632 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/03(月) 22:17:45 ID:+e+IxvsJ
昼休み カフェテラスにて
久「ねぇまこ」

まこ「ん~?」

久「咲と須賀君て仲いいわよね」

まこ「中学の時同じクラスだったみたいじゃの~」

久「あのおとなしい咲が須賀君に対しては割と感情豊かなのよね」

まこ「ほうじゃの~」

久「二人…付きあってるのかしら」

まこ「そんな風には見えんが…さっきからなんなんじゃ 京太郎のこと狙っとんか?」

久「アッハハ そんなわけないじゃない まここそ何嫉妬してんのよ」

まこ「!んな…なんでわしが京太郎に嫉妬せないかんのじゃ!//」

久「あら~私は誰とも言ってないんだけど」

まこ「ぐっ…// もうえぇ 結局何が言いたいんじゃ」

久「いや~あの二人の関係って面白そうだな~って」

まこ「後輩いじりもえぇ加減にしときんさいよ」

久「ちょっとからかってみない?」

まこ「どうなっても知らんぞ…」

633 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/03(月) 22:28:21 ID:+e+IxvsJ
放課後 部室
久「というわけで二人にも協力してほしいんだけど…どうかしら?」

和「…面白そうですね」

優希「私も興味あるじぇ!」

まこ「意外に二人とも乗ってきたの」

和(私と宮永さんにとって一番の障害物は彼ですからね)

優希(京太郎は私の犬だじぇ!)

久「それじゃぁシナリオと各自の役割分担を説明するから頭に叩き込んでね」

634 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/03(月) 22:34:10 ID:+e+IxvsJ
火曜日 放課後
久「よ~し四人揃ったわね それじゃ始めましょうか」カチッ

咲「あれ?原村さんはいないんですか?あと京ちゃんも…」

まこ「紅茶が切れたけぇ二人で買い出しに行ってもらっとるんじゃ」

咲「あ そうなんですか」

久「ん~?幼馴染が原村さんに盗られそうで気になる~?」

咲「京ちゃんとはそんなんじゃないですよ それに幼馴染じゃなくてただ中学のとき同じクラスってだけで…」

久「あらそうなの リーチ(優希 頼んだわよ)」

優希「(任せるじょ!)う~通して!」トン

久「通しよ」

咲(きた…九索切りで親満テンパイ…優希ちゃんが六索捨てたから大丈夫かな…)トン

久「ローン 純チャン三色ドラ1の跳満よ」

咲「うあ…調子いいですね部長」

636 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/03(月) 22:39:58 ID:+e+IxvsJ
ガチャ
和「ただいま戻りました」

久「おかえり~ちゃんとあったかしら?」

京「はい アッサムティーと予備の照明灯と…部長に頼まれてた週刊ドライビング」

咲「部長 車に興味あるんですか?」

久「こんな田舎じゃ高校卒業したらどの道必要だしね 
個人的にはランドクルーザーとか乗ってみたいんだけど…」

まこ「いかつい趣味じゃの 咲は乗ってみたい車とかあるんか?」

咲「私はミニクーパーとか乗ってみたいです」

京「お前の一部分と同じでこじんまりした車だな」

咲「む…」

久「さぁさぁ 東二局突入よ」

優希「ふわぁ~眠くなってきたじぇ」

まこ「まだ五時じゃぞ」

優希「最近寝不足なんだじょ…ギリギリに起きるから朝ごはんも食べられないし」

久「あらそれは体に悪いわ 朝は納豆がいいのよ」

和「また雑学ですか」

久「でも賞味期限には気をつけなさい この前賞味期限を過ぎた納豆に白と緑のカビが生えてたわ」

咲「うわぁ…気持ち悪いですね」

和「宮永さんは朝はご飯派ですか パン派ですか」

咲「最近はパンかな 私も朝は苦手だから手軽な方が…」

久「おっとそれロンよ」

咲「う…また振り込んじゃった…」

637 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/03(月) 22:46:36 ID:+e+IxvsJ
水曜日 放課後
久「優希 咲にちゃんと伝えた?」

優希「ちゃんと伝えたじょ 今日は部活休みだって」

久「うん まこの方は?」

まこ「部室扉に『本日休部』これでえぇんじゃろ?」

久「よしよし あ 須賀君が階段登ってきたわ 念のため和以外はベランダに隠れて」

京「ん?『本日休部』?…なんだ今日は休みか じゃまっすぐ帰りますか…ってあれ?中から声が…」

京(和と咲か…?しかも俺の話題…?)

