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京『中一の時は咲は本が好きだからって栞にした。あの頃は金もなかったし単純だったな』
京『中二の時はいつも料理は親父さんと分担で作ってるって言ってたからエプロンにした』
京『中三の時は咲は良く転ぶから引退していらなくなったハンドの膝肘サポーターをあげたな…あれは我ながら酷かった』
京『さて去年の時点でもうネタ切れ感半端ないんだが今年はどうしようか……』
―――――
咲「と思ってるに違いないと思うんだ!!」ドン
和「えぇ……」
優「咲ちゃん今日はテンション高いじぇ」
咲「私は何貰っても嬉しいんだけど京ちゃんいつも悩んでるの分かるから心苦しくて…そこで今年は前もって情報を流しました」
和「そうなんですか?」
優「何かリクエストでもしたのか?」
咲「流石に面と向かって何が欲しいとか恥ずかしくて言えないよ。この前皆で北欧雑貨の話したでしょ?」
和「ああ、そんな話しましたね。咲さん、ノルウェーの小物が懐かしい感じがして好きとか」
咲「それを聞いた京ちゃんはきっとノルウェーのおしゃれな雑貨をプレゼントしてくれるに違いないよ!」
和「そんなオカルト…」
優「日常会話から女の子の欲しいものをリサーチなんてそんな気の利いたこと犬に出来るとは思えないじぇ」
和「あ、部室着きましたよ」キイィ・・・
京「咲、誕生日おめでとう!今年は咲が北欧好きって聞いたからノルウェーサーモンで咲のパーティーならぬ鮭のパーティーだ!」
咲「うわわ美味しそう!ありがとう京ちゃん!!」
和(ホントに須賀君のプレゼントなら何でも良いんですね)
優(ダジャレ寒いじぇ…)
カン!
おまけ
京「これでも色々考えたんだぜ?和が北海道の友達から聞いて食べてみたいって言ってたから、ちゃんちゃん焼きにしてみたり…」
和「あ、ホントだ。ありがとうございます」
京「ノルウェーって言ったらカモシカだけど流石に手に入らないから鹿肉でタコス作ってみたり…」
優「ノルウェーどころかおもいっきり地元食材なんですけど!まー味は美味いじょ」
京「そしてノルウェーと言ったらクリスマスの国!ということで誕生日ケーキもブッシュ・ド・ノエルにしてみたり…」
咲「これ早々始まったクリスマス商戦にまんまと引っかかっただけでしょ?」
京「ギクッ」
咲「それにブッシュ・ド・ノエルはフランスのケーキだよ?ノルウェー関係ないし」
京「ギクッギクッ……スミマセンデシタオヒメサマ」
咲「もう……でもありがと、京ちゃん」
おまけ2
京「毎年ろくなプレゼントあげられなくてごめんな…俺の誕生日の時の方が良いモノ貰ってるし」
咲「そ、そんなことないよ!去年のも一昨年のもその前のも大事に使ってるから」
京「でも去年のは自分でも流石にないと思ったわ。結局あの後使ってるの見たことないし」
咲「ちゃんと使ってるよ!!……あ」
京「?」
咲「…///」
京(家で使ってるのかな?)
もういっこカン!