京太郎熟睡姫松ver

細かいところは気にしたらアカン

合宿中、朝、京太郎の部屋の前

洋榎「皆さん、おはよーございまーす」小声

恭子「…………」

絹恵「…………」

漫「…………」

由子「…………」

洋榎「えー、今朝は、須賀京太郎君の部屋の前に来ております」小声

絹恵「お姉ちゃん、朝から呼び出したと思ったら、なんなんこれ」

由子「洋榎、眠いのよー」

恭子「しかも京太郎くんの部屋の前て」

漫「さすがに目的が分かりません」

洋榎「なんや、みんなノリ悪いで」

4人(あ、普通にしゃべった)

洋榎「ここまできたら、関西人なら察するもんやで。なあ漫ちゃん」

漫「すいませんさすがに無理です」

洋榎「えーっといつものペンはっと」

漫「朝から!?」

絹恵「お姉ちゃんー、はよ何するかゆうてー」

恭子「さすがに遊びに来てる訳やないしな」

由子「寝たいのよー」


洋榎「しゃーないなー。うちはな、寝起きドッキリをやろうと思ってるんや!」

絹恵「寝起きドッキリ?京太郎くんに?」

洋榎「せやでー、さすがやろー?」

恭子「京太郎くんが可哀想です」

由子「これは酷いのよー」

漫「部屋戻っていいですか?」

絹恵「お姉ちゃん……」

洋榎「漫、デコ出しや」

漫「うちだけ酷ないですか!?」

恭子「漫ちゃんは置いといて、寝起きドッキリする意味が分かりませんよ?」

洋榎「いやー、こーいうコミュニケーションを経て、絆を深めようて言われてな?」

恭子「誰にですか」

洋榎「代行」

恭子「解散で」

絹恵「お疲れ様です」

由子「2度寝するのよー」

漫「じゃ、朝食の時に」

洋榎「待て待て待て待て」


恭子「主将、なんですか」

洋榎「恭子、よー聞き。京太郎やで?」

恭子「……何がですか?」

洋榎「京太郎に寝起きドッキリやで?意味分かるか?」

恭子「……だから何が」

洋榎「ドッキリの名目で京太郎に何ができるかな~」

4人(何が……)

