「h8-16」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

h8-16」(2012/11/06 (火) 19:59:48) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

  「おー今日の食堂なんか混んでるな」 お昼になってご飯を食べに食堂に来たけど……混みまくってて席が開いてない。 「咲もどっか行っちゃったし……んー」 「須賀くん?」 「えっ?」 近くの席から呼ばれたのでそっちに顔を向けると、 「あれ、和? 食堂に居るの初めて見たな」 「ええ、そうですね。今日はちょっとお弁当を忘れまして……」 「なるほどなぁ」 「もしかして須賀くんも?」 「いや、いつもここなんだ。で、今日も来たんだけど……あはは」 「ああ、席が全部埋まってて食べられないと」 「そういうこったな」 「でしたら相席しませんか?」 「え!? い、良いのか?」 「はい、問題ありませんよ。……嫌でした?」 「むしろありがとうございます!」 「は、はい……ふふ」 「よーし、それじゃちょっとランチ買ってくるか」 「はい、待ってますね」 「久しぶりに食べたけどこのセットも中々のお味……」 「それって確か、男性の方に人気なはずでしたが……あまり食べないんですか?」 「いつもは咲にレディースランチを頼んでいるんだよ。日替わりだから毎日メニュー違ってて美味しいし」 「咲さんに? ああでも、付き合ってくれそうですね」 「ほんと、いつもありがたいです……」 「本当に仲が良いんですね、お二人は」 「まあ幼馴染ってやつだしなー」 「すこし、羨ましいですね。優希とは長い付き合いですが、咲さんとは高校からなので……」 「そういえばそうだよな」 「それに、学校では友だちだといえる人はあまり居なくて」 「……そうなのか?」 「ええ。……あ、これはあまり良い話じゃありませんでしたね。気にしないでください」 「んー……なあ和」 「はい?」 「俺と仲良くしようぜ」 「……えっ?」 「だから、俺と友だちにならないかって」 「……それはさっきの話からの同情とかでしょうか」 「違うって! いやまあ、思うところが無かったわけじゃねえけどさ。実は前からなりたかったんだ」 「私の友だちに……ですか?」 「ああ。けど咲を連れて行って、咲が先に仲良くなって。俺は雑用とかであまり部室にはいないだろ?だから話すことも無いから結局、この会話がかなり久しぶりの会話になってる」 「たしかに、全く話すことがありませんね。麻雀の話をしようにも理解できていないようでしたし」 「うぐっ……これから勉強していきます」 「そうしましょう」クスッ 「だから、勉強しまくって和に麻雀の相談するからな。そこから仲良くなってやる!」 「…………そうですか」 「あれ、もしかして嫌だった……り?」 「いえ、そうでなく……その」カオマッカ 「うおっ、なんで赤らめてるんだ!? もう寒いし風邪とかじゃ」 「大丈夫です。……むしろ何故でしょうか、あったかいです」 「なら平気なのか……? でも気をつけろよー?」 「はい。それでは、私の友だちになってくれますか?」 「! お、おう。よし、俺と和は友だちだ!」 「ええ、よろしくおねがいします。京太郎くん」ニコッ 「……生きててよかった」ボソッ カン!

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: