設定だけ作って投下しなかったネタ投下「ふぁぁ……」「どうしたんだよ咲? やけに眠そうだな。」「あ、うん、最近怖い夢ばっか見て寝付けないんだ……」「怖い夢? どんな?」「んー、よく覚えてないんだけど怪物に追われる夢、かな?」「あんまりはっきりしないんだな。」「だって夢の中の出来事だし……」「まぁそれより今の内に寝とけよ、部活始まったら起こしてやるから。」「うん、ありがとうね、京ちゃん。」眠る少女に肩を貸す少年。オカルトを持った少女に悪夢が忍び寄る。少女は悪夢に追い掛け回され、ただ只管に夢の中を走り続けていた。「はぁ……はぁ……なんで……なんでまたこの夢なの!?」逃げ惑う少女に化け物が追いつく。化け物が少女に襲い掛かろうとした時、男の声が聞こえた。「変身。」闇と共に現れた仮面の騎士。豪奢な鎧飾りに顔をすっぽり覆った仮面。手には人の身長ほどもある大鎌。「さぁ、悪い夢から覚める時間だ。」仮面の騎士がクルクルと大鎌を回しながら言った後。構えて、居合いを放った。まるで悪夢を引き裂くように。一閃が放たれると化け物は断末魔と共に消えていった。仮面の騎士が少女に告げる。「もう咲が悪い夢を見ることはない。」「それでは良い夢を……」そう言った仮面の騎士は少女の頭を撫でた。手から伝わる温度を反芻している。そこで少女が目覚めた。目の中に飛び込んできたのは金髪の少年の顔。「お目覚めですか? お姫様。」「う、うん。」突然のことで赤面する少女。夢で見たことを少年に話す。少女が再び悪夢を見ることは無かった。少女がぽつりと呟いた、だがその言葉は仮面の騎士に届いたかはわからない。「ありがとう、夢の中の騎士さん。」《ナイトメアライダー》カン
このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー と 利用規約 が適用されます。
1文字以上入力してください
本文は少なくとも1文字以上必要です。
1文字以上入力してください。