京太郎「……あれ? 会場外のベンチで横になってたら寝てたのか……でもこんなとこだったか?」

シクシク……グスン……

京太郎「だれか泣いてるのか……あの子か」

はやり(18)「ううぅ……負けちゃったよぉ……うわーん!!」

京太郎「なんか瑞原プロに似てる人だな……あのー」

はやり「ふぇ?」

京太郎「えっと……大丈夫ですか? さっきからすごい泣いてたんで……ハンカチ使いますか?」スッ

はやり「グズッ……ありがとう……」

京太郎「終わっちゃったんですね……」

はやり「うん……私大将でがんばったんだけど勝てなくって……みんなに申し訳なくて……」

京太郎「がんばったんですよね? ならきっとみんなも納得してくれますって」ナデナデ

はやり「あっ…//」

京太郎「っっ! すいません、ついやっちゃって……」パッ!

はやり「ううん……嫌じゃないから……安心するよ。もう少ししてくれるかな、"王子様"?」クビカシゲ

京太郎「わかりましたよ。"お姫様"」ナデナデ

はやり「えへへ……ありがとう…//」



はやり「うん! もう大丈夫だよ!」

京太郎「そうですか、やっぱりそうやって笑っているほうがかわいいですよ」

はやり「ありがとっ! 君の事好きになっちゃったな♪」

京太郎「あはは、俺なんかじゃ……そういえば自己紹介まだでしたね」

はやり「そうだったね、私は瑞…は……」

京太郎「どう…し……」

京太郎(あれ? なんだか眩暈が……立ってられ…な……)グラッ

はやり(どうしたんだろう……急に眠っ……)クラッ



はやり(んっ……)

<ハヤリードコニイルノー! オーイ!

はやり「泣き疲れて寝ちゃったんだ……」

はやり(さっきまでのは夢だったのかな?)

<アッ、コンナトコロニ ナニシテタンダヨー!

はやり「ごめんねー! 今行くからー」パサッ

<ハンカチオトシタヨー

はやり「えっ? これって……」

はやり「夢じゃなかったんだね……」



はやり(28)「ってことが昔あってね? それからインハイの解説や牌のお姉さんやるようになったんだ」

咏「テレビに出てその人に見つけてもらうためってか? 乙女だねぇ~」

理沙「ロマンチック!!」プンスコ

健夜「でも見つけてもらえなかったんだね……」

はやり「にゃはは……それは言わないお約束だ…よ……」




京太郎「あれ? こっちじゃなかったっけな?」




――あのきれいな金髪は……

咏「おいおい、こっちはスタッフ以外進入禁止だぜぃ」シランケド

京太郎「おわっ! 三尋木プロ!?」

――こんなことってあるんだね

京太郎「すいません、迷ってしまっ……」

咏「お帰りはあちらだぜ、早く帰らないとアラフォーに狙われるぜぃ」

――もう10年も待ったんだよ?


理沙「捕食!」プンスコ

健夜「そこまで見境なくないよっ!」

――君だよね、私にはわかるよ。

京太郎「……」

咏「んっ? どうしたんだい?」

――神様もすごいことするなぁ、時を越えて会わせてくれてたんだ……

健夜「はやりさんどうしたの!?」

理沙「泣いてる!!」プンスコ

――ようやく見つけてもらえたんだね

はやり「久しぶりだね、"王子様"」ニコッ

京太郎「さっきぶりですね、"お姫様"」

カン!