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私は京ちゃんのことを一番よく知っている。 好きなものも嫌いなものも、何で高校で急に麻雀を始めたのかも、全部。 彼は優しくて、人好きで、だから女の子に囲まれちゃうのは仕方がない。 正直、周りの女を全部刺して二人っきりになりたいとも時々思うが、我慢なのだ。 京ちゃんのことを一番よく知ってるのは私だけ。身内だって知らないことを私は知ってるのだから。 彼の名前を唇に乗せるとき、幸せを感じる。彼の顔を見るたびに、好きなんだと思える。 彼の声を聴くたびに、うっとりしてしまう。 ねえ京ちゃん、貴方だけがいれば私はそれでいいの。 なのになんでみんな私たちの邪魔をするのかな?  ピンク色の大きな胸の女も、まとわりつく子猫みたいな女も、京ちゃんをこき使う性格悪そうな女もいらない。 結局京ちゃんを助けないでいい人ぶってる女だって必要ない。 だからもちろん、必要ないんだよ、血を分けた姉妹なんて、京ちゃんに近寄る一番の害虫なんだから。 私が一番京ちゃんを知ってるんだから、あんな幼馴染気取りの妹なんかより。 だってずっと、照魔鏡で見てるんだからね。知らないことなんてないんだよ。 ああ、早く会えるのが楽しみ。東京で久しぶりに会おうね、京ちゃん。 全部視『てる』よ、照だけに。 カン

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