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  朝起きたら台所に咲がいた。 咲「お、おはよう」 京太郎「おはよう、咲。・・・後ろに何持ってんだ?」 咲「え!?な、なんでもないよ! あー!勝手に取らないで!!」 京太郎「おー綺麗にラッピングしてあるなあ。誰かの誕生日プレゼント?」 咲「これは・・・その・・・。・・・今日は、バレンタインデーでしょ。   だから、特別に私が作ったのを京ちゃんにあげようかなって・・・。」 京太郎「え!ほんとに!?嬉しいなあ。ありがとう、咲。まあ義理なんだろうけど」 咲「あ、当たり前でしょ!ほんとは京ちゃんには私手作りのチョコなんてもったいないけど、   どうせ誰にも貰えないだろうから、哀れな京ちゃんに恵んであげるよ。感謝してよね。」 京太郎「ああ、義理でも本当に嬉しいよ咲。じゃ箱開けるぜ。     おお凄い。チョコレートケーキだ。しかもハート型。義理なのに気合入ってるな。」 咲「さっきから一言一言うるさいよ!さっさと食べて感想言ってよね!」 京太郎「そう。じゃ、いただきまーす。・・・・・」 咲「・・・ど、どう?」 京太郎「ちょっと苦いかも。でも美味しいよ」 咲「そりゃあそうだよ!けどお子様な舌の京ちゃんにはちょっと大人の味だったかな。   まあでも、私が愛情込めて作ったのですから美味しくて当然だけどね。」 京太郎「え?愛情?入ってるの?」 咲「な!な、な、なに言ってるのよ!そんなもん入ってるわけないでしょ!   自惚れないでよね!と、とにかく!これからは心優しい私のことをもっと敬いなさい!」 だって。こんな幸せなバレンタインデーは初めてだよ。 俺は幸せ者だなあ!ハッピーバレンタイン!\(^o^)/  

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