龍門渕

智紀「……ハギヨシさん」

ハギヨシ「はい」シュタッ

智紀「今週の注文分」

ハギヨシ「ほほう……また作り甲斐がありそうですね」

智紀「よろしく」

ハギヨシ「はい」シュッ

透華「あら?今ハギヨシがいたような……」

智紀「透華、ハギヨシさんはしばらく部屋に籠ってるって」

透華「ああ、ぬいぐるみですね?」

智紀「そう」

透華「ハギヨシも楽しそうですし、いいことですね。後で部屋を覗いてみましょうか」



透華「ハギヨシ?居ますか?」

透華「……いるはずなんですが」

ガチャ

透華「……床に、入り口?あんなもの無かったはずですわ」

透華「梯子まで、結構広いですね……降りてみましょうか」

透華「……明かりは足元程度、ええいスイッチはどこですの」

ハギヨシ「透華お嬢様!?なぜこのようなところに」

透華「ハギヨシ?少し様子を見に来たのですが……それよりここはなんですか?以前は無かったはずですが」

ハギヨシ「はっ。ここは」パチっ

ハギヨシ「私は今まで作ったもの全てが保存されています」

壁一面に様々なぬいぐるみ

透華「……こんな場所をいつの間に」

ハギヨシ「執事ですから」

透華「……Kちゃんぬいぐるみがこんなたくさん」

ハギヨシ「万が一の場合を考えて、いくつかのものはスペアを作っています」

透華「……ハギヨシ」

ハギヨシ「はっ」

透華「たまに、ここにぬいぐるみを見に来てもよろしいですか?」

ハギヨシ「は?ああ、いや、了解いたしましたお嬢様」

透華「ふふ、誰にもできませんよね。こんなたくさんのKちゃんを眺めるなんて」