深夜 須賀家

京太郎「すぴー…すぴー…」

ぽんこつ「京ちゃん…」

おさげ「すがくん…」

のどっち「えとぺぇん…」

わかめ「わかめー…」

たこす「じぇ…」

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夢の中

京太郎「あれ…?ここどこだ?俺は確か部屋で寝てたはずだけど…」キョロキョロ

咲?「…」

京太郎「あれ?おい咲!どうしてここにいるんだ?ていうかここどこだ?」

咲?「京ちゃん、私は咲じゃないよ。そうではあるんだけど正確には違うんだ」

京太郎「へ?一体なに言ってんだ?」

優希?「そうだじぇ京太郎。その子は咲ちゃんではないんだじぇ」

京太郎「タコス?」


和?「そして私も和ではありませんよ」

京太郎「和もここにいるのか?マジで一体ここどこなんだよ…」

まこ?「ここはおんしの夢の中じゃ」

京太郎「染谷先輩…」

久?「そして私達はその夢に割り込んでいるというわけ」

京太郎「部長までか…清澄全員集合かよ…」

和?「さっきの続きを話しましょうか。私達が私達ではないというのは、私達がぷちさきと呼ばれるものだからです」

優希?「正確に言うならぷちさきの心だな。だから夢の中じゃ喋れるし成長してるんだじぇ」

まこ?「京太郎。おんしは一度も考えんかったかの?ぷちさきは本物に似すぎじゃないかとのう」

京太郎「確かに…それはあったかも…」

久?「まあ私達は本物の心の一部からできた存在だもの。似てて当然よねぇ」クスクス

京太郎「その…一部分ってどこなんです?」

咲?「ふふ、京ちゃんったら、大体わかってるでしょ?」

咲?「私は京ちゃんと一緒にいたい心」

優希?「あたしは京太郎といつまでも遊びたい心」

和?「私は、須賀くんに甘えたい心」

まこ?「わしはおんしをねぎらいたい心」

久?「そして私は…須賀くんを好きな心ね。私が一番恥ずかしいのかしらね」

京太郎「みんなが俺に対してそう思ってくれてるなんて…ちょっと嬉しいな…」ハハハ

咲?「京ちゃんならそういってくれると思ってたよ。じゃあそろそろお別れかな…」

京太郎「へ?今度は何だ?」

和?「…私たちは一部とはいえ本物の心なんです。長く離れているとどんどんおかしくなっていくでしょう」

優希?「だからおかしくなる前に戻るんだじぇ。もっと一緒にいたかったけどな」

京太郎「そうなのか…気にすんなみんな!俺がちゃんと覚えておいてやる!だから…さよならじゃなくてまた今度って言うことにしようぜ!」

全員「…」

京太郎「ど、どうしたんだよみんな?別におかしくないだろ…?」


まこ?「残念じゃが、それはできないんじゃ…」

京太郎「な、なんで!どうしてなんですか!?」

久?「私達は心の一部が現出したっていうイレギュラーな存在なのよ。だからそれが無くなったらもう同じことを起こさないために世界が私達をみんなの記憶から消すの」

京太郎「そんな…それって悲しすぎるぞ…」

咲?「京ちゃん…」

京太郎「ぷちさきと過ごして…またみんなと前より仲良くなって…それが全部無くなるなんて…」ポロポロ

和?「泣かないでください須賀くん…私達は完全に消えるというわけではないんですから」ナデナデ

優希?「そうだじぇ。私達は心なんだからな。本人の中に帰るだけだ」

久?「そーそー。だから次会ったときは表に出てきちゃうかもね?」フフッ

まこ?「また悪待ちか…まあそれは悪くないかものう」クククッ

京太郎「みんな…」グスグス

咲?「そうだよ、京ちゃん。完全にお別れじゃないんだ。ほんのちょっと、みんなに会うまでの時間だけなの。だから…」

全員「ばいばい…」

京太郎「ああ…ーー」グシグシ

「またな、みんな!」ニコッ

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京太郎「ん…」パチッ

京太郎「あれ…?」ポロポロ

京太郎「なんで泣いてんだ?俺…」ゴシゴシ

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麻雀部部室

ダカラーアノユメハナンナノーッテ ミンナモミタンダヨネ?

京太郎「こんちはーっす」ガラガラ

咲「あっ京ちゃん!ちょっと聞いて欲しいことがあるの!」パタパタ

ユメノハナシナンダケドワタシタチガチッサクナッタミタイナイキモノガ…

カンッ