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・清澄高校食堂にて 咲「はい京ちゃん、レディースランチ。 もうこれ何回目?」 京太郎「悪い悪い……この間迷子になってお前を見つけた世話代って事でさ?」モグモグ 誠「ほんっと、咲ちゃんはいい嫁さんだなぁ。」 咲「だから京ちゃんとは幼馴染で、中学校一緒だっただけです。 嫁さん違います。」 久「甘いわよ咲!」バンッ 咲「部長!?」 久「咲……幼馴染みの男の子は、大事にしなさい……さもないといつの間にか取られるわよ? 年下の幼馴染みの女の子とかに」 咲「は、はい……」 和「そうですよ咲さん。 幼馴染みというポジションは、強い様で儚いんです……」 咲「和ちゃん?」 和「そう……ぽっと出の一目惚れした程度の双子お嬢様に取られてからでは遅いんですよ?」 京太郎「あー……和? 何か悪いもんでも食ったか?」 郁乃「せやでー……小学生の時に別れた幼馴染みと再会してぇ、積極的にアプローチしとったらぁー……中学からの親友とかぁ、不幸属性な年上の同級生に横取りされたりするんやわー……窓辺のラジオから流れるラブソングが虚しいなぁー……」 京太郎「アンタ誰だよっ!?」 久「とにかくしっかり掴まえておきなさい……あ、須賀君さえ良ければ、私の所に来てもいいのよ?」 京太郎「ははっ、またご冗談を……」 和「私も、須賀君がその気なら……」 京太郎「和……!?」 郁乃「センセも大歓迎やでぇー?」 京太郎「いや、だからアンタ誰だって!」 咲「……嫌だ……京ちゃんを、取られたくない!!」ゴッ! 京太郎「さ、咲……? 何か、お前からおっかねぇオーラが……」 咲「どんな形でもいい……私は、京ちゃんが欲しい!!」 和「咲さん……」 咲「分かったんだよ、今やっと……中学校以来、誤魔化し続けてた……京ちゃんの幼馴染みでいられれば、そうでいられれば関係の深さなんて気にしないって……」 咲「でも違った。 私は飢えてる……乾いてる、京ちゃんに!」 咲「みんなの懐にいる京ちゃんをもぎ取ってでも、私はっ……!」ゴゴゴゴゴ…… 京太郎「あ、そういや咲がこの間言ってた本の発売日今日だろ? 帰り買っていこーぜ。」 咲「あ、うん!」 京太郎「丁度俺の買ってるマンガの新刊も出てたしなー」 咲「たまにはマンガ以外も読んだ方がいいよ京ちゃん?」 京太郎「うっせぇ、コノコノ……!」グリグリ 咲「ちょ、京ちゃんぐりぐりやめて、いたいいたい!」 ワイワイキャッキャ ―――――――― 和「流石ですね部長、煮えきらないあの2人の為に一肌脱ぐなんて……」 久「……ヤミ覚醒した咲に恐怖した須賀君を抱き留めて、そのまま奪おうと思ったのだけれど……上手くいかないものね。」 和「ウチの部長が外道過ぎた件……」 郁乃「女の子のヤミ覚醒で無理ならぁー……男の子の方をヤミ覚醒させればええんちゃうんー?」 久「それだわっ!」 和「乗らないで下さい部長!?」 カンッ

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