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「おい須賀、今日も行くのか?」 京太郎「ん?あぁ。あの人のこと放って置けなくてな」 「まったく、早く爆発しろよ」 京太郎「べ、別にそんなんじゃねぇし!!」タタッ 「……ほんと、素直じゃねぇな」 昼休み、いつもと同じやり取りをして教室を出て行く。あの人はなんか放っておけないんだよなぁ。 いつも通り早起きして作った二人分の弁当を持って三年生の教室まで小走りに向かう。 三年生の教室の前に着くと先輩の一人がこちらに気付いて声を掛けてくれた。 「あ、須賀君いらっしゃ~い。いつも大変だね、ご苦労様」 京太郎「あ、どうも。お邪魔します!全然大変じゃないですよ。好きでやってることなので」 「ふ~ん好きで、ね~」 京太郎「か、からかわないでくださいよ」 「あはは、ごめんごめん。ま、頑張ってね~私たちは応援してるから、じゃね~」 そういって笑いながら去っていく顔なじみの先輩達。いつもこの教室に来るたびにからかわれている。 もはや入りなれた三年生の教室へ入っていく。中では昼食を食べてらっしゃる先輩達がいるが、既に皆顔見知りだ。 俺に気付くと先輩達は声を掛けてきてくれるかニヤニヤと笑みを浮かべている。 俺は適当に挨拶して窓際のとある席へ近づく。その席には一人の女性が座っている。 くせのある綺麗な白い髪、特徴的な眉毛、ダルそうに机に身を預けてる女性。俺は近づいて声を掛けた。 京太郎「お待たせしました。シロ先輩」 白望「……ん、いらっしゃい…」 窓際の一番後ろ、この席に座っている先輩にお弁当を届ける。それがここ半年の俺の日課だ。 京太郎「さ、食べましょう。今日のは自信作なんですよ」 白望「ん……はぁ……ダル…食べさせてほしい」ダルー 京太郎「はいはい、かしこまりました。はい、あーん」 白望「あー……ん、おいひい……」モグモグ 京太郎「ありがとうございます。その卵焼きは今日一番のできだったんですよ。じゃぁ俺もって……おれの卵焼きは?」 白望「……京太郎……あ、あーん…」スッ 京太郎「え?い、いやそれは恥ずかしいっていいますか、その……いつもはそんなことしませんよね?」 白望「今日はダルくないから……ん…」スッ 京太郎「それじゃあ、あ、あーん。……ん、うん。おいしい」 白望「……自画自賛?」 京太郎「やっぱり綺麗な先輩に食べさせてもらうと全然違いますね」ニコッ 白望「っ……バカ…///」カァ 京太郎「次は俺の番ですね。はい、あーん」スッ 白望「今は…ちょっとダルい///……ちょいタンマ…」 いつもと同じようで少し違う日常が過ぎ去っていく。 カンッ! おまけ 塞「うわー。あんなこといつもやってるの?」 エイスリン「半年間ズット!」バッ!(口から砂糖の絵) 胡桃「そりゃエイちゃんもこっちに避難してくるよね。ここのクラスの人はよくあの教室でご飯食べられるよ」 エイスリン「ミンナコーヒー飲んでる!」 塞「あ、本当だ。しかも皆ブラックだし…。私達は隣のクラスでよかったね」 胡桃「部室ではそんなそぶり全然見せないのにね」 豊音「いいなー私も京太郎君とお昼食べたいよー。……私も作ってこようかな」ボソッ 塞「えっ!?」 エイスリン「ワタシモ!負けない!!」(ハートがバーニングしてる絵) 塞「エイスリンも!?」 胡桃「……充電しながら食べさせあうのも……ありかも」 塞「胡桃まで!?だったら私だって……でも……///」 トシ「青春…だねぇ……」 もいっこカンッ!

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