【くるみさんはおいかりのようです】

胡桃「最近、私が誰にでも気軽に充電するという風潮に否と唱えたい」

京太郎「はぁ…」

胡桃「そもそも充電というのはそれだけこうエナジーとかパワー的な物が溢れてないとダメ」

胡桃「京太郎とかはもうダメダメだね。まったく充電できないよ」

胡桃「それに選ぶ人にもちゃんと基準があるし」

胡桃「どっちかって言うと柔らかい方が好きだし、身長だってあんまり大きいと怖い」

胡桃「そういう意味でシロが一番、適しているというだけで私は誰彼かまわず充電するようなはしたない女じゃないよ」

京太郎「まぁ…それはわかってるんですが…」

京太郎「じゃあ、なんで胡桃さんは俺の上に座ってるんですか?」

胡桃「ふふん。そんなの決まってるじゃない」

胡桃「京太郎が私の椅子だからだよ」ドヤァ


京太郎「いや、でも、俺、さっきの条件にまったく適してないんですけど」

胡桃「京太郎は充電する相手じゃなくて座椅子の一種だから大丈夫」

胡桃「求めてる要素が違うの。分かる?」

京太郎「分かるような分からないような…」

胡桃「それに…昔から私を抱きかかえてたんだし、今更でしょうに」

京太郎「まぁ、そりゃそうですが」

胡桃「だったら、ほら、もうちょっと後ろからぎゅっとするとか…さ」

胡桃「折角、座ってるんだし、色々とサービスしてよ」

京太郎「なんすかサービスって…」

胡桃「…この前、シロを後ろから抱きしめてた」

京太郎「うっ…」

胡桃「…シロだけズルい…私も…」

京太郎「あー…はい。分かりました。分かりましたよ、もう…」ギュッ

胡桃「えへへ…♪」

京太郎「つーか…幼馴染とは言え、もうちょっと警戒した方が良いですよ?」

胡桃「警戒…と言っても…京太郎はおっぱい好きだし…」

胡桃「私…まったくないし…ないどころか…身長まで低いし…」←127cm

胡桃「うぅ…どうして背が伸びないんだろ」ズーン

京太郎「どうどう」

京太郎「(っていうか…そういうのは関係ないんだけどなぁ…)」

京太郎「(胡桃さんちっこいけど可愛いし…ふわふわで柔らかいし…)」

京太郎「(そんなの膝に載せて抱きしめたらムラムラしてくる…ってのは言っても分かってくれないか…)」

胡桃「うー…これ絶対、京太郎が私の分の身長まで取ってった所為だよ…」

京太郎「なんつー理不尽」

京太郎「まぁ、もし、そうだったとしても返すつもりはないですよ?」

京太郎「俺もそこまででかい訳じゃないですし」

胡桃「ぬぐぐ」

胡桃「あーあ…どうしたら大きくなれるのかなぁ…」

京太郎「一応、言っときますけど、それ豊音さんの前じゃ禁句ですからね」

胡桃「分かってるって。そこまで空気読めない訳じゃないし」

胡桃「でも、たまーに…ちょっとうらやましくなるんだよね…」

胡桃「私と豊音を足して2で割ったら丁度良いくらいなのに…ってさー」

京太郎「…なんだか甘えん坊成分が相乗効果でさらに増してやばい事になる予感しかしないんですが」

胡桃「え?私って甘えん坊じゃないでしょ?」

胡桃「宮守で一番、しっかりしてるの私じゃない?」

京太郎「いや、人のことを椅子にしながら言っても説得力無いですよ」

胡桃「い、いや…でも、シロはあれだし…豊音は京太郎べったりだし…塞も二人っきりだとデレるし…エイちゃんも京太郎と秘密で日本語特訓してるんでしょ?」

京太郎「ちょっと待て。何で後半二人の事を知ってるんですか」

胡桃「塞は昔っからだし、エイちゃんは『京太郎特訓ノート』ってデカデカ書いたノートで練習してた」

京太郎「塞さんはともかく、エイスリンさんェ…」

胡桃「まぁ、それだけ嬉しかったんでしょ」

胡桃「男冥利に尽きる話じゃない」

胡桃「実際、結構、約得なんじゃないの?エイちゃんと二人っきりなんだし」

京太郎「まぁ…その…そう思わなくもない事もないですね」

胡桃「うわーすっけべー」

京太郎「胡桃さんが振ったんじゃないですか!?」

胡桃「振ったけど、まさかそう応えられるだなんて思ってなかったもん」

胡桃「やっぱ京太郎ってケダモノなんだね…引くわぁ」

