Kちゃん即売イベント、開催決定!!
場所は長野、龍門渕高校
本人もやってくる!?

菫「こ、これは……」

その知らせは、サイトに乗った小さなものだった

怜「……ちょっと行ってくるわ」

しかしそれは

末原「行かな、アカンね」

確実に

姫子「……行ってきます、ぶちょー」

各地に

春「……黒糖持っていこ」

各所へと

塞「じゃ、私が行くね?」

広まり

憧「ふきゅっ!?」

伝わっていった

智葉「全く……あいつらの代わりに行ってくるか」



イベント当日

京太郎「で、ここに座って対応すればいいんですね?」

ハギヨシ「ええ。彼女達に握手でもしてあげてください」

京太郎「はい。しかし、そんなに売れてるんですね」

ハギヨシ「……一回自分を顧みた方がいいですよ?では」

京太郎「……なんだったんだろう?お、来たか」



怜「あ、どうも」

京太郎「あ、こちらこそ」

怜(アカンわ竜華。本人もかっこいい)

京太郎(結構かわいいな。儚げな感じがする)

怜「と、とりあえず握手を」

京太郎「はい」ギュ

怜「つ、次は……えと」

京太郎「ゆっくりでいいですよ?俺は大丈夫ですからね?」ニッコリ

怜「はぅ……ひ、膝枕してもらえませんか!?」

京太郎「いいですよ……ってえ?」

怜「あ……これは、その……違うんですー!」ダッ

京太郎「あ、ちょっと!?……なんだったんだろう。お、次か」



智葉「こんにちは」

京太郎「こんにちは」

智葉(なかなかの顔だな)

京太郎(なんかかっこいい人だな)

智葉「さて、私は知人に頼まれて来ててね」

京太郎「はい?」

智葉「とりあえず写真と……こいつを受け取ってくれ」

京太郎「はぁ……なんですかこの国際色豊かなものは」

智葉「ファンからの贈り物だ。ありがたく受け取っておけ」

京太郎「そりゃ無碍にできませんが」

智葉「じゃ、写真だな。はい笑って」

京太郎「あ、はい」ニコッ

智葉「……じゃ、私はこれでな」

京太郎「あ、待ってください。これ、お返しです」

限定ミニKちゃんストラップ×5

智葉「……いいのか?」

京太郎「こっちだけ貰いっぱなしですし、もっとあげたいくらいですよ」

智葉「そうか……渡しておくよ。じゃあな」



京太郎「さて、次は」

塞「こんにちは」

京太郎「こんにちは」

塞「本当にぬいぐるみそっくりだね」

京太郎「作ってる人がすごいんですよ。俺はモデルになっただけですから」

塞「いやー、君がモデルになったから売れたんじゃない?」

京太郎「ははは。ありがとうございます」

塞「じゃー、写真をいくつかとサイン貰える?」

京太郎「サインですか?本名になりますけど……どうぞ」

塞「ありがとうね。じゃ、写真取って……はい!ありがとうねー」

京太郎「こちらこそ。……普通に良い人だったな。次、どうぞ」



姫子「こ、こんにちは!」

京太郎「こんにちは」

姫子「ええと……握手を」

京太郎「手、袖の中ですよ?」

姫子「あ!す、すいません……その、」

京太郎「握手ですね?はい、これでいいですか?」袖に手突っ込んで握る

姫子「あっ……」ビビクン

京太郎「あー、ひょっとして嫌だったり」

姫子「そ、そんなことなかです!すごくよかです!!」

京太郎「あ、ありがうございます」

姫子「その……これ、受け取ってください!!それじゃ!!」ダッ

京太郎「あ……紙袋置いて行った。これなんだろ」ガサッ

黒い大き目の首輪

京太郎「……深く考えないでおこう」



菫「ここで、いいのか?」

京太郎「はい、大丈夫ですよ」

菫「……なるほど、ぬいぐるみそっくりだな」

京太郎「逆じゃないですか?」

菫「それもそうか……思ったよりかっこいいが」

京太郎「ん?」

菫「いや、いい。とりあえず写真をいいか?」

京太郎「いいですよ?」

菫「じゃ……」

京太郎「な、なんで隣に来るんですか?」

菫「気にしないでいい……もっと寄るか」腕抱きつき

京太郎「ちょ、ちょっと!」

菫「よし、撮るぞ……終わったか」

京太郎「密着しすぎじゃ」

菫「気にするな。ではまたな」

菫(後で写真は加工しておこう)