「…京ちゃん……最近…調子…乗って……中学の時…同じクラスってだけで……気持ち悪い…」

京(…咲のやつ…女の子の日か…?
聞いてはいけないガールズトークを聞いてしまった気がする…今日はもう帰ろう…)

638 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/03(月) 22:55:48 ID:+e+IxvsJ
木曜日 放課後
咲「あの~すいません 靴下脱いでもいいですか」

久「あらどうして?」

咲「家で麻雀やってたときいつも裸足だったから…この方が落ち着くんです」

久「そういうことなら別にいいわ(これはチャンスね)」

和「宮永さん紅茶のおかわりはいかがですか」

咲「ありがとう原村さん いただくよ」


久「ふ~半荘終了 少し休憩しましょうか」

咲「あ…あの私ちょっとおトイレに…」

久「いちいち靴下履くの面倒でしょ このスリッパ使いなさい」

咲「あ…ありがとうございます」

久「さて…須賀君 私急にバナナが食べたくなってきちゃったんだけど…ちょっと買ってきてくれない?」

京「ぶ…部長がバナナを…すぐに買ってきます!」


久「じゃ和お願い」

和「はい(ああ…宮永さんの靴下…!)」

639 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/03(月) 23:03:04 ID:+e+IxvsJ
久「そろそろ終わりにしましょうか」

咲「あれ…?私の靴下が…ない…?」

まこ「ローファーの中に入れとったがな」

咲「そ…そうなんですけど…あれ?」

久「はは~んそういうことね 須賀君 
あなたのマニアックな趣味をとやかく言うつもりはないけど 同じ部活の女の子の靴下はどうかと思うわ」

京「は?なんのことですか?部長」

優希「部長ー!京太郎の鞄の中から女物の靴下が!」

京「えぇぇぇ!!!」

久「今晩のおかずってとこかしら?」

和「不潔です 須賀君」

優希「見損なったじょ犬!」

咲「京ちゃん…」

京「誤解だって咲!俺がこんなことするわけ…」

久「はいはいとにかく帰るわよ 下校時間過ぎちゃうわ」

640 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/03(月) 23:09:20 ID:+e+IxvsJ
帰り道
咲・京(…き…きまずい…)

京「さ…咲 誤解だからな 俺あんなことしないって」

咲「でも…じゃあなんで京ちゃんの鞄に私の靴下が入ってたの?」

京「い…いやそれは優希あたりがいたずらで…」

咲「なんで優希ちゃんがそんなことする必要があるの?だいたい優希ちゃんはそんなことする子じゃないよ」

京「そ…それは…」

咲「ちょっと京ちゃんのこと見損なったよ…」

京「(む…)何言ってんだ 素直に前から見損なってたって言ったらどうだ?」

咲「?なんのこと?」

京「隠さなくてもいいぜ この前部室で和に俺の悪口言ってたろ?俺聞いてたんだからな」

咲「わ…私そんなこと言ってない!言うわけない!」

京「いーやあれは絶対咲の声だった お前のこと親友だと思ってたんだがな」

咲「(ほんとに言ってないのに…)私だって親友だと思ってたのに…」

京「ちょっと距離置いた方がいいかもな」

咲「そうだね さよなら」

641 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/03(月) 23:20:18 ID:+e+IxvsJ
金曜日 放課後
まこ(お…思った以上に…)

優希(空気が重たいじょ…)

和(昨日はそれほどでもなかったんですが…)

久(う~んちょっとやりすぎたかしらね)

咲「ロン8000 京ちゃんのトビで終了です」

京(咲のやつ…さっきから俺ばっかり 麻雀じゃ咲には絶対勝てないし…)

久「(これはちょっと引き剥がした方がいいかも…)照明を交換しようと思うんだけどちょっと踏み台抑えててくれる?咲」

咲「あ はい」

京「!咲じゃ不安だから俺が抑えときますよ」

咲(!…むぅ…)

久「あ あらそう?じゃお願い(完全に裏目ったー!)」


久「ちょっとからかうつもりが変な方向にいっちゃったわね」

まこ「いわんこっちゃないの~」

和「でもさすがにこちらも見ていて辛いです…」

優希「仲直りさせてあげるじょ」

久「そうね 元の二人に戻してあげなくちゃね」

642 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/03(月) 23:31:23 ID:+e+IxvsJ
土曜日 喫茶店
京「えぇー!?じゃあの靴下事件は部長たちが仕組んだことだったんですか!?」

