清澄一年組で1つ

優希「咲ちゃんはズルいじぇ」

咲「えっ」

京太郎「いきなり何を言い出すんだお前は」グリグリ

優希「じぇぇぇ……!」

和「咲さん、どうせゆーきの言う事なので気にしないでくださいね?」

咲「う、うん、ありがとう、和ちゃん。 京ちゃんもやめてあげて」

京太郎「そうか?」

優希「そ、それだじぇ! それがズルいんだじょ!」

咲「な、何が?」

優希「咲ちゃんだけ京太郎を京ちゃんって愛称呼びしてるのが!」

京太郎「はあ? 何かと思えばそんな事かよ」

優希「そんな事だと!? 私にとってはそんな事じゃすまないんだじぇ!」

京太郎「なんで?」

優希「えっ……そ、それは」

京太郎「それは?」

優希「……と、とにかくズルいものはズルいんだ!」

和「ゆーき、あんまり小さい子供みたいな事を言うんじゃありません」

優希「だ、だってぇ……」

咲「……じゃあ優希ちゃんも京ちゃんを愛称で呼んでみたらどうかな?」

優希「えっ、い、いいのか?」

咲「別にいいよ? あっ、でも京ちゃんって呼び方は他の子にされると複雑だから別の呼び方にしてほしいかも」

優希「それくらいの条件なら全然いいじぇ!」

京太郎「おいおい、呼ばれる本人が蚊帳の外なんだが」

優希「だ、だめなの?」

京太郎「……酷いのじゃなけりゃ、好きにすればいいだろ」

優希「おう、好きにさせてもらうじぇ!」

咲「優希ちゃん、嬉しそうだねー」

和「そうですね」

@お腹――数十分後……

優希「よし、決めた! 今日から私は京太郎を京と呼ぶ事にするじぇ!」

京太郎「それはいいけど随分悩んだな?」

優希「いやあ、考えたらなかなか浮かばないものだじぇ。 まっ、とにかくこれからもよろしくな京!」

京太郎「へいへい」

優希「むっ、女の子に愛称呼びされたのにつれない奴だじょ」

京太郎「そんな衝撃は咲が初めて京ちゃん呼びしてきた時に散々味わったよ」

優希「ぐうう、インパクトで負けたか……!」

京太郎「というかお前の話に付き合ってたらもうこんな時間じゃねえか。 早く帰ろうぜ」

咲「そうだね、京ちゃんも気恥ずかしいみたいだし」

京太郎「おい、咲!」

咲「あはは、京ちゃん顔真っ赤ー」

京太郎「こんにゃろ!」

咲「むぎゅう!?」

京太郎「そんな事言うのはこの口か? あーん?」

咲「ほっぺたつつかないでよー!」

和「全くもう……ほら2人共、早く帰らないと遅くなってしまいますよ?」

京太郎「あっ、わりい」

咲「もう、京ちゃんのせいで和ちゃんに怒られちゃったよ!」

京太郎「なんだよ、元はといえばお前が……」

和「もう、また同じ事を繰り返すんですか京くん!」

京太郎「うっ、悪い……」

咲「あれ?」

優希「えっ」

京太郎「はっ?」

和「……あ」