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  咲(私の名前は須賀咲) 咲(京ちゃんと結婚して早三年) 咲(夫婦関係はいたって良好、子宝にも恵まれまさに幸せの絶頂…) 咲(しかしひとつだけ問題点が…) 咲(それは…) 咲(京ちゃんが仕事をしていないこと…!!!) 咲「京ちゃん!!またゴロゴロしてないでちょっとは働いたら!!」 京太郎「んーなんだよせっかくの日曜日なのに…」 咲「京ちゃんは平日もゴロゴロしてるでしょ!」 京太郎「んなこといったってちゃんとお金はいれてるだろー」 咲「私はどこで働いてるか知らないんだけど!」 京太郎「まあまあ…それはそのうち言うからさ」 京太郎「おっともうこんな時間だ、ちょっくら行ってくるわ」 咲「ちょっと京ちゃん!!話はまだ終わってない…」 バタン 咲「もー…」 咲太郎「かーたん、かーたん」 咲「はいはい咲太郎はいい子いい子」 咲(三年前に結婚して以来京ちゃんは私に隠し事をしている…) 咲(いっさい仕事をするそぶりを見せないのに毎月入ってくるお金…決まった時間に出て行くところをみると…) 咲(何かしら働いてはいるみたいだけど…どうして私には何も言ってくれないのかな…) 咲「京ちゃん…」 京太郎「ただいまー」 咲太郎「とーたん!!おかえりー!!」 京太郎「おー咲太郎いい子にしてたかー?ほーらたかいたかーい」 咲太郎「きゃっきゃっ」 咲「あっ京ちゃんおかえりー晩御飯できてるよ」 京太郎「おっありがとな」 咲「…京ちゃん今日もどこ行ってたの?」 京太郎「え?…それはーなんつーか…仕事だよ!仕事!!」 咲「そうやってまたかぐらかす!!いったいなんの仕事してるの!?」 京太郎「えーとそれは…」 咲「もう結婚して三年だよ!!いい加減教えてくれたっていいじゃない!!」 京太郎「…すまん咲…まだ言えないんだ…でも必ず!もう少しなんだ!!」 咲「もう少しってなに!?もう私京ちゃんがわからないよ…」 京太郎「…咲」 咲「…もう先にご飯たべてて」 京太郎「あれ…咲は?」 咲「私はもう寝るから…」 京太郎「ああ…おやすみ」 咲「…おやすみ」 京太郎(もう少し!もう少しなんだ咲…!!だから…) とある喫茶店 咲「はあーーーあ…」 和「ずいぶんと長い溜息ですね咲さん」 咲「うん…」 和「また旦那さんのこと…ですか?」 咲「うん…昨日はついカッとなって大きい声だしちゃった…」 和「それにしても須賀君も三年間も咲さんに秘密にしたいことってなんなんでしょうね…」 咲「…私このままじゃ京ちゃんのこと信じられなくなりそうで怖い…」 咲「もう少しってなんなんだろ…」 和「そうですね…そうだっ!!咲さん気晴らしでもしませんか?」 咲「え?気晴らし?」 和「明後日あるプロ麻雀の新人戦があるんですよその試合のチケットが手に入ったので一緒に行きませんか?」 咲「麻雀かあ…そういえば学生以来だなあ懐かしー」 和「そうと決まれば!!三枚ありますので咲太郎ちゃんも一緒に!」 咲「そうだね…たまには息抜きもいいかも」 咲「…!!」 咲「今のは!!京…ちゃん…?」 和「どうしました?咲さん?」 咲「うん!今窓の外に京ちゃんがいたの!ちょっと追いかけてくる!!」 和「え!?ちょっと咲さん!!」 咲「京ちゃん…一体こんなところでなにを…」 咲「…!あれは龍門渕の…執事の人…?」 ハギヨシ「お待ちしておりました、どうぞこちらへ」 京太郎「ああいつもありがとうございます」 ハギヨシ「いえいえもう三年の付き合いですから」 京太郎「じゃいきましょ」 ハギヨシ「ええお嬢様が御待ちでございます」 ブロロロロ… 咲「あー行っちゃった…でも何だったんだろ今の…三年の付き合い?お嬢様?」 咲「…まさか…浮気!?」 京太郎「ただいまー」 咲「…京ちゃん…」 京太郎「うおっ!!