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照「京ちゃん、どうして咲をこの世界に連れ込んだの?」
京太郎「それが、貴方との再会があいつの目標だったからですよ。他にはないです」
照「知ってるでしょ! 咲は、麻雀に関わればそれだけ人としてとの心を失う。
だれにも理解できない、化物になる。京ちゃんが傍にいて日常で過ごせばあの子は幸せなの!」
京太郎「姉に会いたいっていうのは人間らしいって思いますよ」
照「っ、京ちゃん、忘れないで、貴方が咲の最後のリミッター。咲が京ちゃんを見失ったとき、あの子はすべてを滅ぼす雀士になる」
京太郎「俺はただの幼馴染ですよ。そんなことできやしない」
照「どうして分かってくれないの? あの子は、あの子だけは巻き込みたくなかったのに」
京太郎「照さんはなまじ見えるから考えすぎなんですよ。いざとなったら、俺が体張ってやりますよ」
照「絶対だね?」
京太郎「ええ。俺は咲の味方ですから」
照「そう、じゃあ今からは敵。咲が何をしても勝てないぐらい、圧倒するだけ」
京太郎「あいつはそれでも超えますよ。限界の向こうに華を咲かせるのがあいつなんだから」
二人の邂逅はこうして平行線のまま終わる。お互いに一人の少女を思うがゆえに、相いれない
IFの邂逅、カン