京太郎「あー……熱い。なんでこんなに暑いんだ。これが東京……なんか違うな」

京太郎「とにかく、早く買い出しを」フラッ

京太郎「あ……」ドサッ

京太郎(ミスったな……部長も無理しなくていいって言ってくれたのに……)

「君!大丈夫!?」

京太郎(……誰だ?意識が……)

「これは……ちょっとアカンな……ちょお手貸してや」

京太郎(……ナース?)



京太郎「……ん?ここは……」

憩「あ、目覚ました?はい、寝ながらでええからこれ飲んで」

京太郎「ん……スポーツドリンク?」

憩「君、軽い熱中症やったんよ?やからこうして冷房聞いとる屋内で休んで、水分とか補給」

京太郎「ありがとうございます……ところで、なんか顔が近い気がするんですけど」

憩「そりゃ膝枕やもん」

京太郎「ああ、なるほど……ええ!?」

憩「まだ体休めんといかんよ?一回倒れたんやから」

京太郎「そうかもしれませんけど膝枕って……すぐ立ってどいて、あれ?」フラッ

京太郎(やば……これは倒れて)

憩「キャーッチ」ガシッ

京太郎「へ?やわらかくて、白い?」

憩「もう、そんなに女の子の胸に飛び込んできたらアカンよーぉ?」

京太郎「……つまり、俺は」

憩「うちの胸に顔うずめてるね。あ、深呼吸とかはさすがに恥ずかしいからやらんでね?」

京太郎「もっと駄目じゃないですか!すぐに立って…」

憩「アカンよ」ギュッ

京太郎「も、もっと押しつけるって…」

憩「……君、何があるか知らんけど頑張りすぎや」

京太郎「……え?」

憩「倒れた後も『はやく』とか『行かないと』とか言って、もっと自分の体大事にせなアカン」

憩「無理して、取り返しつかんようになったらどうするんよ」

京太郎「……すいません」

憩「ん、よろしい。今はゆっくり休んでなーぁ」ニコッ

京太郎「……白衣の天使って、いるんですね」

憩「あはは、そうでもないって」

京太郎「ところで、いつまでこのままなんですか?」

憩「んー、もっと続ける?……うちは続けたいんやけどね?」

京太郎「……え?」