咲!!なんだよびっくりさせんなよ!」 咲「私ね今日京ちゃんが龍門渕の人の車に乗ってどっかに行くの見ちゃった…」 京太郎「げっ!!まっ…マジか?」 咲「もしかして京ちゃん三年間も黙ってあんなことしてたの?」 京太郎「あ…あんなことって?」 咲「とぼけないで!どうせ龍門渕のお嬢様と浮気でもしてたんでしょー!!しかも三年間も!!ひどいよ!!わたしというものがありながら!!」 京太郎「は…?いやいやそれは誤解だって!!おれは咲一筋だって!!」 咲「じゃあ一体なにしてたのさ!?」 京太郎「それは…その…なんといいますか…」 咲「ほらやっぱりいえないじゃん!もう京ちゃんなんか知らない!!」プイッ 京太郎「…咲…あのな明後日…明後日にあるプロ麻雀の試合見に来てくれないか…」 咲「へ?」 京太郎「それを見てくれたら全部教えるよ…今まで黙ってたこと全部」 京太郎「じゃあおれ先寝るわ」 咲「明後日…和ちゃんがチケットをくれた試合…」 試合当日 和「人がいっぱいですねー」 咲「そーだねーどーしてこんなにいっぱいいるんだろ?」 和「なんでも今回の新人戦には期待のルーキーがいるとか」 咲「へーそーなんだ…あっ咲太郎逸れちゃだめよ」 咲太郎「かーたん、とーたんはー?」 咲「とーさんは来れないよ」 咲太郎「えー!やだー!とーたんもいっしょがいい!」 咲「わがまま言わないの」 咲(京ちゃん…ここに来れば全部わかるって…どういうことなのかな?) 咲太郎「あっとーたんだっ!!」 咲「ふえっ!!?」 咲「ほ…ホントだ…京ちゃんが卓に座ってる…でもなんで?」 衣「ふふふ…それは衣自ら答えてやろうではないか」 咲「ええ!!天江さん!!どうしてここに!?」 衣「どうしてもなにも弟子の晴れ舞台を見に来たのだ」 咲「で…弟子??京ちゃんが…!?」 衣「うむ、三年前突然やってきてな、どうしてもプロになりたいというからなー」 咲「どうしてそんな…」 衣「いや最初は断ったんだがどうしても諦めなくてなー…雨の中門の前でずっと立ちっぱなしの時もあったぞ」 衣「こっちの根負けだな…まあ初めて打ったときはまあ弱い弱い…」 咲「なんで…」 衣「なんでも咲のためとか言ってたな、あいつが俺といっしょになることでプロの道を諦めたから、だから、せめて俺がプロになってあいつが楽しそうに麻雀してた頃を思い出してもらいたいって」 咲「…バカ…」 咲太郎「かーたんないてるの?」 和「ごめんなさい咲さん…」 咲「和ちゃん…?」 和「須賀君にはどうしても黙ってくれって言われて…」 和「須賀君、武者修行もしてていろんな雀荘で賭けごともいっぱいしてたみたいで…」 咲「ううん…いいんだもう…」 『試合終了!!一位トップは須賀京太郎!!』 京太郎「…咲…ごめんな今まで黙ってて」 咲「ほんとだよこんなバカみたいなこと、しかも三年も」 京太郎「…ぐっしかたねーだろ!俺の実力じゃ三年もかかるんだよっ!」 咲「ほんと…バカだよ…ひっく…ほんとバカ…ぐすっ」 咲太郎「とーたん、かーたんなかしたー」 京太郎「わー!!泣くな泣くな!今日は優勝祝いだ!家族でパァーっとやろう!な!」 咲「…うんっ!」 京太郎「なー咲」 咲「なあに京ちゃん?」 京太郎「その…怒ってないか…?」 咲「んーちょっと黙ってたのはショックかなー」 京太郎「すまん…お前を驚かしてやろーっと思って」 咲「そりゃ驚いたよあの京ちゃんがプロだなんて…」 京太郎「あのってなんだよ」 咲「んふふふ」 咲「まーこれからはしっかり稼いでくださいね京ちゃん!」 京太郎「へいへい」 咲「あと浮気は絶対許さないから」 京太郎「だいじょぶだって俺は咲一筋だからさ」ギュっ 咲「うふふふ」ギュっ カン!!  

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