もいっこ姉ネタ
あねの はやりが
しょうぶを しかけてきた!
はやり「京くん、朝だゾ☆」
はやりの のしかかり!
京太郎「ぐぇっ」
京太郎「姉ちゃん暑い、苦しい」
はやり「京くんが起きるまで続けるよっ☆」
京太郎「とにかく重いから離れて」
はやり「お、重くないよ!」
京太郎「いいからさっさと退いてくれよ」
はやり「そんな失礼なことを言う弟にはこうするんだから!」
はやりの
からみつく こうげき!
京太郎「脚、脚が当たってるって!」
きゅうしょに あたった!
はやり「へぇ、京くんお姉ちゃんにドキがムネムネしてるんだね」
京太郎「してないから、生理現象だからこれ」
はやり「京くんの好きな人、原村和ちゃんだっけ?お姉ちゃんとそっくりだよね?」
京太郎「似ても似つかないんだけど」
はやり「えー、だってツインテールでー、おっぱい大きくてー、麻雀上手でー、ご飯もおいしくてー」
京太郎「前三つは良いとして最後は違うだろ」
はやり「ご飯もおいしくてー」
京太郎「ハンバーグにゼラチン入れたくせに何言ってんだ」
はやり「」
はやり「話は戻るけど、京くんはどうしてそんなに和ちゃんのことが好きなのかな?お姉ちゃんだけじゃ物足りない?」
京太郎「おい俺が姉ちゃんに手出してるみたいに聞こえるからやめろ」
はやり「でもでも、和ちゃんでいいなら私でもいいと思うんだよね」
京太郎「姉ちゃんには奥ゆかしさが無いからな、そこが違うんだよ」
はやり「奥ゆかしさ……裸エプロンとか?」
京太郎「どこがだよ、奥ゆかしい要素皆無じゃねえか」
京太郎「ま、姉ちゃんに奥ゆかしさが理解できるわけないからな」
はやり「残念でしたー奥ゆかしさより積極性ってお母さんが言ってましたー、ベロベロバー」
京太郎「そんなことやってるから三十路になっても嫁の貰い手がいないんだよ……」
はやり「まだ28歳だよ!アラサーだから!」
京太郎「もう28歳だろ、早く嫁に行けよ」
はやり「……………………」
はやり「忘れてた!メロン送られてきたから京くん切ってきてよ!」
京太郎「自分で切れるだろ……」
はやり「お姉ちゃん箸より重いものは持てないから☆」
京太郎「誰かどうにかしてくださいよこのダメ人間」
はやり「これってどう思う?」
健夜「誰か家にいるとついつい頼っちゃうよね、でも弟君若いから羨ましいかも」
健夜「こっちは小うるさいお母さんだし……」
はやり「お母さんだと少し悪い気がするよね」
健夜「そうそう、この前だって――」
京太郎(姉ちゃん財布忘れてったのに大丈夫なのかよ)タッタッ
健夜母(健夜ちゃん、財布忘れていったのに大丈夫かしら)タッタッ
健夜「それでこの前もお母さんにメロン切ってもらって、おいしかったー」
はやり「私も京くんにメロン切ってもらったよ、おいしかったなー」
健夜「そうそう、そういえばこの前朝起きたらお母さん出かけてるみたいで朝ごはんも昼ごはんも無かったんだよね、酷いと思わない?」
はやり「あるある、ホント酷いよね」
アハハー マジデ? デジマ? マジデジマ?
京太郎「お互い苦労しますね」
健夜母「そちらこそ」
二人「「…………はぁ」」
カン!