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久「あーっ、もうっ」書類グシャー まこ「どうしたんじゃ久。ずいぶん荒れとるの」 久「だって、見てよこの書類の山、山、山!」 和「模擬試合の申し込み……ですか」 優希「なっ! なんなんだじぇこれは!」ビリッ 咲「あ、ちょっと優希ちゃん!? 破いたらダメ……だ……よ…………?」ゴッ 京太郎「うわっ、咲! 魔王オーラが出てるって! あ、ちょ、破るな燃やすなってどっからライターなんて出したんだ!?」 和「咲さん……。――でもこんな文書なら当然ですね」ギリッ まこ「おんしら……。なになに……?  『清澄高校麻雀部は指導者も居らず、初心者の男子生徒を雑用係にしてしまっているとお聞きしています。   当校には経験豊富なコーチングスタッフや、後輩の指導に慣れた部員も多数おりますので是非預けてみてはどうでしょうか』    なんじゃ、これはッ」 京太郎「あー……。まあ、友達とかにからかわれましたけど、うちの麻雀部は素人には修羅の道だとか言われてますしね」 久「ごめんね須賀君。私達が不甲斐ないばかりに……」 京太郎「優勝の目があるほうを優先するなんて部活なら当然っすよ。実際優勝したんですから、部長は正しかったと思います」 ~ところ変わって千里山~ 怜「りゅーかぁ、計画はどないや?」 竜華「あんま芳しくないなあ」チッ 泉「先輩、さすがに乙女が舌打ちはちょっと」 浩子「おうおう、一年がよう言うな」 セーラ「俺でも舌打ちはようせんし、竜華ももう部長やあらへんしなー」 泉「ちょ、そんなつもりやないですよ!?」 雅枝「あんたらぁ、仲が良いのかなんなのか。目当ての男ができた女は怖いわ」 絹恵「おかーちゃんは上手くおとーちゃん捕まえたから分からへん」 洋榎「せやなぁ。男がガツガツ来ぇへんから30でも嫁き遅れとは言われへん時代になってもうたんや」 竜華「なんであんたらがここに居るん……。まあ、ええわ。うちと怜は絶対にあの子落としてみせるからな!」 なんていう水面下での攻防が繰り広げられているかは定かではない…… カンッ

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