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和「ふっふっふっ…待ちに待った時が来ました!今までのフラグ積み上げが無駄骨でなかった事の証の為に、今度の休日に!須賀君をデートに誘います!」 和「合同合宿にて須賀君のお土産を忘れなかったのも、須賀君にお弁当を分けたのも、常に須賀君に労いの言葉をかけ続けたのも……全ては須賀君と結ばれる為!」 和「咲さんも須賀君を狙っているみたいですが……残念ながら須賀君だけは譲れません!須賀君の初めてのキスの相手は咲さんではない!この原村和ですっ!」ウォー! 和「……ゴホン!さてと、はしゃぐのも程々にしてそろそろ須賀君を誘わないといけませんね。彼は一体どこに………」 京太郎「ああ……だな………それで……」 和「ふふ…見える、見えます!私の目の前に須賀君がいます!須賀く────!」 京太郎「じゃあ今度の休日にこっちに来るんだな。久しぶりのデートだから本当に楽しみだよ。うんうん、分かってる分かってる…」 和「………え?」ピタッ 京太郎「それじゃあ休日に会おうぜ。お前が楽しめるようにしっかりとセッティングしておくよ……またな、愛しのお姫様」ピッ… 和「なん………だと?」 京太郎「砕け散った夢を~♪明日の果てに~♪」タッタッタッ…… 和「……………」ポツーン… 和「あ…ああああ……!」グニャア~ 和「セッティングですと……!?須賀君……愛しのお姫様ですと………!?私ではない他の誰か……!別の女の子とデートですと……?」 『久しぶりのデートだから本当に楽しみだよ』 ダヨー…… ダヨー…… ョー…… 和「バーカ………!あり得ますかそんな事…………!私の須賀君が他の泥棒猫に奪われるなんて事………!」ワナワナ… 優希「頑張っちゃった頑張った我々~♪……お!あそこにいるのは…」 和「一体どこの飢えたオオカミが須賀君を奪いやがったんでしょうか。そもそもオオカミなら私ことわっちがいるというのに。いや、きっと須賀君は騙されているんです。須賀君は優しいですからね、きっとそこに漬け込んで須賀君を籠絡したに違いありません。 それに須賀君は私に好意を抱いていたじゃあないですか。私の胸を何処かの組織の勧誘よろしく、ちらちら見てた時期もありましたし。私も須賀君の熱い視線を感じる度にメチャクチャ興奮したのは誰にも言えませんが。 いや、思い返せば最近の須賀君は私の胸をチラ見しなくなりました。ひょっとしたら須賀君を誘惑した女性は私と同じ大きな胸の持ち主である可能性も…? 最早、一刻の猶予もありません。私の可愛い須賀君を穢らわしい獣から守らないと。そうです、須賀君はこの私、原村和に管理運営されて初めて真の幸福を得られるんです。 他の女の子では須賀君は幸せになれないんです。咲さんであろうと優希であろうと私と須賀君の幸せの邪魔は許されません。ましてや私の知らない赤の他人などには………」ブツブツ 優希「のどちゃーん!何をブツブツ言ってるんだじぇ~?」ヒョイッ 和「…………」ピタッ 優希「のどちゃん?」 和「優希………次の休日ですが予定は空いてますか?」ドドドドドドドドド…… 優希「タコっ!?」ビクッ 和「少し私に付き合って欲しいのですが構いませんね!!!!」ゴアアアアアアッ!!! 優希「ひいいいっ!のどちゃんの全身から炎が激しく燃え盛っているじぇぇぇぇぇ!」 この日、長野の最高気温の記録が更新されたという。 なんやかんやで京太郎のデートの日 京太郎「久しぶりのデートで少し緊張するぜ…」ワクワク 和「…………須賀君。待ってて下さいね。貴方を誘惑する卑劣な女の子は私が制裁を与えてあげますから…!」 