「h90-64」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

h90-64」(2016/10/10 (月) 00:27:01) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

霞「自覚はあるの。…まるで蛇のよう」 霞「本当よ? 私だって、こんなになっても巫女だもの。思い違えたりしないわよ」 霞「蛇、蛇…大蛇。オロチ。フフ…八ツ俣かしらね」 霞「ねえ、京太郎さん」 暗い密室、閉ざされた檻。鎖、手錠。……京太郎。 京太郎「霞、さん……」 霞「さしずめ貴方はスサノオかしら? いいえ、きっと生贄でしょう」 霞「大丈夫、食べたりしないわ。呑み込んだりもしないの。愛してるもの」 京太郎「あ、う」 霞「蛇とは竜。竜とは流れ。或いは川。かつての大蛇は氾濫する流れの化身だった。すべてを飲み込んだ」 霞「此度は英雄などいない。貴方はこのまま、溺れるの」 霞「愛も、恋も、肉も、骨も。私の全てに溺れるのよ」 霞「ずっと」 霞「ずーっと」 霞「私に溺れ続けて。愛しい京太郎さん…」 京太郎「あ、ああ。あああ」 霞「いつまでも一緒よ。フフフ…」 完

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: