美穂子「あ…」

京太郎「あれ、確か風越の…」

美穂子「福路、と申します。あなたは確か清澄の男子部員の方ですよね?」

京太郎「はい。須賀っていいます。よろしくお願いします…ところで何をしてらっしゃったんですか?」

美穂子「あぁ、いえ…後輩達に何か差し入れでもと思って…お菓子を買うにしてもどれをどのくらい買うべきなのかがいまいち…」

京太郎「ふんふむ…ちょっとお聞きしても?」バッ カキカキ

美穂子「え、えぇ…」

京太郎「部員は何人ぐらいですか?」

美穂子「えぇと…今は確か5、60位かしら…」

京太郎「なるほど…甘党の比率はどのくらいで?」メモメモ

美穂子「半々ぐらいだったと思います」

京太郎「そのぐらいならこれとこれで…変化球にこれも買って…よしっ!これでいいはずだ!」

美穂子「何をしてたんですか?」

京太郎「どのお菓子をどれだけ買っていったら良いか計算していたんですよ。多分これでぴったりといけるはずです…それじゃ行きましょうか」スッ

美穂子「えっ?」

京太郎「いくらお菓子といってもその人数なら重たくなりますから…荷物持ちなら任せてください!」

美穂子「え…でも、さすがに悪い気が…」

京太郎「いえ!これは雑用スキルアップの為なんです!」

美穂子「スキルアップ?」

京太郎「はい!いかに少ない資源で各人の満足感を得ることが出来るかの訓練です!福路さんにその特訓を手伝ってもらう代わりに荷物持ちをさせていただきたいという考えです!…てのはだめですかね?」アハハ

美穂子「ぷっ…ふふ…須賀君は面白い人ですね…」クスクス

京太郎「あはは…よく言われます…」ポリポリ

美穂子「ふふふ…じゃあ、お願いしてもいいですか?」

京太郎「喜んで!」ニコッ

ーその修行が予想以上に成功し、コーチに気に入られて引き抜きの話が持ち上がったり猫っぽいヤツに舎弟にされかけたのはまた別のお話…

カンッ