久「そうなのよ~」

まこ「部活が休みの日…水曜じゃったか…部室から咲の声で悪口が聞こえてきたろ?あれもじゃ」

久「咲に誘導尋問して言わせたセリフをレコーダーに録音して編集してみたの
ドア越しだったからわかんなかったでしょ?」

京「勘弁してくださいよ…そのせいでいま咲と絶縁状態なんですから…」

久「ここまでこじれると思ってなかったのよ でもごめんなさい 当然関係修復への協力を惜しまないわ」

京「それについてはちょっと考えがあるんすよ 実は明日…」


久「ん~いい案だけど若干弱いわね もう少し演出を強化してみましょうか」


日曜日 隣町
咲(今日は原村さんとお出かけ♪隣町に新しい本屋さんが出来てたなんて初めて知ったよ)

和「着きましたよ宮永さん ここが新しくできた『開・文堂書店』です」

咲「うわぁ~大きい本屋さん 迷子になっちゃいそう」

和「宮永さんほんとに迷子にならないでくださいね」

咲「うん!………あ!この本新刊出てたんだぁ」パラパラ

和(ごめんなさい 宮永さん 後は頼みましたよ須賀君)


645 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/03(月) 23:41:24 ID:+e+IxvsJ
咲「…あれ 原村さん?」

京(咲のやつ…おどおどしちゃって)ニヤニヤ

咲(ど…どうしよう…迷子になるなって言われたのに…携帯もないし…
お店に放送してもらおうかな…でも高校生にもなって恥ずかしいよ…うう…)

咲「…あ!京ちゃん!」ホッ

京「おろ?咲 奇遇だな 一人か?」

咲「ううん…原村さんと来てたんだけど…」

京「そか んじゃ邪魔しちゃ悪いな またな」

咲「ま…まって京ちゃん!」

京「ん?なんだよ?」

咲「実はその…原村さんとはぐれちゃって…連絡取れなくて…帰り方もわかんないし…」

京「ふむふむそれで?」

咲「つ…連れて帰ってほしいんだけど…」

京「いいぜ ただしちょっと寄るとこがあるけどな 和には俺から連絡しとく」

咲「うん ありがとう(良かった これで帰れるよ)」


咲「寄るとこって…学校?」

京「正確には部室だ」

咲「今日日曜だけど開いてるのかな」

京「いいから黙ってついて来いって」

咲「う…うん…(京ちゃん…まだ怒ってるのかな…電車の中でも一言も喋らなかったし…私…ほんとに…)」ジワ

646 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/03(月) 23:52:53 ID:+e+IxvsJ
部室
京「さぁ着いたぜ」ガチャ ギイィィ

「咲ちゃん!誕生日おめでとう!!」パパンパンパン!

咲「え…え?これ…」

久「咲…ごめんなさい あの靴下事件 私たちが仕組んだことだったの」

まこ「京太郎の陰口もじゃ」

咲「え…そうだったんですか?」

久「ちょっとからかうつもりだったんだけどね ほんとにごめんなさい」

京「俺がそんなことするわけないだろ?ま 俺もお前のこと疑っちゃったけどな」

咲「京ちゃん…それにしてもこれ…すごい…」

和「そうでしょう?装飾、セッティングからお料理まで全て須賀君が準備したんですよ」

優希「それも一日でだじょ!」

咲「え…京ちゃんが…?」

京「ま 詫びの気持ちを抜きにしても親友の誕生日なんだからこのくらいはな」

久「詫びといっても須賀君は何も悪いことしてないんだけどね」

咲「…うぅ…私…私…ほんとに京ちゃんに嫌われたかと思って…」グス

京「そ~んなわけないだろ?俺たち親友でしょうが」

咲「…うん…よかったよ…ありがとう…ありがとう京ちゃん…」グスグス

久「さぁさぁ咲のお誕生日会始めるわよ~!」

647 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/04(火) 00:01:44 ID:BUNbTDPC
おまけ
咲「うわぁ~チキンバスケットだ」

京「パーティには欠かせません」

優希「のどちゃんはケンタッキー初めてか?」

和「ケ…ケンタッキーくらい知ってます…!(おいしそうです…)」

まこ「ん?これって手を汚さないためのペーパーとかは入っとらんのか?」

京「実は俺も初めて買ったからわかんないんですよね」

優希「こんなもん素手で豪快にいくのが男ってもんだじぇ!」ガッ ムシャムシャ

和「あなたは女の子でしょう優希 手が汚れますよ」

優希「チキンうま~」ゴックン ジ~

優希「みろ!手が汚れてしまった!」

京「お前はどこの美食家だ」

久「あら咲 元気がないわね」

咲「いや…何で今日私の誕生日って…」

久「ああ それはもちろん須賀君に聞いたのよ ごたごたしてたから忘れかけてたみたいだけど」

咲「やっぱり…京ちゃん私の誕生日今日じゃなくて明日だよ…」

「………」

「えぇぇぇ~~~っ!!!」
                 FIN

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