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「世の中には、本当にたくさんの人間がいる……でもね、その数え綺麗ほどいる人間も、実は、たったの2種類しかいないの」 ある日、突然喫茶店にてお茶に誘われた俺は、いつになく真剣な表情の玄さんに目を奪われていた。 いつもはちょっと抜けてるとこもあったりするかわいい人なんだけど、今はそんな様子を少しも見受けられない。 「そしてね、それについて私の中では常にある考えが渦巻いてて、ずっとその答えを求めているの」 玄さんの目は、探求者の目だった。 なぜ、馴染みの阿知賀メンバーや和ではなく俺にこんな話をするのかはわからない、だけど俺はいつの間にか玄さんの話に引き込まれようとしていた。 「京太郎くん、突然だけど……君はさ、女性のどこに魅力を感じる?」 突然の問いかけに俺はうろたえた。 女性のどこって……ストレートに言うわけにもいかない、俺は適当に言葉を濁し、優しさと答えた。 「そうだね、それはとても大事……質問を変えるよ、女性のどの部位に、魅力を感じる?」 もっとストレートな質問がきた、濁し用がない。 というかなぜこんな質問を? 俺はとりあえず、ありきたりでもあり本音でもある答え、胸、バスト、と答えた。 「そうだね、そういう人は多い、私も少し前までそうだったの……でもね、きっと違うんだ」 玄さんは、真摯な瞳で俺を見つめた。 なぜそんなに透き通っためでいられるのか。 動揺する俺をよそに、玄さんはそっと、その言葉を口にした。 「脚、だよ」 ぶつ切りでカン

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