人形には魂が宿る、よく言われることである
これは、魂どころかご本人が宿った(?)話
小蒔「……ん、朝ですか」
小蒔「ふぁ。さて、起きてKちゃんをしまって」
京太郎「...zzz...zzz」
小蒔「……いけませんね。対局中に寝てしまうこともあるというのに、起きてすぐ寝てしまうなんて」
小蒔「ええ、夢です。私のKちゃんぬいぐるみが本物になったなんて」
京太郎「...zzz...zzz」宮司服ver
小蒔「……霞ちゃああああん!!!」ダダダダダ
京太郎「……ん?」
霞「これは、どうしましょう」
春「……どうもなにも、不審者」
巴「この辺りに知らない男の人がいること自体無いし」
初美「大人しくするですよー」
京太郎「いや、何がなんなんだ?」
小蒔「ううう……」
霞「で、あなたは何者でどうしてここに?」
京太郎「何物の何も、ただの高校生だよ。普通に自分の部屋で寝たはずなのに、目が覚めたらここにいただけだ」
京太郎(なんだこの人は……レジェンドクラスのおもちじゃねーか)
春「……でも、普通の高校生はそんな格好でここにいない」
京太郎「格好?うわなんだこれ。神社とかで見るやつか?」
京太郎(そしてこの子もすばらなおもちだぜ)
巴「あなた女の子の布団の中にこっそり入っていたのよ?」
京太郎「そんなことやらないし、記憶にない。それにこんな格好でやることか?」
初美「どのみち不審者ですよー」
京太郎「小学生に言われるか……」
初美「私は高校生ですー!」
京太郎「……冗談だろ?」
霞「これはもう警察かしら?」
小蒔「ま、待って下さい!」
巴「姫様?」
小蒔「この方の格好が、私のKちゃんと同じなんです!何かあると思いませんか!」
春「……そういえば」
初美「よく見たらKちゃんにもそっくりですねー」
京太郎「Kちゃんってぬいぐるみのアレか?一応俺がモデルだけど?」
巴「あなたが!?」
霞「そうね……まさかぬいぐるみが本物になったってこと?」
小蒔「……その通り」
初美「え?神様?」
春「……間違いない、今降ろしてる」
小蒔(神)「いや~姫様が毎晩そのぬいぐるみ抱いて寝てるじゃん?」
霞「は、はい?」
巴「なにこのフランクさ」
小蒔(神)「でさ、寝言で『会いたいです……』とか言うから、叶えてみた」ドヤァ
4人「」
小蒔(神)「ま、1日で戻るし?悪い奴じゃないから。じゃ、また麻雀でね」
小蒔「……はっ!すいません寝てました!」
4人「…………」
小蒔「どうかしたんですか?」
京太郎「何がどうなってるんだ?」
最終更新:2013年07月15日 23:00