Kちゃんぬいぐるみ、東京にて

白糸台、部室

淡「ねー、Kちゃんぬいぐるみって知ってる?」

菫「なんだいきなり」

誠子「知ってるも何も、流行ってるじゃんアレ」

淡「ふっふっふ。実は!私はブームが始まる前から持っていたのだ!」

淡「こう、Kちゃんが大々的になる前の、隠しから普通に表示された時に買ったんだよー!」

菫(私は隠しサービスの時から知っていたが……)

淡「最近じゃあんまり手に入りにくいし?教えてあげようかなーって」

尭深「……淡ちゃん。私、持ってるよ?」

淡「え?」

誠子「あ、私も持ってるぞ?」

淡「そ、そんな……チラッ」

菫「……自分で言うな。後、なんで私を見る」

淡「菫先輩は持ってないの?」

菫「……別にいいだろ」

淡「持ってるね」

尭深「持ってる」

誠子「確実だな」

菫「……シャープシュート(物理)」シュッ

誠子「なんで私!?」ドスッ


淡「なーんだ。みんな持ってたのかー」

淡「あ、テルーは」

菫「ああ、あいつは持ってるぞ?」

尭深「この間のインタビューで抱いてましたよね?」

誠子「アレね。確か通常バージョンじゃなかったよな?」

淡「え?なにそれ?」

誠子「知らないのか?サンプルの通常バージョンに加えて、オーダー次第でオプション付けたり服買えたりできるんだぞ?」

淡「なにそれ!」

尭深「私のはお茶とのセットで眼鏡付き」

誠子「私のは釣り人姿だ。オプションの釣り竿のクオリティがすごいぞ」

淡「ずるい!」

菫「……淡、考えてみろ。お前のは初期のオリジナルだろう?スタンダードでいいんじゃないか?」

淡「……それもそうだね!」

菫・尭深・誠子(ちょろい)

淡「あ、菫のは…」

ガチャ

照「ごめん、遅れた」

淡「あ、テルー!」

菫「お、来たか」

誠子「お疲れ様です」

尭深「お茶いれますね」

照「うん、ありがとう」

淡「ね、テルーも持ってるよね?」

照「何を?」

淡「Kちゃんぬいぐるみ!」


照「京ちゃ、Kちゃんね」

淡「?うん、そうだよー」

誠子「ちょうどその話をしてたんです」

尭深「先輩のは、服が制服じゃなくて私服ですよね?」

照「あ、ああ。そうだね」

淡「ねえ、なんで?」

照「……なんとなくかな」

淡「ふーん?」

照(本当は持ってる写真にあった京ちゃんの私服だけど)

菫「そんなことより、明日の臨海女子との練習試合だが」

淡「あ!菫先輩のはどんなの?」

菫「……だからいいだろ。それより明日の」

照「知ってる」

菫「おい!」

淡「どんなの?」

照「……王子様」

淡「え?」

照「弓を持った、王子様」


淡「…………」

尭深「…………」

誠子「……あー……」

菫「シャープシュート!!(物理)」シュッ!!

誠子「だからなんで私!?」ドスッ!!

照「うん。かっこいいよね王子様」

菫「黙れ」

淡「白馬はある?」

菫「うるさい」

尭深「お姫様もいるんじゃない?」

菫「やめろ」

誠子「弘世先輩自身がお姫様になったぬいぐるみとか?」

菫「…………」ギリギリギリ

誠子「え?そんなわけ…」ドスッ!ドスッ!ドスッ!!

菫「……では、明日の臨海女子との練習試合の話だ」顔真っ赤

照(悪いことしたかな)

照(でも、それだけ京ちゃんがかっこいいってことだよね)


臨海女子

智葉「で、明日は白糸台との練習試合だ。各自、本番のようにやれよ」

ネリー「ねーサトハー」

智葉「なんだ」

ネリー「このKちゃん、ネリーと同じ服で頼めるかなー」

智葉「……さすがに可哀想だからやめてやれ」

ネリー「えー?ハオは中国っぽい服って言っただけでかっこいいカンフーの服だったのにー」

ハオ「ふふん。日本人には中国っぽいだけで伝わるのです」

ダヴァン「私はオプションにラーメンデス」

ダヴァン「この日本の細かい技術はスバラシイデス」

智葉「ほんとそれ、無駄に凝ってるよな」

ネリー「明華は?」

明華「フランスとだけ言ったらナポレオンの格好でした」

智葉「それはまた……」

ネリー「あー……」

ダヴァン「oh……」

ハオ「…………」

明華「いいですよね?」ニコッ

4人(気に入ってる!?)


ネリー「じゃーサトハはー?」

智葉「別に普通の格好だ」

ダヴァン「あ。持ってはいるんデスネ」

ネリー「えーつまんなーい」

智葉「お前らが変え過ぎてるだけだ」

智葉「全く。明日は白糸台がこっちに来るんだから、持って帰るかしまっとけよ?」

ネリー「はーい」

ダヴァン「ネリーは持ってないデショ」

翌日、Kちゃんナポレオン仕様が白糸台麻雀部に発見されるのは

淡「やっぱずるい!」

菫「……これもいいな」

照「……え?」

また別の話


カンッ!!