風越部室

貴子「福路、練習中だがちょっと来てくれ」

美穂子「はい?なにかあったんですか?」

貴子「ああ、とりあえず別室で話す。鞄持って来い」



別室

貴子「…という訳だから、分かったか」

美穂子「はい。大丈夫です」

貴子「よし。じゃ、これがその資料で…」ポロッ

美穂子「あ、落ちましたよ」ヒョイッ

貴子「ん。悪い、な……」Kちゃんぬいぐるみ和装バージョン

美穂子「…………」

貴子「…………」

美穂子「……かっこいいですね?」ニッコリ

貴子「……普通に笑っていいぞ?」

貴子「まあ、流行ってるっていうのもあって知人から貰ってそのままだったんだ」

美穂子「へえ、私も持ってますよ?」通常Kちゃん

貴子「ああ、これが普通の奴か。これ、清澄の制服じゃないか?」

美穂子「モデルが清澄の麻雀部員らしいですよ」

貴子「へえ。ま、いい判断だな。このぬいぐるみ自体もなかなかのものだ」

美穂子「コーチのもいいじゃないですか。和装なんて……私も欲しかったです」

貴子「ほう……今度の全国の個人でいい成績だったらお前に譲ってもいいぞ?」

美穂子「本当ですか!?」

貴子「確かにいいものだが、私が持っておくにはな」Kちゃん持ち上げる

美穂子「大丈夫ですよ。コーチが持っていても笑う人なんて…」

ガチャ

華菜「キャプテン、ちょっと……コーチが、ぬいぐるみ?」

貴子「……何見てんだ池田ぁぁぁぁ!!」

華菜「ひぃっ!!ま、また後で来るし!!」

ガチャ

美穂子「……不意打ちで驚いただけですよ?」

貴子「不意打ち扱いはするんだなオイ」

美穂子「だ、大丈夫です!コーチがぬいぐるみ持ってても!」

貴子「また根拠が無い励ましだな」

美穂子「じゃ、じゃあこういう風に持って見て下さい」Kちゃん抱きしめ

貴子「……こうか?」Kちゃん抱きしめ

美穂子「どこからどう見ても普通にぬいぐるみ持ってるだけにしか…」

ガチャ

華菜「何度もすいませんコーチ。ちょっと聞きたいことが……え?目の錯覚?」

貴子「池田ぁぁぁぁ!!居残り練習3時間だぁぁぁぁ!!」

華菜「な、なんでだしぃぃぃぃ!!」

美穂子「……ごめんなさい」

キャプテンの説得で池田の居残りマンツーマン練習は1時間でした。