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憧「ねえ京太郎ってさ、高校になったら誰かと付き合うの?」 ベッドの上で裸身をシーツに包んで、何でもないように彼女は言った。 京太郎「なんだよ急に? 別に予定はないけど」 憧「そ。私シズに付き合って阿知賀で全国目指すから、あんまり構ってあげられないと思う」 京太郎「聞いてるよ。穏乃からも玄さんからも」 憧「そっか。シズのやつ、私にはご無沙汰だったくせに京太郎にはちゃっかり連絡してんのね」 京太郎「言及されない玄さんは一体……」 憧「玄はどうせ毎日電話かけてくるんでしょ、知ってる」 京太郎「確かにそうなんだけど何で知ってるの? お前ストーカー?」 憧「ないない。玄はあんなにお熱なら誰だってわかるわよ。体好みなんだから相手してあげればいいのに」 京太郎「幼馴染を修羅場に叩き込もうとすんな」 憧「幼馴染と何度も寝てるあんたが言ってもねー」 ケラケラと、鈴が転がるように笑ってから一転して 憧「別に、私に義理立てしなくたっていいのよ。体だけでもいいってつけこんだのは私なんだから」 京太郎「憧、お前な……」 憧「どうせ和のことまだ吹っ切れてないんでしょ? いーわよ、私が会わせてあげるから」 んー、と、彼女は足を延ばして。 憧「でも、今日はもうちょい甘えさせてね。しばらく会えないから……だから、しよ?」 誘惑に負けて、誘蛾灯のように白く光る肌に吸い寄せられていく。 カン

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