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男京太郎 おもち巡りの旅~第一部?
京太郎「う~む…」
晴絵「ほらほら、須賀君の番よ?」
京太郎「こ、これだ!」タンッ
憧「残念、それロンね」カチャ
京太郎「しまったぁ!」
灼「またトんだ…」
玄「大丈夫だよ須賀君、昨日よりだいぶ進歩してるから!」
宥「まだまだ、これからだよ?」
京太郎「そうっすね…よし、もういっちょ行きますか!」
穏乃「その意気その意気ー!」
阿知賀女子に出張してきて3日目。
大分阿知賀の環境にも馴染んできた京太郎だった。
穏乃「さぁて!今日も行きますか!」
憧「ホントに行くの?シズ~」
玄「明日にしない?なんて…」
穏乃「何言ってるんですか!晴れ過ぎず曇り過ぎずで絶好の登山日和ですよ!」
宥「が、頑張らないと…」
京太郎「え、登山?」
灼「2週間に1回ぐらい登山に行くのがこの部の習慣になってるの」
京太郎「…なぜ」
灼「…体力づくりって穏乃とハルちゃんは言ってる」
京太郎「麻雀に体力は…」
灼「…たぶんいら
晴絵「そんなことないわよ須賀君、灼。強靭な精神は強靭な身体にこそ宿るのよ」
晴絵「ミスや失点でへこたれない強い心を持つために、体力づくりは必要なの」
穏乃「先生の言う通り!さ、行こう!」
京太郎・灼「…はい」
――登山道
京太郎「穏乃~まだ着かないのか~」
穏乃「もう少しだよー。でも、京太郎すごいね!」
京太郎「え、なんで?」
穏乃「登り慣れてる私に置いてかれずについて来てるんだもん!」
京太郎「ま、体力には自信あるからな!それにしても、こんな獣道、皆は大丈夫なのか?」
穏乃「大丈夫、他の皆はもっと楽な登山道進んでるから」
京太郎「」
穏乃「あれ、知らなかった?」
京太郎「俺は赤土先生に穏乃についていけって言われて…必死に…」
穏乃「あはは、先生ってば。よぉし、あと少し頑張ろう!おー!」
京太郎「そうだな、おー!」
穏乃「この坂を登れば、もうすぐ…」
京太郎(急な坂だな…こりゃ大変だ)
穏乃「よっ……わっ!?」ズルッ
京太郎「!!危ない!」
ドサッッ
京太郎「ふぅーっ。大丈夫か、穏乃?」
穏乃「京太郎…うん、大丈夫!ゴメンね、足滑らしちゃった」
京太郎「危なかったー、あんま急ぎすぎるなよ?」
穏乃「いやー、油断大敵だったよ。それより京太郎、痛くなかった?」
京太郎「平気平気。雑用って結構鍛えられるんだぜ?」
京太郎「穏乃軽かったし。女の子を受け止められるぐらいの力は無くちゃな」
穏乃「わ~キザなセリフ!なんか似合わない!」
京太郎「悪かったな!」
穏乃「なんてね、ちょっとカッコよかったよ。…んじゃ、気を取り直して進みますか!」
京太郎「おう!」
穏乃「とうちゃーく!」
京太郎「ふぅー、終わってみれば比較的低い山だったな」
穏乃「皆はー…まだか。じゃ、ベンチで休んで待ってよっか」
京太郎「そうだな…あれ、穏乃。ジャージの肘のとこ破けてないか?」
穏乃「え…うわ、ホントだ!あっちゃ~お気に入りのジャージなのに~」
京太郎「しょうがねえ、貸してみ。直すから」
穏乃「直す?京太郎が?」
京太郎「そ。直すっても、アップリケ貼るぐらいしか出来ないけどな」
穏乃「じゃあ…お願いします」
京太郎「おう。じゃ、終わるまでこれ着てな」
穏乃「これ、京太郎の上着?」
京太郎「あ、汗臭くない(はずだ)ぞ!ほとんど脱いで登ってたからな!」
京太郎「汗が乾いて風邪引くと悪いからさ」
穏乃「…ありがと」
京太郎「…」チクチク
穏乃(こんな大きな体なのに手先器用だなぁ…スゴイ気が利くし、力あるし…)
穏乃(清澄の部長さんが自信持ってたのも頷けるなぁ)
穏乃(…向こうではモテるんだろうな)
京太郎「ん?どうした?」
穏乃「え?ううん、なんでも!」ワタワタ
京太郎「心配か?でも、これでも裁縫にはちょいと自信があるから…」
穏乃(な~にを考えてんだ私はっ///!そんなこと関係ないじゃん!)←聞いてない
京太郎「ほら、出来た」
穏乃「おぉ~…すごい!」
京太郎(ふふふ、長野で鍛えた雑用スキルは伊達じゃないぜ!)
穏乃「ありがとね、京太郎!」
京太郎「へへ、どういたしまして」
その後…
憧「ふ~やっと着いた」
穏乃「おー、憧!待ってたよー」
玄「さすが、速い」
穏乃「京太郎も待ってるよ、こっちこっち~」
憧「あ、待ってよー、もう」
宥「ふぅ…あれ、穏乃ちゃん、あのアップリケ、どうしたんだろう?」
灼「さあ…」
穏乃「♪~」ルンルン
つづく…?