怜「……困ったわ。まさかちょっとした散歩のつもりが道に迷うやなんて」
怜「携帯は充電切れとるし、財布には小銭だけ。持っとるんは枕代わりのKちゃんだけて……アカンわ」
怜「とりあえず誰か人通らんかなー」テクテク
京太郎「さて、買い出しも終わったしさっさと帰るか」スタスタ
怜「お?」
京太郎「ん?」
怜「人やー、良かったー」
京太郎「はい?」
京太郎(あ、この人ぬいぐるみ持ってる……売れてるなぁ)
怜「あんなー、聞きたいことあんねん」
京太郎「なんですか?」
怜「道を……自分Kちゃんに似てない?」
京太郎「?……似てるっつーか俺がモデルですけど」
怜「ホンマ!?レアやん!」
京太郎「いや、それよか道じゃ?」
怜「写真写真……携帯の充電切れとったわ」
京太郎「そんなことしてていいんですか?」
怜「んー?ええやろ……しゃーない、こうなったらもっと別の……」
京太郎「……迷子じゃないんですか?」
怜「……ちょっと道間違えただけや」
京太郎「迷子は皆そう言いますよ?」
怜「……うち、病弱やから」ギュ
京太郎「さっきはしゃいでて何言ってるんですか」
怜「ごまかしきれへんかー。でもホンマのことやで?」
京太郎「いいからどこ行くのか教えて下さい」
怜「……○○ホテル。あそこのとこな」
京太郎「ああ、分かりますよ。さっさと行きましょう」手握る
怜「え?ちょ、何して…」
京太郎「はい?」←迷子の扱いはいつもこう
怜「……このままお願い」
最終更新:2013年07月16日 21:39