京太郎「なんか、終始クールな人だったな」



春「…………」ポリポリ

京太郎「…………」

春「…………」ポリポリ

京太郎「……あの、何か?」

春「……黒糖、あげる」ポリポリ

京太郎「あ、どうも……おいしいですね」

春「……ん」ニコッ

京太郎(あ、笑うとかわいい)

春「……写真、いい?」ポリポリ

京太郎「あ、はい」

春「……黒糖、もっとあげる。はい」

京太郎「え?はいって」

春「……あーん」

京太郎「え?いやちょっと」

春「……あーん」

京太郎「……あ、あーん」

春「……はい」

京太郎「むぐ……おいしいです」ポリポリ

春「……良かった」ニコッ



憧「こ、こんにちは」

京太郎「あ、こんにちは」

憧「……ここよね?」

京太郎「ここですよ」

憧(何よ。想像してたより全然かっこいいじゃない!)

京太郎「あ、握手とかどうですか?」

憧「ふきゅっ!?」

京太郎「あ……余計なことでした?」

憧「あ、いや、いい!やっていいから!」

京太郎「じゃ、失礼して」ギュッ

憧(わ、わー!男の人の手握ってる!!なんかゴツゴツしてるー!!)

京太郎「あの、大丈夫ですか?」

憧「へ?」

京太郎「顔、赤いですよ?」手を額に

憧「あ……」

京太郎「熱は無い見たいですね。大丈夫ですか?」

憧「だ、だ、大丈夫よー!」ダッ

京太郎「ちょ!どこ行くんだ!?……ま、あそこまで走れるなら大丈夫だろ」



恭子「ここか?」

京太郎「はい、ここですよ」

恭子「おお、本人もなかなかかっこいいやん。大阪から来たかいがあったわ」

京太郎「ありがとうございます。大阪から来られたんですか?」

恭子「せや。長野は遠いし魔物はおるって聞くし、不安やったけどな」

京太郎「魔物なんて……いますけど」

恭子「いやおるんかい!」

京太郎「こっちから行かなきゃ無害ですから大丈夫ですよ」

恭子「あはは、面白いな。せや、記念に写真撮ろか」

京太郎「いいですよ」

恭子「んじゃこっち寄ってや。もっと寄ってええから」

京太郎「こ、こうですか?」

恭子「いっそ抱きつこか?」

京太郎「さすがにそこまでは……」

恭子「冗談や。ほな撮るで……これでよし。いいもん撮れたわ」

京太郎「こっちこそこんな美人と写真撮れてうれしいです」

恭子「褒めても何も出さんで。お、そろそろやな。なかなか楽しかったでー」



恭子「いやー、なかなか良いイベントやったな」

恭子「限定Kちゃんや主将達へのお土産も買えたし」

恭子「本人かっこよかったし、ええことずくめや」

恭子「さて、まだ時間あるな……」

咲「あ、すいません」

恭子「ん?うち?」

咲「はい。ちょっと麻雀打ってるんですけど、人数が足りないんで入ってもらえませんか?」

恭子「ええで。これでもそれなりのもんや。ただの数合わせにはならへんよ?」

咲「あはは……楽しみですよ、末原恭子さん」

恭子「……え?」



恭子「じ、時間やからここまでやな」カタカタカタカタ

咲「はい。麻雀って楽しいですよね?」

恭子「ははは……」カタカタカタカタ

咲「またKちゃんのイベントはあるらしいですから、またやりましょうね!」

恭子「やっぱ長野怖い……」カタカタカタカタ


こうしてイベントは成功に終わった
それぞれの参加者は満足気な表情で帰っていった