洋榎「ま、みんながそー言うならしゃーないわ。ここはうち1人で」

恭子「主将、はよ行きますよ」

絹恵「お姉ちゃん遅いで」

由子「置いてくのよー」

漫「主将、行きましょう。あ、ペンはしまって下さい」

洋榎「みんな素直やね。あ、漫はデコ出しや」

漫「勘弁して下さいー!」




洋榎「さて、京太郎の部屋やで」

絹恵「結構片付いとるね。男の子やし散らかっとるもんやと思うてたわ」

恭子「京太郎くんは部活でも掃除や片づけよーしてるしな。当然っちゃ当然やね」

由子「本人は布団でぐっすりなのよー」

京太郎「...zzz」布団で熟睡中

漫「これからどうするんですか?」額に須の字

洋榎「トップバッターはうちやね」


恭子「主将がいきなりですか?」

洋榎「こういうもんは言いだしっぺからやろ」

由子「で、何するのよー?」

洋榎「せやね……まず布団に入る」

恭子「ほう」

洋榎「で、思いっきり抱きつくんや!」

由子「おお、洋榎やるのよー」

絹恵「お姉ちゃん、大胆……」

洋榎「姫松のエース、舐めたらアカンで?」

漫「それで京太郎くんが起きたら?」

恭子「漫ちゃんにドッキリ大成功って書こか」

漫「また理不尽!?」

洋榎「……よし、いくで」

絹恵「頑張ってー」

洋榎「そりゃっ!」布団にin

由子「いったのよー!」

洋榎「よし!で、間髪いれずに…」

京太郎「……んん……」寝返り

洋榎「あ」


絹恵「京太郎くんがお姉ちゃんの方を向いた!」

京太郎「……ん……」手を洋榎に向けて伸ばす

洋榎「や、ちょ待って。アカンて、待って…」

京太郎「……んん……すぅ」洋榎を抱きしめる

洋榎「…………」

絹恵「…………」

恭子「…………」

由子「…………」

漫「…………」

京太郎「...zzz」

絹恵「お、お姉ちゃーん!」

恭子「絹ちゃん落ち着き!」

由子「そ、そーなのよー!」

漫「しゅ、主将は」

洋榎「…………」顔真っ赤

漫「……固まりましたね」

由子「これ、傍から見たら抱き合って寝てるカップルなのよー」

恭子「まんまやん」

洋榎「き、絹……」

絹恵「……お姉ちゃん?」

洋榎「うちな……悔い、ないで?」抱きしめ返す

絹恵「帰ってきてー!」


洋榎、脱出

洋榎「さて、次は絹や!」

絹恵「お姉ちゃんまだ顔赤いでー?」

恭子「そりゃあんなに激しく抱き合えば」

由子「当然なのよー」

漫「仕方ないですよね」

洋榎「恭子、ペン」

漫「助けたのに!?」

恭子「はい。で、次は絹ちゃんやな?」

由子「どうするのよー?」

絹恵「……うちは、お姉ちゃんの敵を取るんや」

恭子「つまり主将と同じように」

由子「ハグなのよー」

漫「大丈夫なん?」額に須賀の字

洋榎「何ゆうとるんや!絹なら大丈夫や!」

絹恵「うん。うち、行ってくる!」

絹恵「……えいっ」布団にin

恭子「いったー!」

絹恵「ここで抱きしめ…」

京太郎「……んん……」仰向けのまま手を伸ばす


洋榎「あ、絹!」

絹恵「え?」

ムニュ

絹恵「…………」

洋榎「…………」

恭子「…………」

由子「…………」

漫「…………」

京太郎「...zzz」絹恵の胸に手

ムニュムニュ

絹恵「…………っ」

洋榎「恭子っ!由子っ!」京太郎の手を掴む

恭子「分かってます!」絹恵の口を押さえる

由子「なのよー!」絹恵を引っ張り出す

漫「わ、わ、絹恵ちゃん!落ち着いて!」

絹恵「~っ!~っ!」じたばた

洋榎「お、落ち着くんや絹!あ、コラ!蹴ったらアカン!」

絹恵、落ち着く

絹恵「ううっ……揉まれた……初めてやったのに……」

洋榎「よしよし。絹はよーやった。うん、大丈夫や」ナデナデ

絹恵「お姉ちゃん~~」ギュッ

恭子「男は狼って、マジやね」

由子「気をつけるのよー」

漫「ですね。まさか京太郎君があんなことするなんて」

京太郎「...zzz」

漫「その上本人はまだ寝てますし」


由子「じゃ、次は私が行くのよー」

恭子「ゆーこ、どうするんや?」

由子「寝起きドッキリだからといって、起こす必要はないのよー」

漫「というと?」

由子「荷物検査をするのよー」

恭子「ああ、テレビやったらほっぽってあるもんについていじったりもしてるしな」

由子「ここで何か見つけて主将と絹恵ちゃんの敵討ちなのよー」

漫「あ、私も手伝います」

