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穏乃「憧、どーいうこと!? 私二人が付き合ってるなんて聞いてない!」 憧「何がよ? ていうか付き合ってないわよ、私ら」 穏乃「嘘だ! 金曜の夜に京太郎の家行って、日曜の夕方まで出てこなかったじゃん! 何してたのさ!」 憧「何って……想像の通りじゃない?」 特に悪びれるでもなく、憧は自分の爪を磨いている。 穏乃「やっぱ寝てるんじゃん! 私に隠れて付き合うって何さ!」 憧「だから付き合ってないって。体だけのか・ん・け・い、今はまだね。   お子様のシズには分かんないかもしれないけど」 穏乃「な、なんだよそれ、わけわかんないよ!」 憧「ていうか、シズも京太郎が欲しいなら直接行けばいいじゃない。   服脱いで、すり寄ってエッチしてって頼めば? 相手されるかは知んないけど、うまくいけば私と同列よ」 玄「話は聞かせてもらったのです!」(どや 憧「なんで雀卓の下から出てくるのよ、玄」 穏乃「く、玄さん……」 玄「憧ちゃんの言い分なら私も参戦していいはず! この中でなら私のおもちも……うん、ある方だね!」 憧「いいんじゃない? 好きにすれば。ただし弄ばれて終わりでも京太郎恨まないでよ。   単にあたしらが勝手に体を武器に迫るだけなんだから」 玄「最終的に勝てばよかろう、なんだよ憧ちゃん!」 穏乃「う、うう、なんだかわからないけどすごい説得力……私も負けてられない!    勝負するときは一直線だ!」 ダダダダと走っていく穏乃と、それを追いかけようと必死になる玄。憧はそれを見届けて。 憧「まあ、京太郎の心はいまだに和なんだけどね。別に言わなくてもいっか、あの二人なんかしでかしそうだし」 軽く呟いて、爪にふっと息を吹きかける。 憧「ま、私も今のまま負けるつもりはないけど。まずは和と会わせてけりつけないとね」 不敵に少女は恋敵を空に思い浮かべて、笑った。 カン

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