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※全国終了後、交友持って何回か遊んでると思ってつかさい。
東京都内・某バスターミナルにて
京太郎「もうちょいでバスが出る時間か……じゃあな大星、今日も楽しかったわ」
淡「…………」ギュ-
京太郎「はいはい、いいから離れた離れた。 後ろから抱き着かれっぱなしじゃ歩きにくいったらねぇよ」
淡「……帰るな」
京太郎「……はい?」
淡「帰るなって言った」
京太郎「いやいや無理無理、明日学校だって」
淡「休め」
京太郎「お前も学校あるだろ!? いいから、おふざけはその辺にして離れろよ大星」
淡「やだ、帰るんなら絶っ対離さないっ……!」
京太郎「お前なぁ……」
淡「……離したら帰るじゃん、サキのところに」
京太郎「いや普通に自分の家に帰るって!」
淡「キョウタローの家、サキが住んでる町にあるよね……?」
京太郎「そりゃそうだけど……もぅ何なんだよ今日のお前は!?」
淡「なら、帰ったらキョウタローはサキのところに行っちゃうじゃんっ!」
京太郎「話が堂々巡りしてませんか大星さん?!」
『間も無く、◯◯◯便が発車致します』
京太郎「えっ!? あ、ちょっ、待っ!? ……行っちまった……おいどーすんだよ大星、次のバス1時間半後だぞ……」
淡「帰る気なら、次も同じ事してやる!」
京太郎「お前、今日は随分ワガママが酷いな……」
淡「ワガママでいい……物分り良くなんていらんない……キョウタローは取られたら、もう帰ってこない……」
京太郎「取られ……え?」
淡「私……このまんまじゃ、サキにキョウタローを取られちゃうっ……! 麻雀も、テルも、キョウタローも……みんなサキに取られちゃう!」
京太郎「おい、落ち着け大星……!」
淡「私が好きになったもの、全部取られちゃうっ……!ねぇ何でっ!? 私は、何かを好きになっちゃいけないのっ!?」
京太郎「淡!!」
淡「っ!?」
京太郎「いなくなんねぇよ俺は……照さんだって同じだろうけど。」
淡「……でもキョウタロー、ちょくちょくサキの話するじゃん」
京太郎「そりゃまぁお前……あーもー分かった! 淡の気が済むまで一緒に居てやるよ」
淡「えっ……?」
京太郎「何でそこでお前が不思議そうな顔をするのか……」
淡「だって、キョウタロー学校あるんじゃ……」
京太郎「さっき休めとか言った奴のセリフじゃねぇな……正直俺、何で淡がそこまで不安になってんのか分かんねぇんだけどさ……」
淡「何で分かんないの! 鈍感! ぼくねんじん!」
京太郎「すいませんねっ! ……それでもさ、そこまで不安になってるやつを放ってもおけねぇんだわ。ダチなら尚更な?」
淡「うん……」
京太郎「だから、淡の気が済むまで一緒にいる。」
淡「キョウタロー……」
京太郎「何だよ?」
淡「さっきから淡って……」
京太郎「いっ……勢いで言っちまったんだよっ……! 悪ぃ、嫌なら」
淡「イヤな訳ないじゃん! というかずっとそう呼べ! 淡ちゃんの命令である!」
京太郎「はいはい、分かりましたよお姫様……で、これからどーすんだよ?」
淡「せっかくだし、もっとキョウタローと一緒に遊べるとこ行こう! お泊まりコースで遊びまくるぞー!」
京太郎「うっしゃあ! 俺ももう腹括った! とことん遊び倒してやる!」
――――――――
・翌日 清澄高校 昼休み
まこ「ん? 今日は京太郎おらんのか?」
久「そうよ。 今朝部を休むって連絡あって……何でも東京に遊びに行ってトラブったらしくて、学校休んだみたい。」
和「東京……咲さん。」
咲「うん、多分淡ちゃんの所に遊びに行って、それでだと思う。」
優希「なんのトラブルかは分からんが、京太郎印のタコスがお預けなのが痛いじぇ……」
咲「京ちゃん……」
宮永咲
自らの敗北を悟るまで、後……
カンッ