由暉子「京太郎くん。口を開けてください」
京太郎「へ?なモゴッ」
由暉子「味はどうですか?」
京太郎「…」モキュモキュ ゴクン「ふむ、まず言いたいことがある」
由暉子「何でしょうか?」
京太郎「いきなり箸突っ込むなよお前!怪我するだろ!」
由暉子「怪我しなかったんですからいいじゃないですか」
京太郎「結果論!それ結果論だよね!?『終わり良ければ』ってやつ!もっと過程を大事にしようね!」
由暉子「家庭を大事にしようだなんて…私たちはまだ付き合ってもいないというのに…」
京太郎「あれ?ニュアンスおかしいよね?ちゃんと伝わってる?」
由暉子「ふふ、美味しかったですか?ア・ナ・タ?」
京太郎「全然伝わってなかったね!アナタってなんだよ!無表情だと怖いよ!美味かったけどさぁ!」
由暉子「美味しいと褒めてもらえるのは嬉しいですけどいきなり家庭崩壊なのですか…」
京太郎「突っ込みどころが違うよね!?俺おかしくないよね?」
由暉子「たとえあなたが私を愛していなくとも、私はずっとお慕いしておりますから…」ニコッ
京太郎「笑顔の使いどころがちげぇよ!もー無理!誰か助けて!」
成香「…」
京太郎「あ!成香さんお願い助けて!」
成香「二人の仲の良さ…素敵ですね!」ニコニコ
京太郎「あ、これダメな方の人だ!誰か俺の心を救ってくれぇぇぇぇぇぇ!!!」
由暉子「京太郎くん…うるさいですよ」
京太郎「誰のせいだと思ってんだよ!」
カンッ