京太郎「そう思うなら今すぐ降りてもらって結構ですよ?」

胡桃「じ、冗談だよ。そこまで怒らなくても良いじゃない…」

京太郎「いや…今更ですし、怒ってないですけど…」

胡桃「で…実際、どんな感じなの?」

京太郎「何がです?」

胡桃「エイちゃんとの練習だよ。まさかエッチな事とか本当にしてないでしょうね?」

京太郎「す、する訳ないじゃないですか…」

京太郎「大体、勉強って言っても図書館ばっかりですよ?」

胡桃「ふぅーん…」

京太郎「あ、これ信じてねぇな…」

胡桃「でも、エイちゃんの部屋に上がった事はあるんでしょ?」

京太郎「な、何で知ってるんですか!?」

胡桃「あ…やっぱりあるんだ…」

京太郎「ぐ…カマかけましたね…」

胡桃「まぁ、証拠はなくても、あるだろうっていう確信はあった訳だけれどね」

胡桃「京太郎ってば結構、手が早いし?」ジトー

京太郎「風評被害も甚だしいですね…」

京太郎「寧ろ、俺はセメントめいた強靭な理性をしていると思いますよ!?」

胡桃「それって固める前のだよね」

胡桃「それに…まぁ…だからこそ、色々とややこしい事になってる訳で…」ハァ

京太郎「ややこしい?」

胡桃「何でもないよ…もう…」

胡桃「ただ、コレ以上、他の女に手を出すのは止めて欲しいかな」

京太郎「い、言いがかりにもほどがある…」

胡桃「言いがかりなもんですか。割りと本気で忠告してるんだからね」

胡桃「京太郎は宮守から出ちゃダメ。絶対、ダメ」

胡桃「…じゃないとうちの過激派が黙ってないから」

京太郎「な、何か理解できない話題過ぎるんですが…」

胡桃「別に理解しなくたって良いよ。これまでずぅぅぅぅっと理解されなかったんだもん」ムスー

京太郎「あー…何か良く分からないですけど、ごめんなさい」

胡桃「良いよ…もう…」

胡桃「そういう所も…私は結構、気に入ってるんだし…」


胡桃「それより、ほら、今日は私を部屋に来る事」

京太郎「えー…何か凄い脈絡がないんですけど」

胡桃「だって、エイちゃんの部屋にだけ上がるとかやっぱり悔しいじゃない」

京太郎「見栄を張る道具にされてもなぁ…」

胡桃「いいじゃない。これまでも来てるんだし」

胡桃「それに塞の部屋には何回も上がってるんでしょ?」

京太郎「あれは…塞さんが二人っきりじゃないと嫌って言うから…」

胡桃「さ、塞、随分と責めるね…」

胡桃「ま、まぁ、いいや。それだったらなおのこと、私の事を部屋までエスコートする事」

胡桃「あ、勿論、シロみたいにおぶさって…ね」

京太郎「それはまぁ…別に構わないんですけど…でも、良いんですか?」

京太郎「シロさんはシロさんだからって納得出来ますけど…胡桃さんだと視線が危ないんじゃ…」

胡桃「その時は通報されるのは京太郎だから別に良いんじゃない?」

京太郎「ひでぇ!?」

胡桃「大丈夫。もし、京太郎が捕まって、誰からも見放されても私だけはちゃんと面会に行ってあげるから」

京太郎「出来ればそうならない道を模索してほしいところですが…っと」

胡桃「ひぁっ!?も、もう…いきなり抱っこしないでよ…」

京太郎「随分とからかってくれたんで仕返しを…と思いまして」

京太郎「それに…そろそろ暗くなって来ましたし、帰らないといけませんしね」

胡桃「うん…そうだね…」

京太郎「?どうしました?」

胡桃「いや…今日は私の番だったのに、結局…何も出来なかったなぁって思って…」ハァ

京太郎「???」

胡桃「大丈夫、分かってもらおうと思ってないから、それより…」ギュッ

京太郎「うぉ…!ちょ…胡桃さん!?突然、振り向いたら危ないですって!!」

胡桃「京太郎なら大丈夫!それに…こういう時は抱っこされるなんて子ども扱いみたいで嫌」

胡桃「ちゃんとお姫様抱っこしてよ。じゃないと…乱暴されたって言いふらすよ」

京太郎「今すぐやらせて頂きます」ガバッ

胡桃「ん…良きにはからえ♪」


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