由子「じゃ、お願いするのよー」

漫「了解です」

由子「まずは……着替え」

恭子「普通やね」

由子「……下着」

漫「なんで出したんですか?」

由子「……恭子」

恭子「ん、漫ちゃんじっとしててな」ペン構え

漫「ほんといつもより酷ないですか!?」

由子「麻雀の教本」

恭子「あ、私が貸したやつや」

漫「ああ、それよく使ってますね」額に須賀京の字

由子「普通の洗面とかのセット」

恭子「普通や」

漫「普通ですね」


由子「もう一気にいくのよー」

由子「筆記用具、メモ帳、おかし、トランプ、携帯の充電器、携帯電話、携帯ゲーム機」

恭子「普通や」

漫「普通ですね」

由子「…………」

恭子「ゆーこ?どないしたん黙って」覗き込む

漫「なんかいけないものでも」覗き込む

鞄の中『末原ちゃん写真集No17~戦犯編~ 作者:赤阪郁乃』

恭子「…………」

由子「…………」

漫「…………」

由子「何も、見なかった」鞄閉める

漫「ええ、何もありませんでしたね」目逸らす

恭子「……代行からやね」拳握る

洋榎「ふう、やっと絹落ち着いたで~」

絹恵「うん……グスッ」

由子「こっちはドッキリの定番、荷物検査やってたのよー」

洋榎「へえ、なんかあったん?」

絹恵「京太郎くんが何か持ち込むとは思えへんよ」

由子「ああ、うん大丈夫なのよー」目逸らし

漫「ええ、何もみませんでしたよ?」目逸らし

恭子「…………」無言でペン構える

漫「もう、好きにしてください」


洋榎「?ま、ええわ。後は誰や?」

由子「最後に恭子なのよー」

恭子「うち?」

漫「私はさっき手伝いましたし」額に須賀京太の字

絹恵「じゃ、大将末原先輩にトリをお願いします」

恭子「そんな大げさな……だいたい凡人の私に何ができるんや」

洋榎「恭子なら最後になんかやってくれる。うちは信じてるで」

恭子「主将……」

郁乃「そうやね~。末原ちゃんならやってくれるで~」

由子「うんうん。その通りなのよー」

絹恵「代行の言う通りですね」

恭子「みんな……ってちょい待ちや」

郁乃「どしたん~?京太郎くんの唇奪わんの~?」

恭子「唇……いや、なんでここに代行がおるんですか!?」

洋榎「ほ、ほんまや」

由子「いつの間に…」

郁乃「いややわ~。仲間外れにせんとって~」

恭子「そもそもの原因は代行やないですか」

郁乃「末原ちゃん酷いわ~。ま、そんなことより」

恭子「……なんですか?」

郁乃「やっぱり最後はアレよね?」

漫「アレ?」

郁乃「キスで目覚める王子様~」


洋榎「なっ」

絹恵「はあっ」

由子「ちょっ」

漫「ええっ」

恭子「あ、アホですか!寝ている京太郎にき、キスなんて」顔真っ赤

絹恵「というかお姫様ちゃいますの?」

郁乃「ん~?いやなん~?」

恭子「え、や。いやとかそういうちゃうんです。ただ寝ている相手に勝手にやってき、キスとかこうアカン、いや、そやなくて決して京太郎が嫌いとかやなくて」

郁乃「ん~?まどろっこしいわ~。末原ちゃんあっち向いて?」末原を京太郎の方に向ける

恭子「そう、京太郎は真面目やし家庭的でかっこええ、いや、違う、いやかっこええけど。え?」

郁乃「ド~ン」背中押す

恭子「え?あ、ちょアカンからぁぁぁ!」倒れる

洋榎「恭子ー!」

バターンッ!!

恭子「あたたた…いきなり押すとか何を…」すぐ傍に京太郎の顔

恭子(あ、顔近……やっぱかっこええわ)

京太郎「……うん?……」寝返り

チュッ

5人「あっ」

末原「…………」

末原「ーッ!!!!!」顔真っ赤

京太郎「……うん?なんかうるさいような…」起き上がる

末原「あ……ああ……」カタカタ

京太郎「え?末原先輩?」

末原「あっ……アホーーーーッ!!!」走り去る

京太郎「……え?というかなんで皆さんここに?え?」


京太郎「あのー代行?」

郁乃「な~に~?」

京太郎「その、ほんとに何があったんですか?朝は皆さん俺の部屋にいるし」

郁乃「ん~」

京太郎「皆さん話すどころか目も合わせてくれないし、上重先輩の額には俺の名前書いてあるし」

郁乃「あ~」

京太郎「何より末原先輩は俺の顔見る度に逃げだしますし、ほんと何があったんですか?」

郁乃「そやね~No23の完成…」

京太郎「はい?」

郁乃「うん~、とりあえずはな~」

郁乃「京太郎君、また明日の朝な?」


カンッ!!