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須賀京太郎、私達の小学校からの腐れ縁で阿知賀子供麻雀クラブに参加していた男子 その麻雀の腕は割と残念であったものの人当たりの良さから馴染むのは早かった 特に仲が良かったのは玄。 『玄ねぇ』と呼ばせながら弟のように可愛がり、余計なことに女性の胸の素晴らしさを叩き込んでいた その次はシズ。 山に登る付き合いをしてくれる人間が増えたのが嬉しかったのか、事あるごとに私も連れていかれた で私はというと、話ぐらいはするものの別に仲良くはない いやだってあいついろいろ残念だし、中学に入ってからなんか目が怖いし そういうわけで距離を置いて付き合ってた けど、玄やシズはその変化に全く気付いてないっぽい シズは「友達なんだから仲良くしようよ」と能天気 玄にいたっては「弟分をいじめるのはやめるのです、憧ちゃん」となぜか私が悪い扱い あのぽけぽけ娘たちに任せていてはいつか間違いが起こって女が泣きを見る、絶対だ だから私が守らないといけない。体を張ってでも、大切な友人のために その決意を固めた日から、あいつと二人を近づけないよう私の奮闘が始まった 放課後は玄がわざわざ阿知賀中から突撃してくる前に京太郎を連れ出す 休日はシズが山に誘えないように先に予定を押し付けて買い物の荷物持ちとして連れまわす そんなこんなの日々を過ごしていたら、いつの間にか私と京太郎が付き合ってるなんて噂がたった 正直エロい目で舐めまわされることも多いから嫌だったけど 街中で松実姉妹と遭遇したら玄が恨めし気に私を見た後、宥ねえに抱き着くという謎の行動をしていた 相変わらず玄の行動は突飛で訳が分からない 一方でシズはわざわざケーキを買ってお祝いをしてくれた そういうのじゃないと言い聞かせるのにとても苦労した。相変わらずシズは人の話を聞かない そして更に一年が経ち中学二年、京太郎は奈良を離れ転校していった 玄は泣き、シズは少し落ち込み、一方で私は後悔のさなか あいつの転校が分かって完全に空気に流され、その、一晩だけそういう関係に…… 正直合わせる顔がなくて、逃げてる間にそのまま京太郎は私の前から姿を消した それから、私は良く分からない気持ちに苛まれながら麻雀にも打ち込めきれずに鬱屈した日々を過ごす羽目になった 中学三年、シズが私に久々に電話を入れるその日までは インターミドルで何故か優勝している腐れ縁の男、阿知賀でインハイに行って会うと豪語する親友 正直迷った、私なら晩成に受かるのは余裕。それならあたし一人抜け駆けすることも―― あれ、なに考えた私? 『抜け駆け』って何? 別に、私はあいつのことなんか―― 須賀京太郎はお気楽でエッチで、人を振り回す馬鹿な金髪で、私は敵視していたはずなのに なのになんで、画面の向こうにいるやつに会いたいなんて、そんなことを思うんだろう 阿知賀女子学院麻雀部同好会発足まで、あと数日 『和⇔京太郎 阿知賀編、アコチャーの事情』  カン

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