雅枝「ただいまー」

絹恵「おかえりー」

雅枝「あ、お土産あるでー」

洋榎「ホンマ!?何!?」

京太郎「あ、どうも」

洋榎・絹恵「…………は?」



雅枝「ちゅーわけで長野から来た須賀京太郎や。晩御飯の準備するから仲良くな」

洋榎「いや待ってや。いきなり見ず知らずの男子高校生を娘とおかんどいてや」

絹恵「あ、お茶どうぞ」

京太郎「ありがとうございます……おいしい」

絹恵「ふふっ」

洋榎「何和んでるんや!下手したら狙われるで!」

雅枝「そやな。絹恵は気つけとき。洋榎、あんたは大丈夫やから」

洋榎「なんでうちそうなるん!?うちもぴちぴちの女子高生やで!?」

雅枝「あんた……オトン似やからなぁ……」

絹恵「……ごめんな、お姉ちゃん」

京太郎「……ああ、なるほど」

洋榎「うっさいわ!ちゅーかなんでこんなん拾ってきたん?」

雅枝「大阪まで来たはええけど財布とケータイ落としたらしいで。たまたまこうスーパーで会って、可哀想やから、つい」

絹恵「つい、で拾ってくるんオカンだけやで」

雅枝「今夜だけやて」

洋榎「しゃーないなー。でも、警戒させてもらうで!」

京太郎「それは仕方ないですしね。分かってます」

洋榎「うん……やっぱからあげやな!」

雅枝「あ、今日竜田揚げや」

京太郎「竜田揚げ、おいしいですからね」

絹恵「ちょ、お姉ちゃん!そんな落ち込まんで!」



洋榎「麻雀や!」

京太郎「うわ……強い」

洋榎「せやろー?さすがやろー?」

絹恵「あ、それロン」

洋榎「ぐはっ」

京太郎「しっかりしてください!」



洋榎「京太郎ー。アイスいるかー?」

京太郎「あ、もらいます」

洋榎「さあ、バニラか、それともバニラか、どっちかひとつ選ぶんや!」

京太郎「じゃあ、バニラで!ってどっちもバニラじゃないですか!」



洋榎「分かってると思うけど、うちらの寝室には来たらアカンで?」

京太郎「ええ、当然です」

雅枝「須賀くんが洋榎に襲われるからな」

絹恵「お姉ちゃん……」

京太郎「俺……危ない?」

洋榎「逆!普通襲われる方!!」


普通に愛宕家に馴染みました


雅枝「そうか……もう帰るんか」

京太郎「ええ、お世話になりました」

洋榎「なんかいなくなるってなると寂しいな」

絹恵「せやねー。お姉ちゃん、いつもより騒がしかったし」

雅枝「そや、お土産と言っちゃなんやけど……」

京太郎「?」

雅枝「洋榎でもどう?」

洋榎「…………は?」