優希「それにしても犬に彼女ねえ……ヘタレの癖して中々やるじぇ」 和「違います!」クワッ! 優希「ひっ!」 和「須賀君の彼女はァァァァ!この原村和ただ一人ィィィィィィィィ!」ゴゴゴゴ… 優希「うんうん!分かってるじぇ!京太郎はのどちゃんの嫁だじょ!」 和「フゥゥゥゥゥ~……!例え親友である貴女であっても須賀君は渡しませんからね!」 優希「し、心配しなくても大丈夫だじょ!京太郎は良い友人だが、恋愛感情とかそういうのはないんだじぇ!だから、喜んで京太郎はのどちゃんに譲るんだじょ!」アセアセ… 和「譲る……?」ギロッ 優希「ひいっ!?」ビクッ! 和「私の前で自分のものみてーに!!須賀君を譲るなんて口にすんじゃねーって ばよ!!」ゴオオオオオッ!!! 優希「にゃあああああっ!もう!今ののどちゃん凄くめんどくさいじょー!!!」 京太郎「さてと…そろそろかな」タッタッタッ…… 優希「あっ!京太郎が移動するじょ!」アセアセ 和「きましたか…須賀君を弄ぶ悪女が……!」 優希(早くいつもののどちゃんに戻ってほしいんだじぇ) タッタッタッ……… 優希「あっ、見つけたじぇのどちゃん!ん……?京太郎の他にもう一人いるじょ……」 おもちの大きな少女「久しぶりです、京太郎さん」 京太郎「ああ!北海道からこっちまで大変だったろ?」 和「あ…………あれは有珠山の……!」 由暉子「いえ、こうして京太郎さんに会えただけでも凄く嬉しいです。連休の間、よろしくお願いしますね」ニコッ 優希「えーと…確か…」 和「真屋由暉子ォ…………!」ギリリリ……バキッ! 優希「ひいいっ!?双眼鏡が粉々になったじょ!」 和「ふ……ふふ……!まさか彼女が須賀君を毒牙にかけていたなんて……なるほど……!戦いはすでに……全国大会で対峙した時から始まっていた訳ですね……!やはり彼女とはヤり合う運命にあった…!」フルフルニィィ…… 優希(のどちゃんの顔がテレビではお見せ出来ない事になってるじぇ…!)ガタガタ 京太郎「よし!立ち話もなんだろうし何処かゆっくり出来る場所に行こうぜユキ。この近くに新しく出来たお洒落なカフェがあるんだ」 由暉子「はい。では……」スッ… 京太郎「おお?」 和「な……!あの女……自分から須賀君の指に手を………!」 優希「ほほう…!見た目の割りには中々に大胆な娘だじぇ……」 京太郎「は、はは……今日は随分と積極的だなユキ?」ドキドキ… 由暉子「くすっ……そうですか?」 タッタッタッ…… 優希「うーむ……京太郎め、あの小娘にリードされてる感があるじぇ……なあのどちゃ………」 和「追いましょうか優希………!あの二人を……!」ラララララ……! ズシン……! ズシン……! 優希「ひいっ!のどちゃんの足跡から黒い炎が上がってるじぇぇぇぇぇ!」ガタガタガタガタガタガタ…… 【カフェ コロ・センセー】 触手だらけの店員「ヌルフフフ……どうぞごゆっくり~!」ニヤニヤ… 京太郎「そしたらカピーが興奮しちゃってさ、大変だったよ!」 由暉子「ふふ、カピーちゃんは本当に元気な子ですね」 イチャイチャ アハハ ウフフ 和「ああ、これは許されませんね。私の前であんなイチャイチャして下さりやがって。私がちょっと隙を見せた間に須賀君をかすめ取るだなんて卑劣極まりません。 彼女には後でたらふく制裁を与える必要がありますね。あの卑しい胸を使って須賀君を籠絡したに違いありませんもの。 例えばわざと須賀君の股間にジュースをこぼして手の代わりに胸を擦り付けたり、一緒にお風呂に入りその無駄に大きな胸で須賀君の身体を入念に洗ったりしたりして。全くいやらしいにもほどがあります。まさに懲役ものですよ。 ああ、想像しただけでもヘドをぶちまけてしまいそうです。