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  初美「う、うぅ~……」 京太郎「そんな泣かなくても……」 初美「うるさーい! どーせ京太郎には私の悔しさなんてわかってもらえませんよー!」ジタバタ 初美「娘の中学校入学式で自分の方が子供だと間違われる母親なんて、普通いませんよー!」 京太郎「……ぷっ」 初美「あー! 笑った! ひ、ひどいですよー」 京太郎「顔は初美似なんだけど、背はどちらかというと俺だからなぁ」 初美「どうせ私は小学校の身体測定の頃からビリのドンケツですよー……」グスッ 京太郎「ま、まあ、それだけ若く見られたってことで」 初美「それはそうですけどー」プクゥ 京太郎「初美は母親だよ。このお腹痛めて生んだんだもんな」ナデナデ 初美「ひゃっ! 急にお腹なでなではダメですよー」 京太郎「よーしよしよしよし」 初美「今度は動物扱いですか……」 京太郎「うーん、俺の物扱いかなぁ?」 初美「京太郎は独占欲強すぎですよー」 初美「この間も私に知らない人と話しちゃダメって言うし」 京太郎「いや、それは誘拐とかされそうだから」 初美「また子供扱いしてー!」ポカポカ 京太郎「いてっ、痛い、地味に痛い」 初美「悪い子にはゲンコツ100発ですよー」ポカ 京太郎「もー、あんまり暴れるなよー」 京太郎「もう暫くしたら二人目が生まれるんだからな」 京太郎「その子にも、お母さん一緒に小学校行こうよ、とか言われるぞ」 初美「そ、そうでした……大人しくしてますー」 初美「今度は私似の背丈だといいですー」 京太郎「それはそれで双子に間違えられそうな……」

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