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霞「ふぅ…ちょっと疲れちゃったわね…」 京太郎「今日の主役さんが会場抜け出したあげくため息ついちゃうのはどうかと思うっすよー、なんて。同じく抜けた俺が言うのも何ですけどね」 霞「京太郎くん…」 京太郎「どもっす。隣、いいすか?」 霞「いい…って言う前に座られちゃどうもできないじゃないの」 京太郎「ははっ、それもそーだ」 霞「こんなところに来てどうしたの?」 京太郎「んー、特に理由は…強いて言うなら霞さんと一緒にいたかった…ってのはどうです?」 霞「どうですって、本人に聞くものじゃないと思うのだけど…」 京太郎「ハハハ、まぁ良いじゃないですか。袖の下代わりと言っては何ですが飲み物も持って来ましたし、これひとつ分は付き合ってくださいよ」コトッ 霞「これは…」 京太郎「冷蔵庫からちょちょいっとね。炭酸系はほとんど誰も手をつけませんしそうそう気づかれませんよ」 霞「…つまり共犯ってことね?」 京太郎「お好きなようにとってください」カシュッ 霞「まったくもう…」カシュッ 京太郎「んぐっ…んぐっ…」 霞「…ぷはっ。はぁ…このしゅわしゅわはいつまで経っても慣れないわねぇ…」 京太郎「でもなんとなくスッキリするでしょう?暑い時だと特にそう感じるんですよね」 霞「確かにそうかもしれないわね…今は暑いって訳じゃないけれど」 京太郎「蒸してはいますし、まぁアリでしょう」 霞「ん…けふっ…」 京太郎「しかし、霞さんももう18歳かぁ…」 霞「それがどうかしたの?」 京太郎「いえ、何がどうと言うわけではないんですけど…こっからさらに時間が過ぎて、大人になったらこういう事もしなくなるのかなって思って」 霞「毎年毎年、生まれた日だからってはしゃぐのもどうかと思うわよ?」 京太郎「そりゃそうですけどね…なんか寂しくなりません?」 霞「ふふふ…確かに、ちょっと寂しいかも」 京太郎「でしょ?」 霞「でも、それでこの時間が無くなるわけでもないし…何より、先の事を考えて落ち込むなんてらしくないとは思わない?」クスクス 京太郎「…ま、確かに。今は今でちゃんと楽しまないと損ですね」 霞「さ、そうと決まったら戻りましょうか。いい具合に休憩もできたし、小蒔ちゃんたちが私達を探して迷子にでもなったら大変だわ」 京太郎「あはは、そりゃ確かに不味いや。急いで戻らないと…っとと、霞さん」 霞「なぁに?」 京太郎「あらためて、誕生日おめでとうございます」 霞「ふふっ、ありがとう」 カンッ

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