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 風の音、雨の音、自然の奏でる音色に目が覚めた。 「まだ、早いか」  日の出は過ぎたらしく世界は少しずつ明るさを灯していく。街灯の明かりは既に必要としない。  気怠く、身体が少し重い。 「ぅん………ぅ………きょうたろうくぅん………ぁぁ、みょっとぉ………」  隣に視線を向ければ寝言を漏らす幸せそうな少女がいる。だらしなく口元からは涎が垂れていた。 「はあ、気持ち良さそうに寝やがって」  散々、絞り尽くされた。  無尽蔵に貪欲に、際限なく彼女は求めてくる。これが男女の性差か、それとも単なる好き者なのか。  最初の頃は拙く、俺が積極的にリードしていた筈なんだけどな。 「真面目だもんな」  それに負けず嫌いだ。  初期に虐めすぎて、悦ばせて、啼かせ過ぎたのかもしれない。  随分と自主勉強したのだろう。俺すら知らない性知識の蘊蓄や変態的で独創的、背徳的なプレイ、ネットの海を旅したらしい。  下手であった舌、腰の使い方も徐々に上手くなり、今では最高の快楽と扇情的で男を興奮させ、魅了する性技を身に付けている。 「張り合ったのが不味かったのかもな」  互いに溺れた。  朝、昼休み、放課後、夜、時間と都合、場所が許す限りどこでもヤりまくった。  ホテル、自宅、学校、公園、橋の下や山頂、公衆トイレや友達の家なんかでもな。  正に猿、畜生のように盛っている。 「最近はゴム使ってないから余計にな」  生は気持ちいい。  中出しは興奮する。  これもそれも彼女がよりセックスを楽しみたいからと自主的に避妊薬を服用しているから可能なことだ。  ゴムと言う物質的制約からの解放は歯止めを関を取っ払ってしまった。 「んっんぅ………ぅっん…………!」 「起きたのか、おはよう和」  ぼんやりとこちらを眺めながら目元を擦る。  完全に覚醒していない寝惚けた状態の彼女は気が緩んでおり、普段のキリッとした姿は形無しだ。  あどけなく、甘えるように彼女は俺に抱きついてくる。安心しきったようにはにかむ顔は反則だろう。 「きょうたろうくん、おはようのキスをくだしゃい」  目を閉じて唇を突き出してくる。  俺たちは重なり、身体はより密着する。押し付けられ潰れるおもち、交じり合う粘膜と体温。  夜に打ち尽くした筈の息子は反応し大きくなる。  ああ、全く、おもちには勝てない。  惚れた方の負けとは言うが、和に求められたら俺は絶対に答えようとしてしまうのだから-- -オマケ- 咲「おはよう、京ちゃん、和ちゃん」 京太郎「ふぁあ……おう、おはよう咲」 和「はい、おはようございます咲さん」 咲「何だか京ちゃんは眠そうだね。夜更かしでもしたの?」 京太郎「おう、夜遅くまで色々とやってたからな」 咲「ふーん、ちゃんと寝ないとダメだよ! 授業中何時も寝てるけど良くないよ!!」 京太郎「へいへい」 咲「もう、京ちゃん!!」 和「はあ、授業はちゃんと受けないといけませんよ須賀くん」 京太郎「すまん、和。テストの点はしっかり取ってるし大丈夫さ」 咲「私との対応と違いすぎない?」 優希「のどちゃんは持つ者、咲ちゃんは持たざる者だからな」 咲「うぅっ……あっ、優希ちゃんおはよう」 優希「うっす、犬とのどちゃんもおはようだじぇ」 京太郎「おう、今日は時間通りだな」 和「珍しいですね、まさか優希?」 優希「あはは、のどちゃん先生宿題写させてぇ……咲ちゃんか犬でも良いじょ」 京太郎咲和「「「…………」」」 咲(あれ? 宿題なんてあったっけ?) 京太郎(あっ、咲の奴やってないな……これだからポンコツは) 和「またですか? 自分の力で解かないとダメだって言ってるのに、それだから期末テストでは赤点を……」ガミガミ 咲「……京ちゃん」 京太郎「レディースランチな」 カンッ!

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