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――――9月 咲「はい、レディースランチ!」 京太郎「おおう、サンキュー」 咲「なんだか久しぶりだね、こういうの」 京太郎「だなー」ポチポチ 咲「……また麻雀やってるの?」 京太郎「いや――」 咲「――電子書籍?」 京太郎「おう、最近ハマっちゃってさ。夏目漱石って面白いのな」 咲「私…日本の近代文学あんまり詳しくない」 京太郎「え、まじかよ…海外ミステリー一本だったか…」 咲「読まないわけじゃないんだけどね」 京太郎「ふーむ、まぁ多少予定外だったけど…ちょっと付き合ってくれよ」 咲「え…」 ――――旧校舎 『文芸部』 咲「麻雀部以外にも部室ってあったんだ…」 京太郎「おう、実は俺今文芸部員なんだわ」 咲「え、そうなの!?」 京太郎「おう、今じゃすっかり小説家もどきよ!     てかお前も今暇だろ?やることないんだったら一緒にやろうぜ?」 咲「いや私、読むの専門だから」 京太郎「いいからいいから」ガラッ ?「お客様?」 咲「(え、和ちゃん…じゃあ、ない?)」 京太郎「彼女は青山士栗、俺らと同じ一年生だ」 士栗「初めまして…あら、もしかして宮永さん?あなたは麻雀部なのでは…?」 咲「え、あ、いえ…あの」 京太郎「ああ、こいつもう麻雀部じゃないから、俺と同じタイミングで辞めてるし」 士栗「シャカ…もしかして無理やり連れてきたのでは?」 咲「…シャカ?」 京太郎「ああ、俺のペンネーム。ここでは部員全員がペンネームで呼び合うんだ。     ちなみに青山士栗ってのもペンネーム。本名は俺も知らねぇ」 咲「ええ…」 京太郎「士栗は去年の全中文芸コンクールの小説部門で文科大臣賞も取ってるんだぜ」 咲「それはすごいの?」 ??「すごいっしょ!」 咲「!?」ビクッ 京太郎「エイミー(P.N)…」 エイミー「学食でケバブ買ってきたっしょ!」 咲「(優希ちゃんじゃないの…?)」 士栗「お茶入れますね」 ~~~~~~~~~~~ 士栗「それでは宥利(ゆり)さんもいることですし、皆で短編小説を書いてみましょう」 咲「(いつの間にか変なペンネーム付けられてるし…)」 エイミー「面白いのができたら文化祭で出す同人誌に載せるっしょ!」 京太郎「おっしゃ!気合入れて書くぜ!」 ~~~~~~~~~~~ 咲「部長さんも来られたみたいですし、私はこれで失礼しますね」 京太郎「あ、オイ…」 エイミー「もう帰っちゃうのー?」 士栗「………」 ~~~~~~~~~~~ 京太郎「どういうことですかカタリナ部長?」 部長「彼女の小説見て気づかんの?」 エイミー「素人丸出しのケータイ小説っしょ?」 士栗「………あ!」 部長「そう、これは前回の芥川賞受賞作のオマージュ!それを短編小説にまとめてるの。    資料無しで書き上げるには圧倒的なセンスと語彙力が必要なはず…!」 ゴロゴロゴロゴロ 士栗「………っ!」ダッ エイミー「士栗ちゃん!?」 ~~~~~~~~~~~~ ザーザーザー 士栗「宥利さん!!」 咲「……?(……あ、私のことか)」 士栗「あのケータイ小説…わざとですか?」 咲「私が書くといつもあんな風になっちゃうんです」 士栗「もう一作…もう一作書いてくれませんか!?」 咲「……ごめんなさい」 士栗「…!?」 咲「私は小説、書くのはそんなに好きじゃないんです」 ――――― ――― ― 京太郎「……とか、どうよ?」 咲「何それwwww」ケラケラ 優希「決勝の大将戦前だったのに随分楽しそうだじぇ」 まこ「まぁあれで緊張がほぐれるならそれでええじゃろ」 和「…良いんですか部長?インハイ終わったら二人で転部しようって話ですよね、あれ」 久「きっと須賀君なりの冗談だから…スガジョークだから…(震え声)」 カン!

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