私の可愛い須賀君に不埒な真似をするなんてこいつはメチャ許さんよなあっ!って気分になります。 須賀君も須賀君です。あんな胸に釣られてしまうなんて油断し過ぎです。どうせだったら私の胸を揉んでくれれば良かったのに。私はいつでもウェルカムだったんですよ須賀君? 部活の時だって二人きりになった時に須賀君の前で屈んで谷間を見せたり、須賀君がPCの前にいる時もPCを見るふりをしてさりげなく胸を押し付けたりしたのになんで野獣と化して襲わないんですか。 私は須賀君を、草食男子に育てた覚えはありません。それは女の子を食べ散らかす低俗な肉食系よりは遥かにマシですが、あまりに遠慮しすぎると女の子をヤキモキさせてしまうものだと知っています? 早く私の思いに気が付いて下さい須賀君。あんな男の心を弄ぶ小悪魔の誘惑をふりきって私の所に帰ってきて下さい。 私のお腹に須賀君の子供が宿ると信じて……私の胸の中にワンチャンダイブ!次の世代に希望を繋げましょう。ね、そうしましょう須賀君。だから早く私に振り向いて……」ブツブツ…… 優希「ダメだじぇ…こののどちゃん……早く何とかしないと……!」ガタガタ… 由暉子「京太郎さん。口元にクリームがついてますよ」フキフキ… 京太郎「あっ、悪いユキ。ありがとな…」 和「……周囲に彼女アピールしつつ、須賀君の好感度UP………!なるほど…一石二鳥って訳ですか…!流石は須賀君を虜にした小悪魔……なんて狡猾な真似を…!」ピキピキ…! 優希「のどちゃん……少し休んだ方が…」 和「大丈夫ですよ優希……」ニコッ 優希「ホッ………」 和「私はいたって正気ですから………!」ジョーリジョーリ 優希「包丁を研ぎながら言っても説得力ないんですけど!?」 京太郎「さてと……そろそろ店を出ようか?」 由暉子「はい、そうしましょう。……私も早く京太郎さんの部屋でゆっくりしたいです」 和「…………はい?」 優希「ど、どうしたのどちゃん?」 和「今、あの泥棒猫はなんて言いやがりました?」ブルブル… 優希「なにって…」 和「須賀君の部屋でゆっくりしたいって言いやがりましたねぇ、須賀君の部屋って!」クワッ! 優希「ヒッ!?」 和「それはつまり………!『須賀君の部屋でゆっくりしたいです→ゆっくりした後で須賀君を食べたいです→今夜は寝かせませんからねウフフ→うぬの精力はその程度か!』……って事なんですよ優希…!」バーン! 優希「話が飛躍し過ぎだじぇ…」 和「ううう……!まさかそんな関係にまで発展してたなんて……!どうして……!どうしてあの泥棒猫なんですかぁ…!抱くのなら私にしてくれれば良かったのにぃ…!あんまりですぅ……!」ボロボロ… 優希「の、のどちゃん…?」 和「もう駄目ですおしまいです…!もう自分の感情を抑えられません!あの女は地獄すら生ぬるい!」ゴゴゴゴ… 優希「ちょっ!?何をするつもりなんだじぇ!?いつの間にかレンガみたいな石鹸を手にして!早まった事は止めるじょのどちゃん!」 和「ハァ…ハァ…!あの女を潰しますからね…!あの女を潰して私も────!」 優希「フンッ!」ドゴォッ! 和「タコス!?」バタッ… 一般客「オッ、ナイスボディブロー」 優希「ふう……危ない所だったじぇ……取りあえず他の客の迷惑になるから早くのどちゃんを別の場所に運ばないと……今日は本当に疲れるじょ……はぁ……」ズリズリ… 和「るるるるる……」ピクピク… 京太郎「あっちの方がなんか騒がしいけどなんかあったのかな…?」 由暉子「さあ…………?」 後半へ、続く(キー○ン山田風に)

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