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三本の斧 むかしむかし、森の中の泉のほとりで、青年が木を切っていたそうな。 ところが青年は、手を滑らせて鉄の斧を泉に落としてしまったのです。 京太郎「参ったな、薪が無くっちゃカピーが凍えちまう」 すると泉が光を放ち、美しい精霊の姉妹が出てきたではありませんか。 照「京ちゃん。あなたが落としたのはこの金の斧?」 咲「それともこの銀の斧かな?正直に答えたら私をお嫁さんにプレゼント!」 照「いや、お嫁さんになるのは私だから…」 咲「京ちゃんの嫁は私に決まってるでしょ!」 京太郎「えぇ…」 青年は、いきなり嫁だのなんだのと言われて答えに窮してしまいました。 そこで彼は一計を案じます。わざと欲をかいて嫌われようと思ったのです。 京太郎「全部の斧をよこして、ふたりとも俺の嫁に来るならいいぞ」 照「…本当にそれが望みなんだね?京ちゃん」 咲「はい言質取ったよ!咲ちゃん今の発言を録音しました!」 京太郎「………は?」 …こうして青年は金銀鉄の斧を手に入れ、ふたりの精霊姉妹を娶ったんだとさ。 それから彼は鉄の斧で森を切り開き、カピバラ農園を作って大成功を収めました。 咲「京ちゃん、今晩は私としようね♪」 照「次の晩は、私と朝までずっと…」 京太郎「ま、待ってくれ!毎日忙しいから、せめて週末は休ませて…」 咲「…え?その日は私とお姉ちゃんと三人で、一日中愛し合うんだよ」 照「ふふ…京ちゃんってば姉妹独占なんて、欲張りさんなんだから」 京太郎「ちょ、待っ…嬉しいけどこれはキツい!助けてくれカピー!」 カピー「キュー?」 子宝にも恵まれた彼は、ふたりの妻と沢山の子孫、カピバラと幸せに暮らしました。 そして三本の斧は、今でも青年の家に受け継がれ、仲良く飾られているそうですよ。 カン!

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