作られてるカレー、下手に辛くした物よりこっちの方がいい。口の中がカレーで一杯になったところにカツを放り込む)サクッサクッ

京太郎「はふはふっ…ほへっ、ほぁっ…うん、うん」サクサク

京太郎(揚げたてはやはりサクサクしている…カツに効いてる塩胡椒がカレーの甘さにあうんだよな…カツの方が幅を利かせてきたところに飯を食う)

京太郎「サクッ…ほふほふほふ…はふ…」

京太郎(うん…やはり米に合うんだよな、この味。塩辛さの中にピリッと幅を利かせる胡椒。これがたまらない…カレー、カツご飯、カレー、カツ、ご飯…おっと、サラダも忘れちゃあいけない)

京太郎「しゃき、しゃき、しゃき…うん」

京太郎(あっさりしたドレッシングを使おうと思ったが…シーザーにして正解だったな。チーズの風味が全てと噛み合ってより旨さが増していく…)

京太郎「うん、うん…はふ…サクッサクッ…しゃき…ほふっもぐ…うん…」

京太郎「ふぅー…」


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穏乃(最初に何を食べるか…これはもう定食を選んだ時点で決まってるよね)

穏乃「ふー、ふー…サクッほふほふ…」

穏乃(うん、にんにく醤油の味が唐揚げにすごくしみこんでる。これは一晩中漬け込んだ奴だね…この口の中に広がる唐揚げに対抗するように…ご飯を放り込む!)

穏乃「はむっ…はふはふ…ほふっ…」

穏乃(やっぱり唐揚げには白いご飯があうね…これとふりかけをかけたご飯で食べる人がいるけど、それじゃあ唐揚げに濃い味をつけた意味がない…白ご飯と唐揚げの対照的な感じがいいんだ)

穏乃「はふっ…ふー…ズズズ…」

穏乃(この二つだけじゃあ喉が渇くからね…味噌汁で小休止を入れないと…うん、具は豆腐とワカメだけってのがシンプルでいい…落ち着いたところで漬け物としゃれ込もうか)

穏乃「あむ…ポリポリ…はふっふっ…ポリポリ…」

穏乃(何で漬け物ってやつはサッパリしてるくせにご飯に合うのかな…ご飯と漬け物で何杯でもいけそうだけど唐揚げを忘れちゃかわいそうだからね)

穏乃「ん…はふはふっ…あちちっ…ふむっ…ズズ…ポリポリ…サクッ…はふっ…うん…ズズズズ…ふぅ…」
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「「ごちそう、さまでした」」

憧「…」

京太郎「ふー…食った食った…」

穏乃「美味しかったなぁ…今日も良い選択が出来た気がする…憧?どうしたの?」

憧「…足りない」プルプル

京太郎「お?」

憧「もう、あんた達が美味しそうに食べるからおなか減っちゃったじゃないの!何か買ってくる!」ダッ

穏乃「あちゃー…」

京太郎「だから言ったのになぁ…」

その日、食堂の売上はいつもよりちょっぴり伸びたそうな…

カンッ