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京太郎「~~♪」ジュージュー 健夜「ただいまー…」 京太郎「お、おかえんなさい」 健夜「…あれ?京太郎くん?お母さんは?」 京太郎「今日は町内会の集まりらしいですよー。俺は晩飯作りに」 健夜「…お母さんは私のこと自分でご飯も作れない娘とでも思ってるのかな」 京太郎「作れるんですか?」 健夜「…盛り付け手伝うねー」 京太郎「潔いことで何より。つってもほとんど出来てるんでご飯盛っといてもらえます?」 健夜「はーい」 ――― ―― ― 京太郎「んじゃま、頂きますっと」パンッ 健夜「頂きます…珍しいね、しょうが焼きなんて」 京太郎「あれ、お嫌いでした?」 健夜「ううん、私は好きだけど。どっちかって言うと京太郎くんがあまり好きだっじゃなかったんじゃないかなと思って…」 京太郎「あー、まぁ確かにあまり好きって訳でもなかったんですけど…」 健夜「けど?」 京太郎「こう、衝動的にマヨネーズを使いたいって気持ちが…」 健夜「あー、だからしょうが焼き…」 京太郎「冷蔵庫にあったのからしマヨだけでしたけどこれはこれで…」 健夜「うん、美味しいよね」 京太郎「こういうちょっとした発見って得した気分になりますよねぇ…」 健夜「あー、あるある。明日にはころっと忘れてそうなんだけどその時だけすごく嬉しくなっちゃうやつ」 京太郎「その積み重ねで人生ってやつは面白くなるんですねぇ…」 健夜「あはは、しょうが焼きで人生語るなんて変なの」 京太郎「偉業なすタイプの人間じゃありませんし、これでちょうど良いんですよ俺は。ほら、健夜さんも早く食べる。冷めないにこしたこと無いんですから」 健夜「はいはい。美味しいご飯に感謝していただきます」 おちなしカンッ

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